散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

千葉館山・プライベートホテル森羅

2009年10月31日 | ☆千葉県

我が家のプライベートホテルは、勝浦のブルーベリーヒル。
それで久しぶりに休暇がとれたので、ゆっくり連泊しようと予約を入れたが、満室で1泊しか確保できない。
それならと、前々から気になっていた南房総・館山の丘の上にあるプライベートホテル・森羅(しんら)をインターネットで検索し、花しぶきリゾート誕生10周年記念・平日限定のお手頃プラン(今年中のみ)があったので、予約した。
特製メインディッシュ「伊勢海老・あわび・さざえ」の付いた森羅自慢のキュイジーヌと、露天風呂付客室での贅沢な寛ぎのひとときを心ゆくまでご満喫・・・と銘打ったプランである。
ホームページの案内は実におしゃれで、モダンな感じ。
それにしても、正直言って、限定プランを除けば、千葉の割に高級感のあるお値段の宿泊料だ。
母方の実家が南房総にある関係で、ことあるごとにマイカーを走らせているが、さして目立つような建物を見た記憶がない。
勝手知ったる館山・鏡ヶ浦の海沿いの道を走り、航空隊の前で洲崎方面へ向かう。
そろそろと思っていたら、左手前方の山の上にリゾートマンション風の建物が見えた。あれか?と思ったら案内看板が入口を示した。
いかにも私道といった急な坂道を上ると斜面にへばりつくかのような佇まいを見せる建物に着いた。
アジアンリゾートをコンセプトにしているだけに、それらしい服を着た「つじあやの」似のスタッフがエスコートしてくれる。
ラウンジに案内されて、チェックインの間に特製カクテルが出る。
晴天で見晴らしの良いときはテラスでのチェックインを希望する人が多いという。
さて、客室へ、思いのほか狭い通路や階段を登っていく。
元は生命保険会社の保養所だったものを買い取って改装し開業したものだというから、エレベーターもない理由がわかったし、「プライベート」にこだわって、カップルを中心とした偶数人の予約しか受け付けず、13歳未満の利用を断るのも、うなずける。
客室も限られた広さの故、すべてダブルベッド。テラスに風呂を設けて、室内は小さなシャワールームとトイレがついている。
朝夕の食事はスタッフが何度も1階の厨房から籐製の岡持で部屋まで料理を運んでくる。
今回運んでくれたスタッフは、一見、映画トップガンに出てくるケリーマクギリスの雰囲気を持っている。曰く「体育会系の学生生活を経て就職したので、苦には思わないが、筋肉がつきます」という。
夕食までの間、海を見渡せるラウンジで1杯ビールがふるまわれる。
そのために部屋から出た以外は、本当に出かけることがなかった。
BGMを聞きつつ、バスローブに身を包みながらゆったり、気が向くと露天風呂につかって海と空を眺める。
白い雲と高く低く緩やかに飛び回る鳶を見ているうちに「癒されている」自分に気づかされる。
よく芸能界関係者がカップルで訪れるという。ほとんど常連となっている有名人もいる。
予約は半年前からの受付。特異日はほんの数時間で予約で満室となり、ウェイトも20組ほどにもなるという。客室数は14。
高齢者や子どもは、海辺にある姉妹旅館の花しぶきを利用してもらい、夫婦のみここを利用する例があるという。
千葉の割には高いお値段?いやいや、至れり尽くせりというか、スタッフみんなでがんばってますという心遣いが、決して高いものではないことを実感させてくれるはず。
時間をめいっぱい有効に使って、今度は、じっくり読みたいと思っていた本を何冊か持参して宿泊しようと思ったホテルだった。
いつもどおり、貧乏くさそうな、ちょっとへこたれたおっさん夫婦の雰囲気で出かけましたが、顔色一つ変えずににこやかに応対してくれたことに、感謝。


夕食「前菜」旬の前菜5種盛り。


「サラダ」館山近郊の彩り地野菜のディップ。オリジナル付け味噌。


「お造り」地元伊戸港・房総近海穫れたて鮮魚のお造り盛り合わせ。タカベをメインに、あわび、さざえ、いか、あじ、など。


「蒸物」蕪の洋風茶碗蒸し、秋トリュフのせ。


「主菜」千葉産南光ポークの西京漬焼き。


「料理長おすすめ料理」ボイル伊勢海老、鮑の酒蒸し、さざえの肝焼き。


「お食事」松茸の炊き込みご飯、味噌汁、香の物。


「デザート」ほうれん草のシフォンケーキと季節のシャーベット。


ベランダに露天風呂があり、滞在中いつでも入浴可能。温泉ではない。目の前には館山の海が広がり、南房総の山並みが見渡せる。海上自衛隊館山航空隊のヘリコプターの離発着訓練を裸で眺めるというのも微妙な感覚。


朝食は、和食か洋食かを選ぶ。写真は和食。実におしゃれだ。新聞は、朝日、日経、日刊スポーツから選ぶ。チェックアウトは、10時30分。車を玄関にまわすのを待つ間、アンケートを記入、ラウンジでハーブティーが出る。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千葉南房総・道楽園 | トップ | 松っちゃん、負けるな!そん... »

コメントを投稿

☆千葉県」カテゴリの最新記事