★ネタバレなし★
政治学者の原武史の講義をまとめたもの。
タイトルからだと何についての講義なのかわかりにくいが、日本の政治とその政治を様々な形で影響を与えているもろもろについて書かれている。
大学での講義を文字に起こしたものなので、全く平易で専門的知識を要しないことばで書かれている。
また、参考文献として挙げられているものも専門書というほど堅苦しくなく、平易なものが多い。
だから、政治について新たな観点で考えたい人にはお勧めである。
私はこれを読んで、自分自身が常識的なことも全く知らないのだなぁとちょっと危機感をもった。
日本について、政治について、真剣に考えるなら英語や外国に目を向けるよりも、まずは自分たちのまつりごとがいかように成立してきたかについて、知らなければならない。
左翼にしても、右翼にしても、昔の論争にはきちんと歴史性があった。
なぜ戦争に反対するのか。
なぜ靖国が問題なのか。
自分たちの問題に対して、明確で強いテーゼがあった。
けれども、戦後70年ちかく経ち、私たちはそんな歴史性さえ勉強せずに左翼右翼と言い合っている。
戦前、戦中、戦後という流れをしっかりと知っていかなければ、自分の「考え」と呼べるものはわき上がってこないだろう。
時間が経ったからこそ冷静に見つめることが出来る世代だろうと思う。
改めて、「戦争」ということについて通時的に論じる必要性を感じた。
政治学者の原武史の講義をまとめたもの。
タイトルからだと何についての講義なのかわかりにくいが、日本の政治とその政治を様々な形で影響を与えているもろもろについて書かれている。
大学での講義を文字に起こしたものなので、全く平易で専門的知識を要しないことばで書かれている。
また、参考文献として挙げられているものも専門書というほど堅苦しくなく、平易なものが多い。
だから、政治について新たな観点で考えたい人にはお勧めである。
私はこれを読んで、自分自身が常識的なことも全く知らないのだなぁとちょっと危機感をもった。
日本について、政治について、真剣に考えるなら英語や外国に目を向けるよりも、まずは自分たちのまつりごとがいかように成立してきたかについて、知らなければならない。
左翼にしても、右翼にしても、昔の論争にはきちんと歴史性があった。
なぜ戦争に反対するのか。
なぜ靖国が問題なのか。
自分たちの問題に対して、明確で強いテーゼがあった。
けれども、戦後70年ちかく経ち、私たちはそんな歴史性さえ勉強せずに左翼右翼と言い合っている。
戦前、戦中、戦後という流れをしっかりと知っていかなければ、自分の「考え」と呼べるものはわき上がってこないだろう。
時間が経ったからこそ冷静に見つめることが出来る世代だろうと思う。
改めて、「戦争」ということについて通時的に論じる必要性を感じた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます