なつかしのカルピス劇場 ～あらいぐまラスカル～

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先日、日本児童文芸家協会から出版されている『児童文芸』６，７月号に
カルピス劇場についてのことが書かれていて、
読んでいてなつかしくなりました。

ムーミンからスタートして、数々の名作アニメを放送してきた
カルピス劇場の、アニメ制作側というよりは
スポンサーだったカルピス側からみた裏話がのっていて
感動してしまいました。

ムーミンの放映に関しても、最初のテレビ側の意見としては
その当時人気があったアニメが怪奇アニメだったので
視聴率がとれないと反対されました。
けれど、当時のカルピスの社長さんや部長さんが
良い番組を提供するのが企業の社会的責任であるとして
最後には視聴率はとれなくてもいい！と毅然とした態度に
出られ試しにやってみるか、ということだったらしいです。
あのとき、視聴率にこだわっていたら「ムーミン」は
日本に来なかったかも・・・とのお話でした。

また、フランダースの犬の最終場面は、
原作どおりの試写を見た当時の社長さんが、
このままでは可哀そう過ぎる、ということで
馬車で天国まで送り届けるというシーンになったそうです。

私の中のカルピス劇場で、心に残っているのはラスカル。
ラスカルの原作もいつか読みたいなと思っています。
はるかなるわがラスカル (小学館ライブラリー)

それとおもしろい本を見つけたのですが
ラスカルにあいたい
こちらは、アニメ放映30年を記念して作られた、ラスカルの舞台となった
街の風景などの写真や、アニメの裏話などの本です。
これを読んでいると、いつかここに行ってみたいなと
ラスカル好きな私は、思っています。

アニメの話に戻りますが、
先日の映画の話とダブりますが
アニメも子ども達の心に深く残るものだと思います。
小さい子ども達にとって、心の友となるような上質なアニメ作品が
これからも作られていくことを願っています。
（でも、アニメ制作の現場はかなり厳しいようですよね）



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