メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

『ガラスの仮面~ふたりのヘレン~』さいたま千秋楽

2010年08月30日 | 国内エンタメ
メガヒヨは俳優の細田よしひこ氏のファンである。

彼の初舞台『音楽劇ガラスの仮面~ふたりのヘレン~』の埼玉公演が、27日金曜日に無事に千秋楽を迎えた。
メガヒヨは上演二日目にも行って来たのだが、よっしーの成長ぶりが見たくてこの日もチケットを取った。
平日なので会社は有給休暇を取った上でのことである。

座席はセンター最前列少々上手寄り。
千秋楽なのにこんないい席が取れて本来なら小躍りして喜ぶべきなのだけど、メガヒヨのテンションはそれ程でも無かった。
第一幕ではよっしーはほとんど舞台に上がらずに、座席にてマヤちゃんの舞台を見守る桜小路くん(またの名を観客A)を演じているのである。
その位置はメガヒヨの座席から数列おいてほぼ真後ろ!!
フクロウのように首をぐるんと回さない限り彼の姿は見えないということが、15日の観劇で既に分かっていたのだ。

ところが当日いざ座って開幕してみると、最前列席ならではの迫力が押し寄せてきてこの席に座れたことを心から感謝した。
一番良かったのは助演女優賞授賞式のシーンで目の前に大和田美帆ちゃんと奥村佳恵ちゃんが座ったことかな。
やっぱりどんな演目でも、かぶりつきはいいものである。

ところで。
前回ではバックステージツアーに参加したため、開幕前によっしーがいつ舞台に上がったかが分からなかったけど、今回はそれを確認出来た。

開幕5分前に麗役の月川さんと戯れながら、下手側の通路から上がっていた。
そして一旦下手袖に下がり、グレーのTシャツ・ブルーのボトムに着替えてから、最後列下手で踊っていた。
前の観劇では似たような髪型の俳優さんがいたこともあり、なかなか本人を見つけられなかったんだけどね。

よっしーは頑張ってダンスについていっていた。
動きが左右逆になってしまうところもあったのだけど
彼ならそれも御愛嬌って感じで。(バカファンモード)

ところで当日はさいたま公演千秋楽ということで、さまざまなアドリブ・ハプニングがあった。

まず子守のたずのシーン。
細工の入った背負い人形の首がポロリと落ちるあそこ。
マヤ役の大和田美帆ちゃんが人形をぽんと叩くと、なんとその首は舞台から転がり落ちて客席前まで行ってしまったのである。
美帆ちゃんは大きい目をさらに見開いてそのままフリーズ。
脇から控えていた俳優さんが黒子のように拾い上げ、さっと人形を舞台床に戻した。
そして元の演技へ。
あの間はよく取れていたなぁ。
拍手も喝采だった。



しかしこの演目。最前列にいるといろんなモノが落ちてくる。
ヘレン役オーディションの際のおもちゃ、もしくは俳優さんなど(笑)。
たずのシーンでいたずらを仕掛けた俳優さんが舞台から落ちる所があったんだけど、これはメガヒヨの席の真ん前に落下してきた。
いや。ぶつからないと分かっちゃいるけど、実際とても焦ったよ。
それにしても舞台俳優さんは運動神経がとぎすまされているなぁ。寸止めだったもの。


あと、我らがよっしーの見せ場。「じゃぁまたね」の前のシーン。
月川悠貴さん演じる麗ちゃんと桜小路くんのやりとり。
これは前回観たときとまったく違った。
前のときの麗ちゃんは桜小路君に対して「マヤを簡単に渡さないよ。」って雰囲気があったんだけど、今回は面白がって彼をいじっている模様。
挙句の果てはわざとぶつかって二人をハグさせる等、初々しいカップルを応援する姉貴っぷりを見せていた。
これは月川さんのアドリブだよね?
ありがとう!!よっしーにこんな美味しいシーンをプレゼントしてくれて



よっしーも振り回される役どころを可愛く演じていた。
なんか原作とはちょっと違うけど、このシーンはすごく和めた。
これの後に厳しいヘレン役の稽古の場面があるだけに、ほっと出来る時間だったと思う。


さて。ラストのナンバー「光の道」。
よっしーは新納慎也さん演じる速水さんから三歩下がりつつ下手から登場。
バックステージツアーでメガヒヨが見つけたバミの位置に立って歌ってた。
でももう目印は必要じゃない様子。

速水さんと一瞬微笑み合って歌っていたのが、なんとも可愛らしかったな。
今の原作では恋敵なんでちょっとおかしいんだけど、まぁ作品初期の話だから速水さんも桜小路くんをまだまだ子供だと思っている頃だものね。




そしてカーテンコール。
さいたま公演千秋楽ということで、かなり盛り上がった。
舞台上では花火も。
よっしー、ちょっとびっくりしてた感じ。
あとおじぎも他の俳優さんより深々としていた。
礼儀正しいな~と思いつつ、その間顔が見えないからもう頭を上げてとも言いたくなったり

数度のアンコールの後に閉幕となり、メガヒヨは満足しながら劇場を後にした。

出待ちの誘惑も全く無かった訳ではないけれど、メガヒヨは国内ではまったくのチキン!!
小娘ちゃん達と張り合いながらステージドアで待ち構える勇気は持ち合わせていないのだった。
まぁ、メガヒヨにとってよっしーは『Guilty Pleasure』だしね
(クワストさま、便利な言葉を教えて下さりありがとうございます♪)

とっても楽しめたよっしーの初舞台。
これを機に色んな舞台に出て欲しいなぁ。
彼のためならチケット取りの苦労や、多少遠い劇場への行き来など全く気にならないメガヒヨなのであった。


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