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それでは今回の登山第一弾、ピラトゥス山に向かうよ!
ルツェルン駅から在来線で、まずはアルプナッハシュタットへ。
電車のボックス席テーブルにある地図。
これはスイス国内あちこちで見られるよ。
20分ほどでアルプナッハシュタット駅に到着。
ここから登山鉄道に乗り換え。
エラく斜めっているこの鉄道。
世界一の急勾配なんだって。
天井もデフォルトで斜め。
網棚も一応あるけれど、荷物を人様の頭に落してしまいそうなので怖くて使えないな。
窓から眺める四森州湖。
絶景かな。
さすがに世界一を誇るだけあって、電車なのにまるでエレベーターで上がる様な感覚。
ちなみにこれはケーブルカーではなく、ラックレイルという歯車による運転方式。
最初は森の中を走っているんだけど、
だんだん岩場が目立ってきた。
牛が放牧されていて、何ともハイジ的な光景。
30分ほどで終点ピラトゥスクルム駅に到着。
天井ではピラトゥス山のシンボルであるドラゴンがお出迎え。
無料パンフレットをもらおうとしたところ、日本語版は無し。
中国語と韓国語はあったのにな。
駅から出てすぐの展望台。
視界はいたって良好!!
それじゃあ、ピラトゥス山の天辺であるトムリスホルン峰に登ってみようかな。
駅から約40分だって。
可憐な花々に囲まれながら、山道をレッツゴー!!
とても歩きやすい道。途中までなら舗装もしてあるよ。
ベビーカーを押したり、ハイヒールで歩いている人もいた。
下を見下ろすと、四森州湖があんなに小さく見える。
左手には登山鉄道が見えるよ。あんなところを登って来たんだ。
行くあちこちに高山植物。ちゃんと説明のプレートも表示してあるよ。
ここも峰のひとつ。
ロッククライマーはこういう所を登るんだろうな。
比べてこの登山道。
左手は断崖絶壁だけど、道幅はあるし、迷う事のない一本道。
まさに初心者のためのコース。
ゴールの天辺が見えてきた!
あともう少し!!
そんなとき、ふと獣の気配。
下を見ると…
羊の群れがいる!!
こんないい場所の草を食べて育った彼らの羊毛は、とっても柔らかいんだろうなぁ。
ここまで来るとさすがに道は舗装されていない。
最後まで登りたい人はトレッキングシューズを用意することをおすすめする。
苦難を乗り越えた40分(笑)
メガヒヨ、トムリスホルンを制覇!!
絶景かな、絶景かな。
中の人も喜んでいる様子。
やや、何か飛んできたよ。
カラスだ。くちばしが黄色いね。
このカラスはキバシガラスという高地に住む種類。
ハイキング客からエサをもらっていた。
同じカラスといえど、どこに住むかで待遇がエラく違うな~。
この雄大な景色を見ていると、ホント、カラスにも優しくなれちゃうね。
眼下にはお花畑が広がる。
お花に残雪、そして山々。
写真ではその魅力の5%も伝えられない。
天候にも恵まれて、とてもいい山歩きが出来たことを感謝するメガヒヨなのであった。
黄色く輝いておりますですよ。アルプスの清新な空気の中で。
いつか行きたしスイスのアルプス、
いつか食したし本場のチーズフォンジュ。
NICK姉のことではありません。
てか誰もそんな誤解はしないか。。。
いやはっきり言ってスイスって憎たらしい。
永世中立国でお金もちで、
その上こんな極上の美しさを所有してるって。
でもこの国、徴兵制度があるんだよね。
結構シビアなメンタルもお持ちのようです。
でもこの旅における山登りはまだまだ続きます。
そうそう。最近スイスでは国民投票で徴兵制度の存続を問いかけたようですね。
それに対する国民の答えは「存続」。
世界でもみんなが欲しがる場所に住んでいる限りは、身を守らなくてはいけないということなんですね。
人のものを欲しがる不埒モノがいなければ軍隊なんてなくても済みますが、現実はそう甘くはないですから
色々考えさせられます。