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サグラダ・ファミリア教会前の像

2011-07-18 | 番外編 ★ロシア以外★
バルセロナにはガウディの作品群が多数点在していますが、その中でも最も有名なものがこのサグラダ・ファミリア(聖家族)教会。
正式名称は聖家族贖罪教会といいます。


最初は別の設計士の指揮のもと、1882年より建設がスタートしましたが、発注者であるサン・ホセ協会とこの建築家との間で意見の対立があり建築家が抜け、翌1883年からガウディが設計を最初から練りなおして建設作業が再スタートをきります。
寄付金のみで建設が進められているため、工事の進捗状況も予算状態に左右されることとなり、未だに未完成。
そして未完成ながら、既に世界文化遺産に登録されているという、大変珍しい建造物です。

この、バルセロナ市のシンボルとも称されるサグラダ・ファミリア教会の前にベンチが並んでいる小さな公園があるのですが、その公園の中にこんな彫像がありました。


これは、Toresky (本名Josep Torres Vilalta)という有名なコメディアン(ラジオの司会者)が作ったMiliuという架空の登場人物(8歳の男の子)です。
このMiliuという架空の男の子が、Toreskyに色々と面白いことを言ったりする、というのが番組の内容だったようなのですが、番組の中で病院のためなどに寄付も募ったりして、このMiliu君には相当「集金能力」があったようです。そのため、Toresky氏はバルセロナの赤十字から勲章をもらったとか。

ちなみにMiliu君とToreskyの掛け合いとしてはこんな感じだったようです。
Miliu:Toreskyさん、どうして刑務所に鉄格子がついているの?
Toresky:泥棒が入ってこないようにするためさ。

いったいなぜサグラダ・ファミリア教会の前にこのMiliu君の記念像が設置されているのか、不思議に思っていたのですが、この記念像自体が1939年に制作設置されていることを考えると、おそらくMiliu君の「寄付金集金能力」の高さと何らかの関係があるものと思われます。



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