評価点:79点/2018年/日本/120分
監督・脚本・編集:是枝裕和
家族とはなにか。
万引きを常習としている治(リリーフランキー)は、いつものようにスーパーで息子の祥太(城桧吏)とともに適当なものを万引きして帰った。
冬、帰り際子どもの泣き声がして、ふと見ると女の子が玄関の前に震えていた。
見かねた治は、女の子を連れて帰ると、妻の信代(安藤サクラ)や、義理の祖母初枝(樹木希林)は、温かく . . . 本文を読む
遊びとはいったいなんなのか。
私たちは遊びに追われるようになるという〈転倒〉しているような気がする。
遊びとは自由になる時間であったはずだ。
だが、遊びを外部委託してしまったときから、遊びはエンターテイメント、娯楽となった。
それゆえ、遊び(娯楽)のために遊び(自由さ)がなくなってしまった。
古い話だが、典型的なのがバスの運転手がポケモンGOをして事故を起こしたことだろう。
私たちは、外部に委 . . . 本文を読む