お絵描きさんの絵*日記

子ども達とアートで遊んだり、絵本にハッとしたり、美術展に出かけてのんびり過ごしたり。
そんな日々の絵&PHOT日記

絵本の作り方 その4

2010-02-16 11:43:14 | 絵本の作り方
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絵本教室で教えている「絵本の作り方」を
何回かに分けて、掲載していこうと思っています。
今回はその4回目。
これまでの回は
カテゴリーの「絵本の作り方」をご覧ください。

「絵本のお話について その1」

なかなか絵本本体について書けなかったので
本日は一気に2回分、書いちゃいますね。

まず、絵本の種類についてざっとあげます。

「赤ちゃん絵本」
「ストーリー絵本」
「ナンセンス絵本」
「知識絵本」
「しかけ絵本」
「キャラクター絵本」

いろいろあります。
ざっと分けてこんな感じですが、
中には、ストーリーのある知識絵本もあるだろうし
キャラクター絵本だってストーリーが面白くないと
続かないと思うし・・・。

それぞれ書き手の得意分野があって
ご自分にぴったりの絵本があるのではないかと
思います。このジャンルにあてはまらない
新しい絵本を考えるのもおもしろいですね。

では、お話の進め方はどうなっているのか?

まず、お話には「起承転結」がありますが
絵本の場合には、この4つが全部揃っていない
場合も、あったりします。

ことの起こりの起があり、
次がいきなり転、物語の流れが大きく変わり、
その流れがどうなったのか、おわりの部分の結と
なっていくこともあります。

また、起ではじまり、
その流れがそのまま別の形で展開する承があり
最後が、謎を残したまま転で終わり、
このあとどうなったのか、読者の想像に任せる
終わり方をする絵本も中にはあります。


また、あまりストーリーと言うほどのものはないけれど
「同じことの繰り返し」でお話が展開されていく
ものもあります。
見開き2ページで一つのまとまりができてます。
何か起きて、次のページでその結果が書かれている。
パターンを変えて、その繰り返しが何回か起こり
最後だけちょっと違って終わる、というような
絵本もあります。

こうなってくると、これはもう「アイデア」勝負です。


* * * * * * * * * *

第4回目はここまでです。
次は「絵本のお話について その2」を
書きます。


絵本の作り方 その3

2010-02-16 11:19:20 | 絵本の作り方
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絵本教室で教えている「絵本の作り方」を
何回かに分けて、掲載していこうと思っています。
今回はその3回目。
これまでの回は
カテゴリーの「絵本の作り方」をご覧ください。

「ダミー本 その2」

前回のダミー本の時に
1場面の文字の長さと文字の大きさについて
書けなかったので補足説明です。

よく海外の絵本に多いと思うのですが
長い文章の絵本もありますが
日本の出版社では、あまり長い文章は
絵童話とみなされることが多いです。
もっと削れるところは、削るよう
指示されることがほとんどです。

では、絵本の一場面の文の長さってどれくらい?

一番のめやすは、
「自分で声を出して読んで見ること」
読んでみて、読みにくいとか
まどろっこしいとか、
口が疲れる(これはよっぽど長い・・・)とか
の場合は、少し文章を整理して短くしてみてください。

声に出して読むというのは
長さのことだけでなく、
文のリズムや流れを感じるにも
大切なことなので、是非ダミー本ができたら
やってみて、ご自分の文章をチェックしてみてください。

でも、無理に文章を短くすることを
えるぶの絵本教室では勧めていません。
まずは、自分が書きたいものを書いてみる。
書ききってから、文の長さを考えてみましょう。

次に、文字の大きさですが
これは読者対象年齢や
物語の内容にもよるかと思います。

これは目安として・・・。
文字の大きさは14ポイントか16ポイント
行間は1.5倍を目安としてください。

* * * * * * * * * *

第3回目はここまでです。
引き続き、次は「絵本のお話について その1」を
書きます。


えるぶ絵本教室では、4月から新しい期間が始まります。
それに伴い、受講者募集中です。


◆◇ 絵本作り教室 募集要項 ◇◆

月曜コース 第1・3月曜日 10時半~12時半
初心者から経験者まで広く募集中

土曜コース 第2・4土曜日 13時半~15時半
絵本作家を目指す方なら初心者でもOK

月謝ともに5000円+教材費300円
入会金  2500円


場所 アトリエえるぶ(JR京浜東北線 北浦和駅徒歩5分)


お問い合わせは
お電話 048-835-2621
e-mail mpi@m-port.ne.jp 件名「絵本教室の件で」
まで、ご連絡ください。





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アトリエえるぶ&(株)メディア・ポート
さいたま市浦和区常盤9丁目
TEL 048-835-2621
http://www.m-port.ne.jp/
mpi@m-port.ne.jp
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絵本の作り方 その2

2010-02-04 13:54:36 | 絵本の作り方
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絵本教室で教えている「絵本の作り方」を
何回かに分けて、掲載していこうと思っています。
今回はその2回目。

「絵コンテとダミー本」

絵本の右開きと左開きがわかったら
次は、お話をざっくり考えます。
出来上がった文章にする必要はありません。

その前に、一般的な絵本は
表紙と裏表紙を除いて
11見開き(11場面)か
15見開き(15場面)でなりたっています。

ですので、考えたお話を
11場面か15場面に割ります。

それを絵コンテに書きます。
絵コンテというのは、全体の流れがわかりやすいように
四角の枠の中に絵や文章を書きこんだものです。


これは私が以前作って、ボツにした絵本の絵コンテです。
四角の大きさは自由です。もっと小さくてもいいし
大きくてもいいです。

ここにだいたいの文とその場面の絵を描きこんでいきます。
文も絵もまだざっくりとしたものでいいです。
15場面にならない場合は
場面を足して15場面にするか、少なくして11場面にするかして
調整します。

ここでおおまかな絵本の流れをみます。
その時に頭に入れておいて欲しいのが
「絵本はめくることを大切にする」と
いくことです。

絵コンテができたら
それをダミー本に起こします。

コピー用紙などを半分に折って
真ん中をホチキスでとめて絵本の形にしたものに
書き込んだり、
15枚描いたものを、半分におり
半面ずつ貼りあわせて本の形にしてもいいです。


私が以前作ったダミー本。


こんなふうに、ページを貼りあわせて絵本の形に作ってます。

鉛筆でいいのですが
文章は、完成に近いものを書きます。
絵は、構図などはしっかり考えながらラフでいいです。
場面数か、ページ数は入れるとわかりやすいです。

ここでは
「絵本はめくることを大切にする」を
実際にめくってみて、体験します。
絵本の形になって、はじめて気付くことも多いです。

えるぶの絵本教室では、ダミー本をみんなで読んで
講評を行っています。

絵コンテは作らなくてもいいですが
ダミー本は必ず作ってください。

編集者さんに見てもらうのに、ダミー本と数枚の絵があれば
大丈夫な場合もあります。


* * * * * * * * * *

第2回目はここまでです。
1場面の文章の長さや、文字の大きさは
次回お話します。


えるぶでは、まだまだ絵本教室受講者募集中です。


◆◇ 絵本作り教室 募集要項 ◇◆

月曜コース 第1・3月曜日 10時半~12時半
初心者から経験者まで広く募集中

土曜コース 第2・4土曜日 13時半~15時半
絵本作家を目指す方なら初心者でもOK

月謝ともに5000円+教材費300円
入会金  2500円


場所 アトリエえるぶ(JR京浜東北線 北浦和駅徒歩5分)


お問い合わせは
お電話 048-835-2621
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絵本の作り方 その1

2010-01-08 11:47:25 | 絵本の作り方
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今年は、絵本教室で教えている「絵本の作り方」を
何回かに分けて、掲載していこうと思っています。
今回はその1回目。

「右開きと左開き」

絵本教室の内容をここで書いてしまったら
通う意味、あるの?って思われるかもしれませんが
一年ちょっとやってきて、作り方+αの部分ができてきました。
通ってみると、さらに絵本教室の良さをわかっていただけると
思える自信が出てきた感じです。

絵本を作ってみたいという方は多いようですが
意外とどんな風に描いていったらいいのか、わからないという
方も多いようです。
そんな声も私の元に届きましたので「絵本の作り方」を始めたいと
思いました。
基本的なことから書いていきます。

でも、これはあくまでも一つの方法です。
ご参考までにしていただいて
あなたらしい作品を作ることが一番と思います。

前置きがながくなりましたね。

* * * * * * * * * *

まず、絵本には縦書の絵本と横書の絵本があります。
文章が横書の場合は、絵本は左開きになります。
文章が縦書の場合は、絵本は右開きになります。


ちょっとわかりにくい場合は
算数と国語の教科書を思い出してもらえればいいと思います。
文字の流れにそって、ページが展開していきます。

それを頭に置きつつ、実際に絵本を開いてみていただくと
気が付くと思うのですが、
横書の絵本では、登場人物が右の方向に向かっていることが
多いと思います。
顔の向きも右向きが多いですね。

絵本を開いた右のページ、左のページを合わせて
「見開き」と言いますが、
この見開きで左から右方向に時間が経過していると
みることが多いです。

絵の構成を考えるとき、見開き画面の中で主人公が
反対方向に動いていたりすると、だいたいは編集者さんに
チェックされます。

でも、土曜日の講座では、穂高先生は「子供はそんな見方はしない」と
お話されています。
一応、このような見方をする人は多い、ということは頭の片隅に
置いておいてください。

縦書の絵本の場合は、横書と反対の構図になっている事が
多いと思います。

私の絵本の作り方は、文章を書いて絵を起こすのではなく
ダミー本と言って、最初から、ページ割を考えながら
作っていくので、まず横書の絵本にするか縦書の絵本にするか
考えてください。

* * * * * * * * * *
ちなみに絵本を初めて描く(書く)、という人は
横書の絵本を作っていくほうが、作りやすいと言われています。



と、第1回目はここまでです。
もっと伝えたいことあるのに、文章にすると長くなっちゃいますね。
次回はいつになるのかな~。


で、明日は穂高先生が講師の絵本教室の日です。
えるぶでは、まだまだ絵本教室受講者募集中です。


◆◇ 絵本作り教室 募集要項 ◇◆

月曜コース 第1・3月曜日 10時半~12時半
初心者から経験者まで広く募集中

土曜コース 第2・4土曜日 13時半~15時半
絵本作家を目指す方なら初心者でもOK

月謝ともに5000円+教材費300円
入会金  2500円


場所 アトリエえるぶ(JR京浜東北線 北浦和駅徒歩5分)


お問い合わせは
お電話 048-835-2621
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まで、ご連絡ください。





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