It's just me,myself and I

横浜育ち、米在住23年の女性のくだらない日記の中に、日米のギャップ、バークレーでの生き方、パイロットの毎日が見られる。

褒めてもらいたかった

2012-09-25 | Weblog
つづき

ドックには、2グループくらい、2人ずつ釣りをしている人達がいた。 笑顔が普通の顔に戻り、周りに人がいる中、自分一人で上手くパーキングをしなきゃいけないという緊張感で、顔が真剣になった。 暗いし。 とりあえずいっちょ前の顔をして(暗いから誰も私の表情なんか見えないけど)、なんとか上手にパーキングした。 ディンギーからドックに降りる。 ちょっと達成感あり。 ベン君と一緒に味わいたかったけど、向こうも数分遅刻らしい。 残念な気持ちの自分がいた。 はじめてのおつかいのチビッ子みたいに、ベン君に褒めてもらいたかったから。 Good job! I'm so proud of you!! もーーー。 周りをキョロキョロ探したけどいない。 そのすぐ近くが橋になっているので、車がその橋を渡る度に、来た?と振り返る。 こんな事を繰り返して20分経った。 むっとする私。 まじかい? ディンギーのソロ運転がほとんど初体験の私がこれだけ緊張しながら暗闇の中を迎えに来たのに、20分も待たせる? It's disrespectful!! フラストレーションでムッと来てる私。 11時15分って言ったじゃん。。。。深夜近くまで待った。 静かに深く不快感を感じる。 ポジティブになれない。 もう帰ろう。 一人でディンギーに乗り込む。 二度と来るかい。 勝手にしろ。 怒ってるせいと、もう何回かソロをやっているせいか、あまりドキドキしないで船まで帰ってくる事が出来た。 もうメールチェックしない。 とりあえず、カナバナナに連絡。 ”45分くらい待っても来なかった。。。。。” でも気を変えてやっぱりメールチェックして、彼から11時15分以降のメッセージが来ていたら見て見ぬ振りをしようと思った。 。。。。メール何も入ってないし。 深呼吸をして、ポジティブエナジーを自分の中に引き寄せようとする私。 It's OK, It's OK. 



寝よう。



彼らは、この地元に住んでいるお友達と一緒に飲んでいるので、もしセールボートに戻って来れなかったら、彼の家で一泊すればいい。 でも私は今夜はもう迎えに行かない。 They had their chance!! そう思ったら気が楽になった。 ひひひひ。 笑 シャワーを浴びて寝よう。 電気を消したり、少し片付けたりして、タオルを持ってシャワーの水を出そうとしたその瞬間。。。。。。大きい口笛みたいなのが聞こえた。 ”あ。。。。。きっと彼らだ。” 300M離れたドックからではなくて、もう少し近くの70Mくらい離れたドックから船に向けて合図をしているんだと思う。


聞こえない振りしよう。 連絡なしにあれだけ待たせといて、自分達が飲み終わった頃に迎えが来ると思ったら大間違いじゃ。 聞こえない、聞こえない。 まぁ取りあえずシャワーを浴びて、その後もしつこく合図が来たら迎えに行けばいいかな。 ひひひひひ。

シャワーを浴びる。 あーーー熱いシャワーが気持ちいい。 ストレス発散だわ。 船の中のシャワーは水の量に限りがあるので、本当は短くするのが普通だけど、今日は数分エキストラで浴びるつもり。 その時。。。。。ドン、ドドン、ドン。。。。。シャワーの真上で人が歩く音が!!!!! はーーー???

なんて驚きませんよ。 すぐ何の音か分かった。

ベン君、暗闇の中、近くの岸からセールボートまで泳いだ。 ははははははははははははははは。 まぁ彼を知る人間なら想像できた話ね。

チャンチャン!

はじめてのおつかい

2012-09-22 | Weblog
教える人が悪い。。。。。っていうのは、その時の感情で思った事。 実は誰も悪くない。 教え方は。。。。悪かったけど。 笑 ものを上手く教える事が出来る人は、教えるスキルがあるんだと思う。 例えば、誰かがスノボで上級だからって、そのスキルを他の人に教えられるかって言ったら、それは別物なのだ。

岸で男達が待っている中、ベンは一緒に私の運転するディンギーで、ボートまで来てくれて、ボートへ近づいたときのエンジンの切り方などを教えてくれた。 ”ちゃんと縛らないと、ディンギーがどこか行っちゃうからね。”セイラーが頻繁に使うbowline knotを結ぶ。 ベンは目をつぶってても出来ちゃうけど、私は30秒くらいかけて、何度も確かめたりする。 だって、ディンギーがどこかに流れて行っちゃうって言うんだもん。 この後、彼を岸まで連れて行った。 300Mくらいかなぁ? 5分くらいかなぁ。 またもや、'Get it up on the plain'の練習をドキドキしながらする。 ”一人で船に帰る時は、水上に乗っけないで、ゆっくり運転でいいからね。 1時間か1時間半で迎えに来てって電話を入れるからね。 ”ベンは岸で降りながら言った。 ここで男達は車に乗って飲み屋へ。 私は一人でドキドキしながら船に戻った。 ベンの言ったとおりノロノロ運転で、パワー全開でディンギーを水の真上に乗せる事はしなかった。 でも一人で乗っていると重心が一番後ろで、ノロノロ運転だと水の抵抗がすごいと感じた。 一人でマックスパワーはまだ怖いから、水の抵抗を感じながらもそのまま加速せず。 300Mくらいの距離が1KMにも感じた。 たまたま救命ベストを持ってくるのを忘れたから、沈んだらどうしよう。。。。なんて思いながらね。 はははは。 自分のセールボートの後方にうまく乗りつけて、ディンギーが流れていかないように2回くらいBowline knotをした。 はははは。 はしごで船のデッキに上がったときは、一人でディンギーを運転した!!ってのがすごい嬉しくて、はじめてのおつかいをしたチビッ子みたいな心境になっちゃった。 この時点で午後5時半くらいかなぁ。 

船の中に一人入った途端に思った。 しまった。 携帯。。。。私の携帯をベンが持っている。 ディンギーに乗ったときに、水の中に落とさないようにって、ベンが自分のポケットに入れたまま持って行ってしまったのだ。 んーーー。 船の中にはインターネットがあるので、スカイプから自分の携帯に電話をしたらベンが出た。 ”OOは頭の機転がいいから、きっとスカイプで電話をかけてくると思ったよ。 ちゃんとトラブルなしに船まで帰れた? ”とりあえず、こっちからベンへはスカイプで電話、ベンから私へはコンピューターに電話をかけられないので、Eメールという事になった。 午後8時くらいに電話をすると、”今OOが飲み屋に来た所だから、あと2時間くらいになると思う。”と言う。 10時に電話をしたら、携帯の電源が切れたようだった。 でも午後10時半くらいに、”11時15分にさっき降ろしてくれた所でピックアップしてください。”というメールが入っていたので、”OK”と返した。 外はもちろん真っ暗。 ドキドキ。 しかも、船の中からだと風がびゅんびゅん聞こえるし。 きゃーーーー。 緊張するわ。 ちゃんとライフベストを忘れずに持っていこう。 寒いと嫌だから、ジャケットを着よう。 万が一の時のために、オレゴンに住んでいるカナバナナにメールをして、”11時15分にピックアップする事になったよ。 船に戻ってきたら連絡するね。”と書いておいた。 はははは。 だって、沈んだら誰も気づかないかもしれないじゃん。

11時5分。 ベン君がお誕生日に買ってくれたヘッドランプを頭につける。 勇気を振り絞ってディンギーに乗り込む。 ライフベスト持参。  真っ暗で、静か。 ちょっと肌寒い。 頑張るぞー、頑張るぞー。 セールボートに結んであるディンギーのライン(ロープ)を先にほどいてから、エンジンをかけようとしてかからないと、エンジンなしで流されてしまうので、そういう所も注意しながらエンジンをかける。 かかった。 いっちょ前だわ。 ギアをニュートラルにして、ラインをほどいて、船から押し離れて岸に向かって前進し始める。 きゃーーーー。 夜のソロだわ。 飛行機や車の訓練の時は、日中たくさん練習してから夜の運転を始めるのが普通だと思うけど。。。。私の場合は2回目はすでに夜間運転だ。 I can do it, I can do it!! 自分に言い聞かせる。 ノロノロ運転で水の抵抗が大きいスピードで岸を目指す。 きっとベン君は私の事が心配でドキドキしながらドックで待っているんだろうなぁ。 11時15分の約束だけど、もしかしたら23分くらいに着くかもしれないから、心配かけたら悪いなぁ。

岸まであと40Mくらいという所で数人がドックDockの所に立っているのが分かった。 一人はヘッドランプらしきものを着けている。 ”あ、ベンだ。ベーーーン、一人で頑張ったよー。 ちゃんとパーキング出来るかなぁ。 でもベン君がきっとヘルプしてくれるから、あまり心配しなくてもいいかなー。”暗闇の中、眩しいヘッドランプを着けながら笑顔がいっぱいの私。”よく頑張ったね。”なんて想像通りのコメントだろうけど、それを楽しみにしながら、あと25Mくらいの所まで来た。 





あ。。。。ベンじゃない。 

教える人が悪い

2012-09-20 | Weblog


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Y君、
暑すぎなくていいよね。 フライトの様子、ここでもメールでもいいから、教えてね。 

みきしゃん、
うん、無理しないでね。 そっちが往復してくれてもいいし、時間帯とどっち方面か渋滞をするかによって、私がロズリン行ってもいいよ。 あと忙しかったら、また今度でもいいよ。

あききりん、
ベビーとても可愛いわ。 生まれたてってそんなに可愛くないのに! FBの写真見たよ。 これからもブログ書いてね。 読んでるよ。

片山さん、
みんな本音日記を書いてるんだ。。。。私は怖くて書けない。 だって、例えばお友達が高校入試で一流私立を狙ってるとするでしょ、でも実は一緒の公立に通学したいなー(私立うまく行かないといいなぁー)なんて思ってたら、友達失格発想でしょ? そういう事かけないよ。 万が一のときに、人に自分がそういう考えをしていたという事を知られたくないし、自分がそういう人間な時があったって思いたくない。。。。ははははは。 わかる? 

ディンギーの話のつづき。。。。。

で、ベン先生に言われるがままにテイクオフパワーを入れる。 ”もっと、もっと、パワーを全開にして!!”エンジンの音がうるさくてよく聞こえなかったけど、とにかくパワーアップではなくて全開にしろと言っているらしい。 ウィーーーーン!!! エンジンの音がすごくうるさくなる。 ディンギー前方が1メートルくらい(に感じた)空に向かって上昇する。 後方は、エンジンと二人の体重で水上の高さにある。 ディンギーの中は上り坂。 前が見えない。 見えないのはちょっと不安だ。 そして、パワーが上がって、ディンギーの床が上り坂になるにつれて、方向が少し不安定になる。 前は見えない、ベンの指導は聞こえない、左右への操作にちょっと不安感がある。。。。。で、ストレスレベルはとても高い。 加速の甲斐があって、ディンギーは水の真上に乗っかって、水の抵抗が激減した。 水の真上に乗っかっちゃえば、お空を向いてたディンギー前方も下がる。 前が見える!! でも速い、速すぎ。 あ、ちょっと右に行っちゃった、10度くらい左にターンしたい。 でも逆に行っちゃったら困る。。。。なんてオドオドする私。 でも方向が不安定になって大変な事になってしまう前に、方向の修正をしよう。 操縦かんを右に動かす。 あ、ちゃんと左に角度が変わった。。。。と0.1秒間くらい嬉しかったのもつかの間、5センチくらい、しかもビュンッとすごい勢いで操縦かんを動かしてしまったので、ディンギーがすごい勢いと角度で左に曲がる、きゃー、こわーー!! 頭の中が少しパニクッているので、本当にぎこちない感じでなんとか方向を修正。 心の中で思った。 ’そっか、高速の時は何ミリって感じで操縦かんを動かさないとダメなのね。’でもやっぱりスピードが速過ぎて緊張する。 だからやっぱりノロノロ運転に戻そう。 バイクの様に操縦かんの握っている部分がスロットルになっているので、それでパワーバックする。 でも減速の仕方を習っていなかったので。。。。急激な減速をした。 すすると、水がすごい勢いで後ろからディンギーの中まであふれてきた!!!は??? びっくりして、思わず手を操縦かんから離す。 すると。。。。。ものすごい勢いでディンギーが勝手に右にスピンしたーーーーー!!! (すごい速さで、エンジンから出ているプロペラが水を後ろに押している時は、操縦かんをしっかり握っていないと、いろんな方向に大暴れしてしまうのだーーー。 これもブリーフィングなしだったしー。。。。) 水しぶきが360度上がる。 一瞬思った。。。おっ落っこちるーーーー!!! 体がディンギーから投げ出されそうになる。。。。。なんとか中にしがみつく。。。。オーマイガッ!! 

ちょっとムッと来た。 あのさー、私はディンギーの運転の仕方何もしらなかったんだよー?? もうちょっと注意事項とか教えてよ。 教えてくれてなかったから、こういう事になったわけでしょう? 初めてのディンギーの思い出が、すごい嫌なイメージになってるんだけど。。。。。水に落っこちそうになった怖さ、上手く運転できなかったという落胆した気持ち、ちゃんと教えてくれれば初めから上手に運転できたのにという悔しさ、ディンギーを暴走させた恥ずかしさ。。。。ベンを責めたい気持ちでいっぱい。 (つーかー、責めた。) ディンギーには、洗濯したばかりのみんなの洋服が大きいダッフル袋に入っていた。。。。濡れちゃったかなぁ。 あ、コンピューターの入っているバッグは大丈夫かなぁ。 

つづく。。。。

先に頭で理解したい

2012-09-18 | Weblog
Y君

凄いって言ってくれてありがとう!もうアメリカなの? どう? フライトはしてるんだっけ?

Kapper,

うん。 読むか読まないってビッグクエスチョンと思うよ。 だって、すごいパーソナルなものでしょ? ちょっと小悪魔的な事を考えてしまったときとか、道徳的に間違ったことをした時とか。。。。私は怖くて書けない。 そっか、カパーは書いてるのか。 でも非公開か。 へーーー。 私は気持ち的にはけ口が必要なときは、Iphoneに書いてるけど、そっちの方がカパーのより危険だよね。 ・・・・吐くのはね。。。。前は吐くこと自体が怖かったし、嫌だったし、どうしていいか分からなかった。 今は、あ、来る!って気づいて、上がってきたら全部出てーーーーと思えるようになった。 ゲゲーーーーとやって、何もなかったかのように船の後ろで座ってんの。 ははは。 I miss you!

Mikishan

今度会うときはね、IADなの。 4時に着陸なんだ。 ちょっと遅いね。 ラッシュアワーになっちゃう? もし大変そうだったら、私がバスでロズリンまで来てもいいよ。 クイックディナーになっちゃうね。

お兄ちゃんの奥さん、

元気にしてるー? なんか前回会ってそんなに時間が経っていないのに、ずっと会ってない感じ。 新居はどう? 数ヶ月経った感想を聞かせてね。

Uたん

元気ー? 忙しくしてるの? やっと残暑も終わってきた頃? 






9月15日くらいの話

大きいセールボートの後ろに付いている小さいボートはDinghyディンギーと呼ばれている。 ディンギーの後部にはホンダの小さいエンジンが付いていて小さいプロペラがディンギーを動かす。 エンジンをかける時はTハンドルが付いたひもの様なものを力強く引っ張る。 そして、ず太い棒のようなものが操縦かん。 簡単そうに見えるんだけど、ちゃんと教えてもらったことがなかった。

というわけで、ある日ベンが超クイックレッスンをしてくれた。 午後の5時頃に男の子達はまだ他のバーに行きたいので、私は一人でディンギーで船まで戻るという事で。。。。。船は岸から離れた所にアンカーされている。 え、もう一人っすか? 私を船まで送ってくれれば、ディンギーはバーから戻るまで岸に置いておいていいからと、私は言った。 いやいや、君がディンギーでボートに戻って、僕達がバーで飲み終わったら岸まで迎えに来てくれればいい、と言い張る。 は、はぁ。 そうですか? 大丈夫かなぁ。 

で、レッスン。 みんなが岸で待っているから、ちょっと急かされた感じの数分レッスンだ。。。。ベンはどういうわけか、私にもう何回もディンギーの運転の仕方を教えていると思っているらしく、私は何回も、”ベービー、私は何も分からないんだよ??”と言った。 エンジンをかけるのは大したことがなかった。 おっ、なんかいっちょ前じゃん。 で、ゆっくりディンギーは動き始めた。 説明が難しいんだけど、ディンギーの運転って、右に行きたかったら操縦かんを左に動かさなきゃいけない。 右に行きたいから右に動かせばいいんじゃなくて、反対なの。 慣れちゃえばどってことないんだろうけど、慣れていないから、行きたい様にジグザグするのも一苦労。 でもみんなが待っているから、ゆっくりジグザグの練習をしている時間はない。 で、ベンが言う。 OK, let's get it up on the plain. は? その文の意
味が分からない。 ”何て言ったの?”と少し前右
に座っている彼に叫び聞く。 エンジンの音と風の音で、彼がしっかりこっちを向いて叫び答えてくれないと聞こえない。 
ベン:”パワー全開して。 テイクオフパワーだよ!!”
え? ゆっくり運転するのもまだ2回目くらいなのに、パワー全開って怖いよ。他に船も浮かんでいるし。 だって、右にターンしなきゃ行けない時に、左に言っちゃったりする私だよ? もう少し遅いスピードで練習してからスピードを出していけばいいんじゃない? でも、お友達が待っているから時間がない。


先にGet it up on the plainの意味を説明すると、ディンギーがゆっくり動き始めた時は、ディンギー自体が少し水に沈みぎみだ。 パワーを全開にする事によって、飛行機が離陸するかのようにディンギーの前方がぐいっと上がって(前が見えないし。。。。)、さらに加速するにつれてディンギー自体が水の真上に乗っかるような感じになるので、水の抵抗が50%以上くらい減るのだ。 で、水の真上に乗っかった所で、少しパワーをダウンしてスピードを少しだけ落とせばいい。 でもスピードを落としすぎると、今度は水にボートが数センチ沈んで、抵抗の大きい状態に戻ってしまうのだ。 でもね、この説明がないまま私はパワー全開と言われちゃったわけよ。 飛行機の座学を受けないままコックピットに入って、教官に言われるまま操縦かんを動かしている感じね。。。。。私は、’なぜ’を理解してから実行したいタイプなので、言われるがままっつーのがちょっと違和感というか、緊張する。

この他に、ディンギーの運転を習う人が事前に知っておくべきことがある。(もちろん私は教えられないままに、実技となってしまった。。。。。)
1.ディンギーが高速になった場合、操縦かんを(気持ち的には)1センチ動かしただけで、ボートはものすごい勢いと角度でターンする。 これは飛行機でも一緒だけど。。。。左10度くらいターンしたかったら、気持ち的に操縦かん(操縦棒)を右に2MMくらい動かせばいい感じ。 ターンしたいって考えただけで、ターンしちゃいそうよ。 笑

2.Get it up on the plainするために、パワーを全開して、水上にディンギーを浮かせた後、パワーバックして少し減速させる。 でもパワーバックしすぎるとディンギーが数センチ沈んで水の抵抗が激増するのが分かる。 でも、やっぱりノロノロ運転がいい!なんて思って、もっとパワーバックする時。。。。。。苦笑。。。。。高速で巡航している時は、水がしぶきながら後方にすっ飛んでいく感じなんだけど、徐々に減速する時に後方をみると。。。。。後方にすっ飛んでいった水が、実は津波のようにゆっくりとディンギー後方に押し寄せてくるのだ。 ディンギー自体はまだ前方に進んでいるのだが、減速のペースが速すぎると、ディンギーがまるでバック(逆走)したかのような効果になってしまうのだ。 (Komari,Kapper,are you getting this? LOL!!) で、その’津波’の具合を見て、ディンギーの1メートル後ろくらいにせまっきた津波を見ながらゆっくりペースで減速していけばいい。 (ベンは後方なんか見ないで、感覚で分かっているけど) しかし。。。。高速で巡航した後に、後ろを見ないで早すぎたペースで減速してしまうと、後ろから水がディンギーに入ってきてしまうのだ。。。。。。
おそろし。。。。

つらい時はMLBで

2012-09-17 | Weblog
9/20

ORFより。 まだクルージングの話が終わってないんだけど。 今日はちょっとブルーな日よ。 ブログに書いてもいいけど、まぁ書かなくてもいいかなって話。 きっと書けばみんなも、”そんな事もあるよねー。”とか共感してくれるんだとは思うんだけど、感情的な時にすぐ書かないで少し消化させてからの方がいいかなーと思うし。 でもさ、本当の本当に思う気持ちはやっぱり自分の日記帳にしか書けないよね。 言ったらいけない話、人聞きが悪い話、自分らしくないコメント、ポジティブになれない日の愚痴。。。。友達が聞いたら自分を残念に思われるような事。。。。でもそんな怖すぎるくらい正直な日記を他人に読まれたら絶対嫌だよね。死後(死なないけど。。。。)に読まれてもいやーーーと思うのは変? だから「自分だけ日記」は書かない。 みんなは?

死後に読まれては。。。。の話で思い出したけど、お友達のお父さんが60くらいでガンで亡くなったとき、家族はお父さんの日記を見つけたんだって。 1000人くらい住んでいるコミュニティーを住みやすい場所にするために、常に会議などで発言をするようなすごい人。 頭もよくて。。。 たーーーーくさんの、あらゆる人間から尊敬されちゃうような人物。 その家族がお父さんの日記を見つけて、読んだ。 読むのってオッケー? タブー? 自分の旦那だったら、妻だったら読む? そこって微妙だよね。 きっと感情的な時に書いちゃったこともあるかもしれないし、そんなときの日記を読んで、人々が悩み苦しむ、傷付くって事もありだよね。

友達が読んだらね。。。。。お父さんは秘密で何十年も同性愛の二重生活をしていた事を知ったんだって。 すごい話でしょ? でも、世代が世代だし、社会や家族を傷付けないように、家庭を保ちながら、自分の人生は本当にこれでいいんだろうかって考えて苦しんでいた時期があったようなの。 人が読んでもいい話だったのかな? いつかは知ってほしかったのかな? それとも自分だけの世界の言葉だったのかな。 どうでもいいのかな。 

でブルーな日に元気を出すためにみんなはどうしてる? 私は、MLBのサイトでビデオの検索をする。 ははは。 ダルビッシュ、イチローってね。 外国でこんなに大活躍しちゃう日本人達はすごいなぁって。 明日はまたもやボルチモアから3日間の仕事なので、70ドルくらいのホテルにステイ。 なんかしっくり来ない気持ちで、なるべく早い時間にベッドに横たわりながら思った。 ダルビッシュ、今度いつ投げるんだろう? で、ベッドの横で充電してある携帯でしらべると。。。。おおおお!! 今夜、しかもあと1.5時間で試合が始まる。 でも寝なきゃーー。 なんてジレンマだった。 結局スタバのコーヒーのせいで、目がぱちくりしてて、ちょこちょこ試合をみるはめになった。

Kapper,
本当に久しぶりじゃんかー! そうだよ。 沈没とかよりも、そっちの方が可能性が大きいような気がするよ。 私は気をつけるよ。 ゲロゲロの時にゲロと一緒に落っこちないように。

れごん、
スカンジナビアどうだった? 超アクティブじゃん。 今度は待ち合わせね。 そうなんだよね、船酔いするだろうなぁと思うと、ドキドキしちゃうよね。 最後の方は結構吐いたなー。 痩せたかも。 はははは。 

1週間ステイ

2012-09-10 | Weblog
パナマから逃げて着陸したのがフロリダのFLLだったので、飛行機に1時間乗ってお友達のTxちゃんの所に遊びに行った。東海岸のお友達に会う機会は少ないので、こういう機会は逃さない。 

9月は9日まで働くはずじゃなかったんだけど、パナマから早めに帰ってきたので、Txちゃんの家で一泊した後はカリフォルニアに戻り、スケジュールを入れ変えて二日間の仕事を二つ連続で飛んだ。(合計4日間)そして、他の仕事は、他のパイロットが私からピックアップしてくれたので、なんと、なんと、9月6日から、9月29日まで休みになった。 お給料は普段の35%。 やばい!! やばいよ。 でも、こうやって空けておけば、自分のやりたい事をしながら、自分のペースでお給料を平均値に上げていく努力をする事ができる。 というわけで。。。。仕事が終わった翌朝はさっそくただ乗りアメリカ横断。 パナマから北上してきた船をフロリダのWest Palm Beachという所でインターセプトするのだ。 はははは。 忙しいなぁ。 のんびりしたいのに。 船は予定よりも早くアメリカに到着する事になったので、フロリダからNorfolkまでクルー3人と一緒にセールする事にしたのだ。 どうやら大きい魚を何匹も捕まえたらしく、新鮮な魚を食べるのが楽しみで仕方ない。

Palm Beachに着いて、タクシーで35ドルくらいでマリーナに着く。 タクシーって高いから乗りたくない。 あのメーターがどんどん上がっていくのが恐ろしい。 笑 船は私をピックアップするためにたったの2時間くらい岸にいただけかな。 1週間ぶりにベン君とクルーに会った。 ベン君は相変わらず嬉しそうにしてた。 ひげが伸びっぱなし。 でも伸びたての時みたいにチクチクはしないけど。 で、私を乗せて船は岸を去ったのであった。 船で3泊したのかな。 North Carolinaの Wrightsville Beachという所まで。 ここで一時停まる。 最初の夜以外は、夜の1時から4時くらいまでWatchといってコックピットで、他の船などがいないか、コースから外れていないかを見るなど、夜番?をベン君とした。 クルージングは以前も書いたけど、とてもアドベンチャーいっぱいに聞こえるけど、自分にとってはそんなに楽しくないというのが、今のところの本音かな。 アンカーを降ろして、いろんな街や海を楽しむのは好きだけど、海だけ見えないで何泊もするのは苦痛じゃ。 でも4人で楽しく頑張れた。 船酔いは最後の最後の夜で1から10の数で、船酔い度が3-4をウロウロしてる時に、急激に8.7くらいまで上がった事があって、その時に一回だけスパゲッティーを口から海に落とさせていただきました。 その夜は小食だったから、ゲロの量も少なかった。 はははは。 風が強くて、真っ暗な中を男達はデッキの上でセールの位置を変えたりして。。。。この日は月も出ていなかったので、暗く黒く荒い海を見ながら、ここで落っこちたら終わりだな。。。。と思った。 落っこちた人にライトが付いていない限りは、うねる海の中を、小さい人間を探すのは難しい。 しかもみんなセーリング用のライフジャケットを着ない。 自分的には安全対策に欠けていると思うけど、私はセーリング暦が数ヶ月で、ベン君は25年とかなので、言いたい口を閉じる事しか出来ない。 

こんな感じでNorth Carolinaに着きました。 ちょっとリッチな大人達が住んでいる、そして大学生がたくさんいるような街だ。 気温も熱すぎなく寒すぎない、丁度いい感じ。 カリフォルニアの様に、ランニングをしている人達が多いのがとても印象的だった。 見ていてとても気持ちがよかった。 でも若いドライバーが多いせいか、車は歩行者を優先するという姿勢が見えなくて、何回か車にひかれそうになった。 青信号で横断歩道を渡っている時にひかれそうになったり、野次を怒鳴られたり。 このマナーのなさは残念。 この日からの風向きがセーリングにはよくないので、とりあえずここで1週間過ごす事になりそうだ。 働きに行こうかしら。。。。でもどういうわけか、平日はピックアップできるフライトの仕事が見つからなかったので3日間くらいは、ただプラプラしていた。 お店を見たり、バーでクルーの人達とゲームをしたり。 どこにでもタクシーで行くのだが、タクシーが高い。 そんなにアクティブでもなかったので、毎日必死にピックアップできる仕事を探した。 うちの会社は、アメリカ中にベースがあるので、NCからだとオーランドー、ボルチモア、シカゴなどで飛ぶ事が出来る。 収入34%の9月を今週少しでも変えることが出来ればいいけど。。。。

逃げた!

2012-09-05 | Weblog

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パナマ運河を出た所の湾でアンカーを降ろして一晩寝てから、Portabeloという町の湾にアンカーを降ろした。 ここでネットを使って、天候がよければベン達は直ちにフロリダへ向けてセイリングをする予定。 でもこの町の近くにサンブラスというエリアがあって、美しい海、砂浜、さんご礁などがある天国のような場所らしくて、ベンはみんなをここに連れて行きたいという気持ちが強かったらしい。 とりあえず天候をチェックしたい。

この町は本当に何もない町だった。 それが悪いとかじゃなくて、観光目的としては何もないという事。 ここに住んでいる人達、小さいコンビニなど。。。。特に見るものなし。 数名のバックパッカー達が湾に停まっていたセールボートに泊まっているらしく、若い人達がきゃっきゃ、きゃっきゃボートの周りを泳いでいた。 パナマみたいな国は、大都市は発展しているのだけれど、田舎はゴミなども道に散乱している。 野良犬も伝染しやすい病気に悩まされているらしく、道のど真ん中で寝転がって動かなかったり。 で、汚水を処理する工場もないので、そのまま湾に垂れ流しだ。 この事実を知っていると恐ろしいけれど、知らなければ気持ちよく泳げるだろう。。。。はははは。

この町にただ一軒ホステルがあった。 ここのバーには無料のWIFIがあるので、ここで天候チェック。 最近はWIFIさえあれば、スカイプを開けて電話をかけられたりするので本当に便利だ。 するとこのバーに小奇麗な男性二人が入ってきた。 ちょっとした会話が始まる。 ボートの話や、運河の話だ。 彼らはコロラドの人達らしい。 アメリカ人に会えてちょっと嬉しい。 アメリカ人って有名リゾートみたいな場所以外は海外旅行をしない人が多いので、こんな何もない小汚い(すみません、こんな事を言って。)町で見かけるのは珍しいのだ。20分くらい船の話をした所で、”そちらは、ボートで来たんですか?”と話を振ると、”いや。。。。僕らは。。。。実はパイロットなんですよ。”と秘密を暴露するかの様に教えてくれた。 はははは。 そういえば、パイロットっぽい雰囲気のある二人だ。 私も、”あー、私と彼もパイロットなんですよ。”と答えた。 こんな偶然があるもんか。 船で生活している時の私は化粧もなく、髪もボサボサっぽかったりするので、多分自家用機のパイロットかと思っていたかもしれない。 OOO航空で、737を飛んでいるんですよというと、驚いていた。 彼らはデンバーの付近にある会社の小さいジェット機を飛んでいるらしい。 とてもいい会社らしく、一人はそこで28年飛んでいて、もう一人は14年間飛んでいるらしい。 Wow! それだけ長く働いているという事は、とてもいい会社なんだなぁと思った。

結局、ボートが北上するための天候の条件がうまく揃っているという事で、北上のクルー以外はPortabeloでボートから降りることになった。 3日くらい前に到着した私としては悲しい事実だが、スピードの遅いこのボートを長距離の旅に出すには、いい天気で実行させてほしい。 というわけでここで、ベン君とはバイバイ。 降ろされたのは、ベンママ、ベンのママのお友達デビッド、クルーメンバーレスの奥さんサラと私。 ベンママやデビッドはパナマを出発する日まであと4日間くらいあるので、いろいろと旅行のプランを立てている。 でもバスの旅なのか、レンタカーなのか、どこに行くのか、特に詳細が決まらない。 今夜泊まる場所も決まらない。。。。。雨の中、タクシーに乗ってレンタカーの場所を行ったり来たりして値段を伺う。 タクシーはいちいち値段交渉。  レンタカーは安くない。 アメリカの標準からしても高い。 どうしよう、どうしよう。。。。ここでなんとなく面倒くさくなってきた。 ここで我慢してこの3人との友情を深めるという手もあるが。。。。パナマ訪問の前にトレーニングの準備、試験、友達の訪問、早朝起床のパナマの旅。。。。などと疲労がたまっている自分としては、逃げたい気分になった。。。。。で。。。。。。逃げた。 ははははは。 私はただ乗りなので、飛行機のチケットがあるわけでもなく、出発したいときに出発出来るのだ。 というわけで、なんとかタクシーを乗りこなして、その夜午前2時の飛行機でアメリカへ帰ってしまった私でありました。すみませんでしたー。 

こまり、
ママとしては、生きる責任があるよね。 EmやKはママなしではダメだから。
Emの本、そんな本があるんだー。 まぁ、人生こういう事もあるんだよというレッスンなのかな。 でもそれを読んで5歳児は泣くのかー。 ちゃんと分かるんだね。

片山さん、
何度か死にそうになってるんですか? 私は子供の時に大きい氷を喉に詰まらして、死ぬかと思いましたよ。 ははは。 でも全部終わっちゃうって大変な事ですよね。 本当にいろいろ考えちゃいました。 
 

明日終わるかもしれないんだよ

2012-09-03 | Weblog

パナマ運河の話が終わってないんだけど、書くことがある。 てか、最近は日記を書いてないので、ぶつぶつ頭にある事を書くのが一番簡単だ。

仕事に行くと、オークランドの機長が亡くなったという話。。。。。は? どうやら、彼はポートランドに住んでいるパイロットで、9月3日にオークランドで出勤するために、2日にポートランドからオークランドまで飛んでホテルに泊まったそうで。 これはパイロットにはよくあるパターンだ。 名前は聞いたことがあるが、一緒に飛んだ事があるかどうかは思い出せない。 ホテルのベッドで亡くなっていたそうだ。 52歳。 心臓発作というのが噂だが、真実はしらない。 これを聞いてとても悲しかった。 うちの会社のパイロット、しかもオークランドの人というのは家族のようなものだ。 家族から離れて、ホテルで一人死ぬ。 家じゃないんだったら、仕事中の滞在のホテルで亡くなってほしかった。。。。というのは、少なくともクルーが一緒のホテルに泊まっていて、家族が到着するまで遺体のそばにいられるから。 一人じゃない。 奥さんとの仲はどうだったんだろう、まだラブラブだったのかなぁ、離婚寸前かなぁ。 子供は何歳だったんだろう。 きっと、”お父さんが仕事から帰ってきたら、一緒にOOOに行こうね。”とか予定を立てていたんだろうなぁ。 いろんな想像をしてしまった。 どうやって発見されたかは知らない。 出勤のチェックインが確認されない場合は、最初にパイロットに電話が来る。 ここで90%は問題解決だろう。 ”すみません、コンピューターでチェックインするの忘れました。 ちゃんと空港にいます。”とか、”あ、今日じゃなくて明日出勤だと思いました。 申し訳ありません。”とか。 ここで連絡がつかなかった場合でも、家族への電話はすぐに入らないはず。 ホテルの人がチェックアウトの時間を過ぎても出てこないから発見したのかなぁ。 普通に仕事のためにオークランドに来た彼。 普通に旦那を見送った奥さん。。。。。涙が出てくるくらい悲しかった。

この悲しさを無視しながら仕事開始。 ケンタッキーからセントルイスに飛ぶとき、ゲートを離れた状態の時にFAからコックピットにいる私達に連絡が来た。 ”ある乗客が、ゲート付近に携帯をチャージしたまま忘れてしまったそうなんですけど。”この時点では、まだゲートに戻る事も出来ただろう。 でも機長次第。 機長は、”もうゲートを離れたから、戻れない。 エイジェントに連絡をして、目的地まで送ってもらうから。”あーあー。 これはすごく不便だなぁ。 機長の決断は理解できるけど、戻る事も出来たと思うけど。。。。離陸の滑走路に向かう途中、エイジェントに無線でその状況を報告すると。。。。”ゲートを探しましたが、携帯は見つかりませんでした。”えーーー? もうないのー? 携帯をチャージしたまま置いてきちゃうのは、私がやってしまいそうなミスなので同情をする。 セントルイスに到着した時にたまたまその乗客、ギャリーさんと話す機会があって、”ゲートB15の近くを探したらしいんですけど、見つからなかったそうで。。。。残念です。”と伝えた。 すると、”B15ではなく、B17の付近でチャージしていたとFAに伝えたんですけど。。。”。。。。。えーーーー、FAの子はその大切な情報を私に伝えていなかった。 という事で、その乗客と一緒に旅行をしている奥さんの携帯の電話番号をもらった。 私、”ケンタッキーの方にもう一度電話して、B17の付近を捜してもらいます。”こんなのパイロットの仕事ではないんだけど、たまたま30分くらい時間があったのと、こういう話は人に任せていると積極的に捜してもらえないと感じたから。 実際に関わっている私が、電話をしてみよう。 損はないんだから。 ケンタッキーのステーションに電話をすると。。。。”携帯が見つかりました。 でも乗客の奥さんと連絡がつかないので、すぐこちらに電話をするように言って下さい。”という事だった。 すっごい嬉しい。 すぐにギャリーさんの奥さんの携帯にメールした。 ”ギャリーさん!さっき話をしていたパイロットのOOOです。 携帯が見つかりました! すぐにOOO-OOOOに電話をしてください。 OOO航空をご利用いただき、ありがとうございました!!”  よく出来ましたーーーー。 自分の携帯が見つかったかのように嬉しかった。

嬉しいニュースで励まされるも、またやBad newsが。。。。以前働いていた会社のパイロット、マーフが肝臓の病気で亡くなったって。40歳にもなっていないマーフは、どんなパーティーにでも現れる社交的な彼。 愉快な性格、大きい笑顔、優しい事で有名な人だ。 最近はソーシャルメディアが盛んなので、短期間にFacebookを通じてたくさんの人が彼の死について知らされた。 たくさんの人達が彼との笑い話や体験話を書いた。 マーフってたくさんの人達から愛されていたんだなーと思った。 

なんか暗い話に聞こえるかもしれないけど、なんか考えちゃったよー。 人生っていつ終わっちゃうか分からないんだなー。 毎日もっと思い切り生きなきゃだめだなぁー。 やりたい事をどんどんやっていかなきゃだめだなー。 自分がみんなより先に逝っちゃったらマーフみたいにみんながいい思い出を話してくれるかなー。 マーフにもっと生きてほしかったなぁ。。。。。。



Komari,
hahahah. Sorry, it's hard to explain. It's very interesting though. I haven't seen CHiHR in a long time!!! I miss her.

れごん、
FB見たよー。 今度さ、海外で会おうよー。 北欧いいじゃん。 私行った事ないんだよー。 Sungirlがいるのにねー。 早く行かなきゃ。 I miss you!! ストックホルムはイケメンが多いの? 早く行きたいわー。

Sungirl,
10K走ってきた? 最近足の親指の皮膚が湿疹みたいになって走ってないの。 ベンはランナーじゃないけど、一緒に走ってくれるよ。 ボートは大変だよー。 


これが有名な。。。。

2012-09-02 | Weblog
特に読み直してないです。 話が解るといいけど。。。。

8月27日

前もって運河の勉強を少ししてきたので、いろいろと興味深かった。 太平洋と大西洋に挟まれた陸は海上0フィートよりも高度が高くなっているので、どうにかして水に浮かせたまま船の位置(水位)を高めていかなければいけない。 ロックというメカニズムを使う。 ロックに進入すると、前方のゲートが閉まっている。 船が何隻が入った所で、後方のゲートが閉まる。 前方のゲートから後方のゲートまで300メートルくらいかなぁ。 後方のゲートが閉まったところで、水がロックの中に流されて水位が25メートルくらい上がる。 船ももちろん一緒に上がる。 水位が15メートルほど上がったところで、前方のゲートが開く。 次のロックに進入する。 進入完了で、後方のゲートが閉まる。 水がロックに流されて水位が20メートルくらい上がる。。。。。これを繰り返すのだ。 最初のロックの所にはWebcamがあって、かなばななに”今から通るよ。”と電話をしてあったので、Webcamがありそうな建物に向かって何度も手を振ったりした。(結局カメラは遠すぎて人なんて見えなかった。はははは。) 船は長いロープで横から壁につながっている。 水がロックに流されると、水位がどんどん上がって少し船が不安定になるので、フワフワ流されて他の船に衝突しないように。 私達の船の右側には他の船がロープでしっかりつながられていた。 2隻一緒に運河の前半を通過するのだ。 せまい運河を通過できる船の数は24時間運行とはいえ限られてしまうので、小さい船は2隻くらいくっついて通過するのだ。 お隣の船からは右側に長いロープが壁に繋がれている。 パナマ運河通過の前半が終了した所で、隣の船は作業があるので去って行った。 彼らは大西洋側まで行かないらしい。 Gatun湖という所で一晩寝てから翌日に後半を通過と思いきや。。。。。”君達の後半通過は明日ではなくて、今夜になりました。 次のパイロットが午後9時に来ます。”と伝えられた。 この時点で午後6時半。 船長のベン君は疲れているだろうに。 本当に来るのかなぁ。 みんなはスナックを食べたり、昼寝をしたりと自由時間。 すると9時頃、”ベーン、パイロットの船がこっちに接近してきたぞ。”とLさんが叫ぶ。 あ、本当に来たのね。 てな感じで後半作業開始。 ライトがいっぱいあるので、日中と変わらない気分。 さっきは、すっごい大きい貨物船が前にいたんだけど、今回は私達が他の大きい貨物船の前という順番になった。 前半は水位を上げていった。 真ん中にある湖が海よりも高い位置にあるから。 後半は。。。。ロックを使いながら水位を下げなければいけない。 大西洋の海に下りるから。 ロックに進入する。 前方のゲートは閉まっている。 船が何隻も進入完了した所で後方のロックが閉まる。 水位が10メートルくらい下がる。 前方のゲートが開く。 次のロックへと進入して、さっきのステップを繰り返す。。。。。

こんな感じで結局すべて終了したのが午前1時くらいだった。 お疲れ様。 ベン君もほっとした様子だった。 Good job, Ben. そっかー、これがパナマ運河ねぇ。体験できてよかった。

交渉は面倒くさい

2012-09-01 | Weblog

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で、交渉してる時は少し口論っぽく聞こえるかもしれないけど、それもゲームみたいなもんで。。。。。OK, ahora somos amigos!! じゃあもう私達お友達ね!と言ってその後は普通に会話をしていた。ファビアンというおじさん。 私のスペイン語のヒヤリングがそんなに上級ではないので、注意して聞かないと分からないことが半分くらい。 頑張って聞けば75%くらい分かるかな。 話してる内容にもよるけど。 もっとスペイン語を頑張りたい。

ベンの船が泊まっているバルボアヨットクラブに着いたのが午後2時くらい。 着いたよ!とか連絡していないので、ベンは、”もうそろそろかなぁ。”といった感じだったと思う。 ちょっと高くなっている丘みたいな所から、いっぱい停まっているボートを見ながらネイビーブルーのセールボートを探す。。。。。あ、あった。 左前方70メートルくらいの所にベンのボートがあった。 ゴロゴロ、ゴロゴロ荷物を引きながら水上タクシーを目指して歩き始めた。 歩きながら彼のボートの方を見ていると。。。。。そっちの方から水上タクシーが来るのが見えた。 すっごい遠いけど。。。。。あ!!!ベン君だ。 超タイミングがいいじゃん。  実はベン君はたまたま私が到着した時に水上タクシーに乗ったらしく、私がいる事は知らなかったらしい。 水上タクシーに向けて手を振る。。。。。。見てない。。。。降り続ける。。。。水上タクシーが25メートルくらいまで来た所で私に気づいた。 微笑む私。 とても嬉しそうに大きいハグをしてくれた。 汗をかいていて彼の顔がしょっぱい。 そのまま一緒に水上タクシーに乗って船に行った。 ムアリングといって、ドックに停まっているのではなく、チェーンで海底に固定された大きい浮きのような物に、船のロープを縛ってある。 1日30ドルくらいかな。 船の大きさにもよるんだ。 だから、水上タクシーは無料で、チップを1ドルあげるくらい。 

今回のクルーは、
ベンと私
レス(カリフォルニアからずっと船の面倒を見てきてくれた人。 ベンの友達。)
サラ、レスの奥さん
デビッド、ベンママのお友達で、ベリースでは彼のボートに泊まらせてもらった。
クレッグ、ベンのORFでの近所の人。 セーラーではないが、1ヶ月間くらい無職なので、一緒に来ないかとリクルートされた。

ベンの船が停まっていた所はパナマ運河の入り口なので、大---きい船がたくさん行き来していた。 私は乗り物が好きらしく、大きい船を見るのが好きだった。 カメラには入りきらないくらい大きいのに、スピードはある。 パナマ運河の交通費は船の大きさによるが、ベンの船は55フィートくらいなので、1000ドル。 そしていろいろな手続きをしてくれるエイジェントを雇うと、500ドルくらいかかる。 エイジェントなしでも自分で運河通過の手配はできるのだが、ラテンアメリカなどでは特に、行政がしっかりしていなかったり、地元の人間びいきだったりするので、500ドル払ってしまった方が気持ち的に楽だ。 という事でベンはエイジェントを雇った。 私も賛成。

パナマ運河では、通過の際にパイロットを船に乗せなければいけない。 このパイロットというのは、地元の船長さんで小さいラジオを持参して、運河のコントロールの人達とコミュニケートしながら、”あっちへ行け、このロープを出せ。”などと、船の人間に指示を出す人だ。

ベンはたくさんの責任を抱えているので、なんだかピリピリした。 ちょっとした質問などをしても、聞こえていないのか応えがなかったり。。。。”ちょっとー、ベビー、今3回くらい質問したんだけど、聞こえてるの?”と聞くと、”今いろいろ集中してやらなきゃいけない事があるんだよー!!”と言われた。 怒鳴られてないけど、特に優しくもない。 むっとする私。 言い方ってのがあるやんけー。 こういう緊迫した場面で、自分の彼がどういう人間になるかって、貴重な経験だと思った。 特に合格でも不合格でもなく。。。。。まぁ理解できる状況だが。。。。でも私はむっとして、フラーッと船の前方に行っちゃったりして。 すごいむっとしないで、笑ってもいない顔って感じ。 でも20分くらいして、きっと向こうも”あれ、OO怒っちゃったかなぁ。”と思っていそうだったので、運転席の彼の所にいってちゅーっとキスをした。ずーっと怒っているよりは、自分からちゅーしてあげた方が向こうも優しくなりやすいし、ストレスなく接することができるから。 はい、ワタクシよく出来ましたーー。



こまり、

へー、チェックリストあるんだぁ。 It makes sense!! 忘れると面倒くさいことになるからね。