「バカ」ではなく「ハカ」=お墓のお話です。
若いころ、新聞・郵便配達や建設関係のアルバイトをしていてガッチリ体型に見えたせいか、就職すると、事務採用にもかかわらず力仕事を任されました。
何かのきっかけで著名な郷土史家のカバン持ちのようなことを仰せつかった時期があります。
調査場所へ行くと必ず古書店へ立ち寄り、パラパラッとページを繰り「横浜」の記述のある図書があると、ポケットマネーで購入して、いつも風呂敷包み2つ分にもなりました。
メタ坊は、運搬係という役目でした。
帰りがけに、お寺があると墓地を見て歩き、気になるお墓の建立年月が判別できないと、墓石を舐めて「この塩梅は元号〇〇年ごろだな」といいながら寺の住職を尋ね、過去帳で確認するとほぼ当たっていてビックリしたものです。
当時は若輩者ですから、本当に塩加減で検討をつけていると思い込んでいましたが、今思うと並んでいる類似墓石の位置や建立年月、石の種類・形状・摩耗具合で判断していて、墓舐めはパフォーマンスで驚く顔を楽しんでいたのかもしれません。
テレビ大阪制作の「お墓から見たニッポン」という番組を見ると、お墓の持つ日本人の文化や死生観を知ることができます。
ゲストコメンテーターは、墓マイラーと大学教授という異色の取り合わせ。
ベートーベンのお墓がなぜメトロノームの形なのか、すぐ隣りにシューベルトのお墓があるのはなぜか、などのウンチクもあります。
season1は、
You Tube 動画
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