私、週刊●●●プとか、ヤング●●●●
といった
週刊の漫画雑誌って、一切読まないんですが
それでも、
3ヶ月周期ぐらいで出る単行本を欠かさず
買って読んでいる漫画が、2つあります
バガボンド
と
スティールボールラン
(ジョジョの奇妙な冒険第7部)
先日、バガボンド最新巻 31巻がでました
今回は、非常に良かったです
バガボンド31巻までの、簡単なあらすじは・・・・
バガボンドは
剣豪、宮本武蔵の反省を描いた漫画です
武蔵と同じ村出身の又八という幼なじみがいるんですが
いまや天下にその名を知らぬものがいないというほど
剣の道を究めた武蔵に対して
又八のほうはというと
酒におぼれ、女におぼれ
嘘で自分を塗り固めて生きてきました
そんな自分は大事なものを全部壊してきたが
最後に、自分に残された大事なもの
母の存在に気がつきます
母を探して、再会するんですが
長旅がたたってか、不治の病にかかっているんです
今夜がヤマだ、というときに
一緒に故郷、宮本村に帰ると
病気の母をおぶって、又八は歩き出します
途中、自分の弱さに気がつき
母と死のうとしますが、死ねず、そんな自分が本当に
いやでいやでたまらなくなった又八に
おぶられた、母がこういうんです
1本のもちを進むのは美しい
だがなかなか、そうはいかのもの
迷い、間違い、回り道をする
でも、それでいい
迷って、あちこちぶつかったお前の道は
きっと、誰よりも広がっている
心の大きな人間になれる
自分にしかなれない人になれる
みたいなことをいうんです
考えてみると
又八が、1番人間らしい人間だと、思います
今まで、語られなかったエピソードも
明らかにされて
そして、最後は・・・・・・・
人を憎んで生きてきた、お杉さんの人生は、
人間の不の部分まさにそのものだと
いう感じがしていましたが
最後の終わらせ方は、
そんな、胸につっかえたものがすっと取れるような
大変いいもので、読者として救われた感じがしました
バガボンド連載からもうすでに
11年だそうです
私は4年ほど前、明らかに絵の力や説得力が
変わったときに、
その絵や線のきれいさ、迫力に興味をもって
読み始めました
最初は、戦い、男
みたいなのが前面にでていた感のあるい作品でしたが
今は
生き方とか、どう生きてどう死ぬか?
といった、いつの時代の人間もかかえている
普遍的なテーマが中心にある作品になっていると
感じます
武蔵の旅がそろそろ終わりに近づいている・・・・
ということですね
ちょっと残念で、寂しい気もしますが・・・・
女性にも、是非お勧めしたい漫画です