秋の夕暮れ

西のお空がまっ赤か。
秋の夕暮れに町内を歩いていると、
秋刀魚の匂いや、あちこちに夕餉の支度の
匂いが漂ってきて、
とても幸せな気分になります。

アニーの家は、今夜はポトフ。
グツグツ煮える鍋を横に、
帰ってくる家族を待つ時間というのも、
幸せなひとときです。

でも、人によっては、夕暮れ時が
大嫌いという人がいます。

小さい時、かぎっ子で、その時刻になると
遊び友達が一人、二人と帰ってしまうらしい
のです。

そういえば、同じ姉妹でありながら、
アニーの姉もその時間が
嫌いと、言っていたなあ。。。
その時間が一番寂しいと・・・

その人の通ってきた人生で、
同じ風景を見ても、
感じることはさまざまなんですね。。。

食い意地がはっているアニーは、
そろそろ何かを食べれるという
だけで、うれしいのですが・・・