ポンコツ・ナビを頼りにマイカーで東京へ行くのは、覚悟がいる。
景気が悪いといっても、東京は日々変化する。
再開発の土地にしても、道路にしてもまたしかり。
道なりに進んでいると、カーナビ上では海の上を走っていたり、道無き道を走っていたり、場合によっては、近くの細い路地を指し示したりする。
カーナビに使われる地図は、最新機種ハイグレードのものを除けば、5年前の地図が搭載されているそうだ。
汐留シオサイトは、民間と東京都が組んで開発をすすめた、31ヘクタールにも及ぶ旧汐留貨物駅の跡地から浜松町にかけての再開発だ。
平成14年に区画整理が終わり、順次巨大ビルが建ち並んでいるが、マイカーナビは広大な空き地のままで道さえない。
見覚えのある築地の市場を過ぎて、汐留に突入する。
ロイヤルパーク汐留タワーはどのビルなんだろう?
信号と道路標識に目をこらしつつ、今回は、運よく、2つ目のビルで発見できた。
地下3階のパレット式駐車場におり、24階のホテルフロントへ、エレベーターで上がる。
フロントでチェックインを済ませ、ICチップの入ったカードキーを持って、別のエレベーターで客室へ。
客室はすべて27階以上にある。
最上階の38階は、プレミアフロアになっている。
フロントのある24階に、洋食と中華のレストラン、25階に和食のレストランがある。
57平メートルの禁煙ルーム・コーナーデラックスツイン。
広い、2間続きに、セパレートタイプの洗い場付バスルームがある。
下写真は、ソファーをさげて、エキストラベッドが入れてある。
テレビは、各部屋に1台ずつ、間は戸で締め切ることができる。
アイロンにアイロン台、ズボンプレッサーや空気清浄機も常備。
客室内の臭いも、消臭対応ではなく、禁煙バッチリ、タバコくささのかけらもない。
洗面所まわりのアメニティーも充実している。
窓を見下ろすと、遙か下に幾筋も線路が走っている。
京浜東北線、山手線、東海道線、そして東海道新幹線。
別ルートでは、ゆりかもめが走り、浜松町の辺りに羽田空港モノレールが横切るのも見える。
鉄ちゃん垂涎の撮影ポイントともいえよう。
そして何よりも、ビルとビルの間から眺める東京タワーが素晴らしい。
夜になると、様々に彩りを変えているなんて思いもしなかった。
通常は、ランドマークライトアップと名付けられているもの。
週末などには、午後8時~10時まで、17段の層に取り付けられたライトが七色に変化するダイヤモンドヴェールというライトアップになり、2時間限定で点灯される。
それぞれ変化する色には、メッセージがこめられている。
朝、青空が広がり、遠く丹沢山系から富士山を望めるとなれば、一日幸せでいられるような気がしてくる。
下写真をクリックすると大きくなります。
朝食は、和食と洋食の2会場。
和食は、和定食と朝粥定食。
洋食は、コンチネンタル、アメリカン、ブッフェがある。
洋食ブッフェでは、オープンキッチンから出来たてが運ばれ、卵料理は目の前で調理してくれる。
夕食はどうかというと、さすが新橋駅に近いだけに、ホテルで食べる人は少ないらしい。
それに、シオサイトを構成するビル群のいずれにもレストラン街が備わっているから、ご予算に合わせて夕食を楽しむことが出来る。
また、冷蔵庫の中は空、氷は自販機コーナーに無料で提供される。飲み物などは、自販機で買っても、1階のコンビニで買って持ち込んでもよいから、敷居が高そうだけど、いたって庶民的な顔を持ち合わせている東京のシティーホテルとして、今のところ、イチオシしたい。
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