メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

宝塚歌劇星組公演 スカーレットピンパーネル

2008年09月21日 | 国内エンタメ
本日、メガヒヨは東京宝塚劇場の星組公演に行ってきた。
宝塚観劇は久々なのでテンションが高い。

座席は5列目下手側。出演者の顔がはっきり見える。
宝塚でこんないい席に座れたのは初めてなので、ぴあに並んでくれた友人に大感謝!!

現在の星組トップの安蘭けいさんは、5年前の2003年に「王家に捧ぐ歌」で拝見した。
その時は王女アイーダ役で男役ではなかったのだけど、群を抜いた歌唱力が心に残っていた。
この度のスカーレット・ピンパーネル(パーシー)は、ワイルドホーン作曲のスコアを高らかに歌い上げる役。
期待を全く裏切らずに、さらに上達した歌声を響かせ、観客に鳥肌を立たせてくれた。
また、コメディの間も絶妙!
あんなに美しい容姿なのに、「ポニョ」発言は反則でしょう(笑)
ナンパ貴族と、謎のヒーロー。両方の姿の間を軽やかに駆け抜けた印象。
女性は大抵、男性の持つ二面性に弱いと思うけど、まさにそこをよく押さえていた。

マルグリットの遠野あすかさんも歌唱力は抜群。
高音が綺麗に響いていた。
革命に生きた女性としての風格を感じさせる演技のさなか、
スカーレット・ピンパーネルの正体を知った時に見せた表情は余りに嬉しそうで可愛らしかった。
今回は大人の女性の役だったけど、近々上演されるベルばらの外伝ではロザリーを演じられるとのこと。
娘役さんは役の振り幅が広いなぁ。

柚希礼音さん演じるショーヴランは、革命に心を捧げた挙句、情も忘れて罪もない人々まで死刑台に送り続ける役どころ。
パーシーが仲間と団結しているのに対し、孤軍奮闘している切ない様子がよく伝わってきた。

アルマンの和涼華さんとマリーの夢咲ねねさんのカップルは、飾っておきたい位に綺麗で可愛らしい。
トップの魅力をフレッシュさで更に引き立たせていた。

今回はあらすじを予習しないで観にいったのだけど、とても話が分かりやすかった。
でも突っ込み所も満載の様な気がする。
パーシーの仲間がやたらに多いので「この人達の誰かが足をひっぱるぞ。」とか、
アルマンがマリーにあっさりパーシーの正体を話しているのを観て
「ここから破綻するだろな~。」など筋の先読みをしたけど、いずれも外れ。
少しは伏線を張って欲しかったかも…。

もちろん題材的には宝塚向きで、男役の華やかさを楽しむのに最高な演目だと思う。
フェンシングの立ち回りシーンもあるし、衣装も豪華だしね。
上演中の3時間、夢の世界にいられた。
誘ってくれたR子さん、素敵な一日をありがとう!!