メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in NY 9 《マグナカルタ見物編》

2010年05月24日 | メガヒヨの日々つれづれ
ブルックリン美術館を後にして、メガヒヨは妹と待ち合わせて早い夕飯を取ることに。
韓国街のハン・バットに行った。


毎度てんこもりの前菜♪


メガヒヨは石焼ビビンパ、妹はサムゲタンをオーダー。
このサムゲタンは鳥も本場ほど原型を留めておらず、日本人でも食べやすくなっていた。

この夜は二人で『アダムス・ファミリー』を観に行く予定だったのだけど、メガヒヨはちょっと寄り道をした。
THE MORGAN LIBRARYであのマグナ・カルタが展示されているというのだ。
本来なら研究用でアメリカに来たこの貴重な原本。
例のアイスランド大噴火でイギリスへの返却が延期されたので、予定外の一般公開を行うこととなった。
これは滅多にないチャンス!!
しかもそこはミュージカル『RAGTIME』のクライマックスの舞台となった場所。
金曜日の19時からは無料で入場出来ると聞いていたので、観劇前に立ち寄ってみることにした。


入口前にて19時を待つ庶民のメガヒヨ。
ちなみにコールハウスやヤンガー・ブラザーみたいな人が危険物を持って来ると困るので、見学客はクロークで手荷物を預けることになっている。

中に入ると重厚なインテリアに圧倒される。
さすが、モルガン銀行の創業家。
天井高くそびえる棚に収まった、貴重そうな本の数々!!
中にはA2版くらいありそうな大きい本もあるよ。
これらの本、モルガンさんは全部読んだのかなぁ?

立派な執務室があったので、これはJPモルガンの机かな?と思いきや、それは司書のデスクだった
主の書斎はさらに別の豪華な部屋。
そこにマグナ・カルタは展示されていた。

1200年代のものとは思えないほど保存状態がいい。
紙なんてすごく薄くて、現存しているのは奇跡と思えるほど。
そこに美しいカリグラフィーで記してある。
驚くべきことに、このはるか昔に施行された大憲章は、今でも前文が現行法として残っている。
メガヒヨは意味が分からずとも、読める単語が一つでもないかと探してみた。
頑張った結果、"in"と書いてある場所を発見!!
二文字の単語に喜びを噛みしめて、はるか昔のジョン国王に思いを馳せた。
(でもよく考えてみると、マグナ・カルタってラテン語なんだから、中身もラテン語な訳なんだよね。不毛な挑戦であった…)

そんな内に20時の開演時間が迫ってきたのでタイムアップ。
メガヒヨはさっき預けたばかりの手荷物を受け取り、図書館を後にした。
クロークの人は「えっ? さっき来たばかりじゃ…」という反応だったので、申し訳なくて居たたまれなかった。。

他の展示物も面白そうなものがあったので、時間がなかったのが本当に残念。
次回はちゃんと入場料を払って、ゆっくりと見学したいものだと思った。


2 コメント

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Unknown (うつぼ)
2010-06-10 22:24:57
マグナ・カルタ、、歴史の教科書で読んだような、、、
その程度の知識なのでwikipedia拝見しました。
火山噴火の影響がこういうところで徳に向くというのは
メガネヒヨコさんの日ごろの行いでしょうね。
私もたまには勉強しないと、、、です。(^_^;)
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イギリス人の物持ちの良さ (メガネヒヨコ)
2010-06-10 23:02:47
いえいえ~。
ニュースで話題になってたから観に行っただけで、私も付け焼刃の知識でしたよ。
高校生のときは「マグナ・カルタ」と「フォッサ・マグナ」を混同してました(笑)

とにかく保存状態の良さに驚きましたね。
今でも一部を法律として活用しているので、イギリスの人は物持ちがいいなぁと深く感心致しました。
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