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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

人生はビギナーズ

2012-02-28 17:53:01 | 映画(さ)
評価点:78点/2011年/アメリカ/105分 監督・原作:マイク・ミルズ 久しぶりにみた、とても映画らしい映画。 75歳の父は、母が亡くなったとき「自分はゲイだ」と突然告白した。 困惑する息子のオリヴァー(ユアン・マクレガー)だったが、父親(クリストファー・プラマー)は恋人を見つけ、人生を謳歌する。 父親は癌を患い、他界してしまう。 父親の死後、人の心に入り込めないオリヴァーはパーティーで . . . 本文を読む
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ベルセルク 黄金時代編 覇王の卵

2012-02-27 22:02:42 | 映画(は)
評価点:48点/2012年/日本/80分 原作:三浦健太郎 監督:窪岡俊之 アニメ映画とはなにかということを、問い直すべき時期に来ている。 中世の戦乱の時代。 毎日のように戦争があり、傭兵たちが金で雇われ戦果をあげていた。 大剣を携えたガッツ(声:岩永洋昭)は、優秀な傭兵として活躍していた。 ある城攻めの時、ガッツは大斧のバズーソ(声:ケンドーコバヤシ)を倒す。 その姿を見ていた鷹の団団長 . . . 本文を読む
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-23 22:05:13 | 映画(ま)
評価点:76点/2011年/アメリカ/129分 監督:スティーブン・ダルドリー 昨年震災を経験した日本人が見るにはあまりにも重すぎる。 2002年、9.11から一年ほど過ぎてもオスカー(トーマス・ホーン)はいまだに父親(トム・ハンクス)が死んだことを上手く受けとめられずにいた。 遺体が見つからず空っぽの棺でお葬式をしても、納得いかなかった。 冒険好きだった父親の寝室に死後はじめて入り、そこで . . . 本文を読む
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メアリー&マックス(V)

2012-02-20 22:17:32 | 映画(ま)
評価点:83点/2009年/オーストラリア/88分 監督・脚本:アダム・エリオット 見終わって、しばらく経ってから、また味わえる映画。 オーストラリア・メルボルンに住む9歳のメアリー(声:ベタニー・ホイットモワ)は、泥の水たまりの色をした目をもち、額にはウンコを落としたようなアザがあった。 彼女の母親はキッチンドリンカーで、いつも酩酊していた。 彼女には友達がいなかった。 彼女は友達がほしい . . . 本文を読む
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ドラゴン・タトゥーの女

2012-02-17 21:33:34 | 映画(た)
評価点:78点/2011年/アメリカ・スウェーデン・イギリス・ドイツ/158分 監督:デヴィッド・フィンチャー 原作の正統的な映画化。けれども、映画としての自立性は低い。 ヘンリック・ヴァンゲルは毎年自分の誕生日に送られてくる押し花を、今年も受け取りため息をついた。 ニュースを騒がせていたのはミカエル・ブルムクヴィスト(ダニエル・グレイグ)だった。 実業家ヴェンネルストレムの武器密輸に関する . . . 本文を読む
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灼熱の魂

2012-02-13 21:44:18 | 映画(さ)
評価点:79点/2010年/フランス・カナダ/131分 監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 重すぎる現実。 母親ナワルが放心状態でプールサイドにいるのを、一緒に来ていた娘が見つけた。 しかし、母親はそのまま死んでしまった。 男女の双子の子供に残されたのは不思議な遺書だった。 私の墓石には名前を刻まないでほしい。 父親と兄にこの手紙を渡しなさい。 そうすれば私の墓石に、私の名前を刻んでほしい。 . . . 本文を読む
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(V)

2012-02-12 18:27:05 | 映画(ま)
評価点:72点/2009年/スウェーデン・デンマーク・ドイツ/153分 監督:ニールス・アルデン・オプレヴ ミカエルにもっと色気が欲しかった。 雑誌ミレニアムの記者、ミカエル・ブルムクヴィスト(ミカエル・ニクヴィスト)は大企業グループを経営するヴェンネルストレムを武器の密輸などを告発する記事を書いた。 しかし、その根拠が不明確だと言うことで逆に提訴され、敗訴した。 多額の賠償金と、禁固刑を言 . . . 本文を読む
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スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」

2012-02-06 22:20:45 | 読書のススメ
やっと更新。 読書は少し再開ぎみですが、アップするのがおっくうで、結局ほったらかしでした。 今更ぼくがおすすめする必要もないほど有名になった「ミレニアム」シリーズの第一作です。 もちろん、デヴィッド・フィンチャーで映画化するからこの本を手に取りました。 前評判や予備知識を一切排して原作から読み始めました。 オリジナル映画版もまだ見ていない状態です。 ▼以下はネタバレあり▼ 話としては良くあるパ . . . 本文を読む
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