この前の仕事が終わったときは、3本フライトに乗ってミネアポリスへ帰ってきた。 テキサスのサンアントニオから、ダラス、そこからオクラホマシティー、そこから以前働いていた会社のCRJでミネアポリス。
オクラホマシティーで飛行機の搭乗手続きが始まるのを待っていると、隣に座っていたオバちゃんが携帯で話しているのが聞こえた。 ”乗り継ぎが30分しかないんだけど、同じターミナルらしいから、大丈夫だと思うんだけど。。。。” 30分の乗り継ぎって短すぎ。 冬は特に1時間以上みた方がいいと思う。 30分なんて無理です、オバハン。
オバちゃんが電話を切ったときに、”30分の乗り継ぎなんですか~、だめですよ、もっとみないと。”そんな会話を始めた。 じゃあ、どのゲートに到着して、どのゲートで乗り継ぎかを電話で調べてみると。。。。着くのはAコンコースの一番端。 次のゲートは、たくさん歩いて、電車に乗って、また歩いて行くFコンコース。 これでは若くて、空港をよく知っている私でも難しいわ。 。。。。とか何とかオバハンと話している内に、じゃぁ私がヘルプして次のゲートまで案内しますという事に。 だって、オバハンは心細そうに、心配そうにしているから。 フライトを逃したらホテルに泊まらなきゃいけないし、ホテルのシャトルに乗るのに、どこに行ったらとか分からないし。。。。かわいそうになって。
オバハンの名前はMyrtleさん。 (モートル)珍しい名前だわ。 ミネアポリスへ着いたら、私が到着口のエイジェントとお話をして、次のゲート、F3に電話をしてもらうから、オバハンは走り始めて!という事に。
モートル、ダッシュ。 60代後半くらいのオバハンが走る。
私も、自分の荷物を受け取って、エイジェントと話して、モートルを追いかける。 2人で走る。 走る。 電車は待たないで、そのまま走ってゴルフカートのエイジェントを見つけようと試みる。 ゴルフカート、見つからない。 だから走る。 モートルは2つカバンを持ってるんだけど、それを持って走ると大変そうだから、私の荷物に全部引っ掛けて、走る。
で、私よりお年寄りのモートルが心配になる。 ”疲れたら、ペース落としてね。 ここで心臓発作を起こしてもしょうがないから。” あ、電車だ、あれに乗ろう。
走りすぎで、咳が出る。 私、呼吸困難。
普段運動していないのが丸見え。 あ~、フラフラする。 これでは、私が心臓発作を起こしそう。 だって、10分くらい重い荷物引いて走ったよ。
ありがとう、ありがとうとお礼を言うモートル。
連絡先を教えて欲しいというので、電子メールのアドレスを渡す。
電車を降りたところで、また走るぞと思ったら、ゴルフカート発見。 ”すみませ~ん。 このお客さんをF2まで連れて行ってくださ~い。” 私と同様、疲れきって、ハーハー言っているオバちゃんを乗っけて、荷物を渡して、Hug(抱擁?)をして私は笑顔でモートルに言った。 "You'll make it now." (フライトに間に合いますよ。)
オバハンは。。。。。こんな感じ。
いっぱい感謝していた。 で、バイバイした。
。。。。。。でも、その後も
私は咳をしたり、喉が痛かったりしたので、オバハンの事が心配になる。 あんな70歳くらいのオバハンを、あんな勢いで走らせて。。。。その判断に間違いはなかっただろうか。 もし、そのせいでゲートで心臓発作とか起こしたりしてたら。。。。。。ゲートまで一緒にカートで行くべきではなかったのか。 モートル、元気に目的地に着いたかしら。。。。。