はい、こんにちは。
特に報告はなし。
エアアジアの事故は残念だ。 アジア系航空会社の事故が多いのが気になる。 いつも言うが、こういう事故の後に見るCNNの番組は見づらい。 ニュースキャスター達が航空関係の詳しい話をすると、間違った言葉の使い方、理解の仕方、間違った物事の強調などが目立つから。 もちろん、パイロット仲間の中では、原因、意見について話す。
12・27から三日間の仕事に出た。 久しぶりにサンフランシスコ周辺に帰ってきているニノ君は、訪問したいお友達や家族もいるだろうから丁度いい。 ほら、車も二人で一台シェアしているから、一人で自由に行けるでしょ。
一緒に飛んだのはTJ機長。 整備士の免許あり。 破産したイースタン航空のパイロットの経験あり。 他の大手で、不景気による一時解雇あり。 次で働き始めた会社が、15年以上前にうちの会社に買収されたそうで。 だから、いろーんな会社でパイロットとして働いてきた人。
と話を聞いていたら、このキャリアの途中で中国で外国人契約パイロットとしても2年間働いていた事もあるそうで。 Wow. アメリカ人の普通のおじちゃんパイロットが中国に行ってパイロットとして働くのは大変な事だし、ガッツがいる。 文化の違い。 言葉の違い。 食の違い。 今の私が中国に行って飛ぶより大変な適応だと思う。 私の場合、既に日本からアメリカへの移動を経験している事。少なくとも中国人と似た顔をして、旅行などからアジアの文化をなーんとなく見てきている事。 言葉は分からないけど、漢字が少しは読めること。。。。中華料理好きだし。 お箸で食べる事は普通だし。 まぁ、よく分からないけど想像してみると、きっと白人の人が中国に行くほうがよっぽど大変だと思うってこと。
あ、そうそう、この人は空軍でもKC135という大きい飛行機を飛んでいた人。
リラックスして、私を信頼して、よく笑う楽しい人だったよ。
んで、この人とメキシコのカボに飛んだ。 彼はイースタン航空でメキシコ、中米、南米と全て行っている。 25年以上前だけどね。 これは私のメキシコへの初めてのフライト。 まぁ似たようなフライトとしては、エルサルバドルとプエルトリコに飛んだ事がある。 これを読んでいるパイロットの人達は、世界のいろーんな国に飛んでいたりするわけだけど、うちの会社は今まで国内線しか飛んでいなかった会社なので、私はやっとこういうフライトを経験できるようになったのだ。 もちろん、飛ぶ機種がボーイング737だけ、国内線だけ。。。。ということを分かっていて、この会社が自分の第一希望だったわけだけど。 今年から、カリビアンやメキシコ、来年はコスタリカやベリースにも行くことになる。
カボは。。。。まぁカリフォルニアの延長のようなフライトだった。 メキシコシティーとかだと、本当にメキシコって感じなんだけど、カボはアメリカ人の観光客がたくさんいる所なので、機内も飛行ルートもそれほど外国っぽくない。 用意してあったスペイン語のコックピットからのスピーチも読まなかった。はははは。 だって、メキシコ人はほとんどいない様子だったんだもん。 管制官はプエルトリコ行きを乗務した時よりも、もっとスペイン語なまりで、何回か聞きなおさなければいけなかった。 でも、アメリカン航空とかアラスカ航空のパイロットたちも聞きなおしていたけれど。 外国の空域でアメリカ人パイロットの声を無線で聞くと、ちょっと仲間が近くにいるような気になって心強い。 パイロットとしての常識も同じだし。 ANAの人達も、JALのパイロットの声を外国で聞くと、同じような気持ちになるのかしら?
管制はちょっといい加減と言うか、アメリカでは聞かない指示が何回か出た。
”前の飛行機とのスペースが必要ですから、左030にターンして、2分経ったら右にターンして、ファイナルコースに進入してください。”
2分経ったら。。。。アメリカの管制だったら、2分後に指示を出してくる。 (自分で時計を見て、2分計らなくていい。)
右にターンして。。。。これも、ちゃんと詳しい方向を与えられるのが普通。 この場合だったら、ファイナルが160だから、200にターンしてください。。。とか。
まぁ、日中だし、視界もよかったから山も自分の目でしっかり見えたし、 737NGだからコンピューターのスクリーンもあるハイテックな機種だったからいいけど。。。。。これが夜で雲の中の飛行だったら。。。。このメキシカンの管制はストレスになったと思う。
特に報告はなし。
エアアジアの事故は残念だ。 アジア系航空会社の事故が多いのが気になる。 いつも言うが、こういう事故の後に見るCNNの番組は見づらい。 ニュースキャスター達が航空関係の詳しい話をすると、間違った言葉の使い方、理解の仕方、間違った物事の強調などが目立つから。 もちろん、パイロット仲間の中では、原因、意見について話す。
12・27から三日間の仕事に出た。 久しぶりにサンフランシスコ周辺に帰ってきているニノ君は、訪問したいお友達や家族もいるだろうから丁度いい。 ほら、車も二人で一台シェアしているから、一人で自由に行けるでしょ。
一緒に飛んだのはTJ機長。 整備士の免許あり。 破産したイースタン航空のパイロットの経験あり。 他の大手で、不景気による一時解雇あり。 次で働き始めた会社が、15年以上前にうちの会社に買収されたそうで。 だから、いろーんな会社でパイロットとして働いてきた人。
と話を聞いていたら、このキャリアの途中で中国で外国人契約パイロットとしても2年間働いていた事もあるそうで。 Wow. アメリカ人の普通のおじちゃんパイロットが中国に行ってパイロットとして働くのは大変な事だし、ガッツがいる。 文化の違い。 言葉の違い。 食の違い。 今の私が中国に行って飛ぶより大変な適応だと思う。 私の場合、既に日本からアメリカへの移動を経験している事。少なくとも中国人と似た顔をして、旅行などからアジアの文化をなーんとなく見てきている事。 言葉は分からないけど、漢字が少しは読めること。。。。中華料理好きだし。 お箸で食べる事は普通だし。 まぁ、よく分からないけど想像してみると、きっと白人の人が中国に行くほうがよっぽど大変だと思うってこと。
あ、そうそう、この人は空軍でもKC135という大きい飛行機を飛んでいた人。
リラックスして、私を信頼して、よく笑う楽しい人だったよ。
んで、この人とメキシコのカボに飛んだ。 彼はイースタン航空でメキシコ、中米、南米と全て行っている。 25年以上前だけどね。 これは私のメキシコへの初めてのフライト。 まぁ似たようなフライトとしては、エルサルバドルとプエルトリコに飛んだ事がある。 これを読んでいるパイロットの人達は、世界のいろーんな国に飛んでいたりするわけだけど、うちの会社は今まで国内線しか飛んでいなかった会社なので、私はやっとこういうフライトを経験できるようになったのだ。 もちろん、飛ぶ機種がボーイング737だけ、国内線だけ。。。。ということを分かっていて、この会社が自分の第一希望だったわけだけど。 今年から、カリビアンやメキシコ、来年はコスタリカやベリースにも行くことになる。
カボは。。。。まぁカリフォルニアの延長のようなフライトだった。 メキシコシティーとかだと、本当にメキシコって感じなんだけど、カボはアメリカ人の観光客がたくさんいる所なので、機内も飛行ルートもそれほど外国っぽくない。 用意してあったスペイン語のコックピットからのスピーチも読まなかった。はははは。 だって、メキシコ人はほとんどいない様子だったんだもん。 管制官はプエルトリコ行きを乗務した時よりも、もっとスペイン語なまりで、何回か聞きなおさなければいけなかった。 でも、アメリカン航空とかアラスカ航空のパイロットたちも聞きなおしていたけれど。 外国の空域でアメリカ人パイロットの声を無線で聞くと、ちょっと仲間が近くにいるような気になって心強い。 パイロットとしての常識も同じだし。 ANAの人達も、JALのパイロットの声を外国で聞くと、同じような気持ちになるのかしら?
管制はちょっといい加減と言うか、アメリカでは聞かない指示が何回か出た。
”前の飛行機とのスペースが必要ですから、左030にターンして、2分経ったら右にターンして、ファイナルコースに進入してください。”
2分経ったら。。。。アメリカの管制だったら、2分後に指示を出してくる。 (自分で時計を見て、2分計らなくていい。)
右にターンして。。。。これも、ちゃんと詳しい方向を与えられるのが普通。 この場合だったら、ファイナルが160だから、200にターンしてください。。。とか。
まぁ、日中だし、視界もよかったから山も自分の目でしっかり見えたし、 737NGだからコンピューターのスクリーンもあるハイテックな機種だったからいいけど。。。。。これが夜で雲の中の飛行だったら。。。。このメキシカンの管制はストレスになったと思う。