It's just me,myself and I

横浜育ち、米在住23年の女性のくだらない日記の中に、日米のギャップ、バークレーでの生き方、パイロットの毎日が見られる。

携帯払えるのね

2007-03-30 | Weblog
ある時ミネアポリスで彼とドライブをしていた時に、ホームレスの女の人が交差点で手書きのサインを持って立っていた。 ”私には2人の娘がいますが、お金がなくて食べるものもありません。” アメリカではよくある風景だ。 私達はたまたまピザを買いにきてたんだけど、そのすぐ近くにバーガーキングがあったので、そこでジュニアワーパーのセットを買って渡してあげた事がある。 恥ずかしそうに、でもそんなに嬉しそうでもなく受け取ってた彼女を覚えている。 私達の中では勝手に彼女をロージーと呼んでいる。 

今日、彼と電車に乗ってダウンタウンに向かっていた時、たまたま電車が鉄橋っぽいのを走っていた時に下にあった道に遠目だが懐かしい顔が見えた。 ロージーだ! それが、よく見たらアメリカでは最新商品のレーザーという携帯電話で会話をしているではないか。 最新の携帯で会話をする金はあるのに、道端ではモノモライかい。 ハンバーガー代返してよ。 

人前でどうでしょう

2007-03-28 | Weblog
明日の夜にミネアポリスで仕事なので、デトロイトからただ乗り。 乗れそうだ。 普通は最後の最後まで搭乗券をもらえないのに、まぁまぁ空いているのですぐにもらえて、ご機嫌。  これで一番最後に乗らなくてもいいので、荷物をしまえる。 うれしー。 こういう日は少ないのでエンジョイしましょう。。。。そして機長もとてもいい人でサイコー。 席に着いてご機嫌で、”乗れたよー。”って彼にメールをしていると。。。。 機内アナウンスが。。。。”ちょっとした故障が発見されましたので、30分くらい遅れます。”まー、30分どうって事ないでしょう。 。。。これが30分では済まず、ずるずると4時間も遅れるハメになってしまった。  ある時は機長が180人もの乗客の前に立ってFAのインターフォンを使ってアナウンスをしていた。 こういうアナウンスをする機長を本当に少ない。 大抵は人好きの機長がやるし、私も50人の前ではよくやるが、こういう大きい飛行機でもやる人はいるんだーと思った。

もーーーー。

2007-03-26 | Weblog
ミネアポリスで彼と時間を過ごしたあと、明日からデトロイトで仕事なのでただ乗りをするために空港へ向かう。”何かあったら携帯に連絡してね。”と彼。

ゲートでチェックインを済ませて、コーヒーショップで並んでたら。。。”あれ、お金どこだっけ?”とポケットを探る私。 あれ、ない。 あ、家にクレジットカード、ATMカードと運転免許証を忘れた。 彼に電話する。。。。出ない。 なんで出ないの?  このフライトに乗れなくなっちゃう。 電話出るって言ったのに。 

何が嫌って、混んでないフライトで帰れるのはとても嬉しい事で、このフライトを逃すと、そのあとのフライトは全部混んでる。 すっごいいやーーーーー。 混んでるフライトは、一番最後に搭乗するので、荷物を入れる場所もなく、体の小さい私が重い荷物を3つ担ぎながら乗るのは本当に大変なのじゃ。 今回はミネアポリスで仕事をしたので、スーツケース、フライトケースとコンピューターのバッグだ。

なんで電話でないのーー? もう待ってるのが嫌だったので、諦めて電車に乗って彼のところに戻る事にした。 かなしーーー。 電話でないのにはイライラだけど、忘れた自分が悪い。 彼は電波が悪い所にいたとかなんとか。 なんか子供みたいにいじけちゃったよーー。  

きりーー。

2007-03-24 | Weblog
ニューヨークのロチェスターという都市からミネアポリスへ飛ぶ。 飛ぶ前から、目的地の視界が非常に悪い事を理解して出発する。 視界が悪すぎて、特別な書類やルールを使用しての出発。 こういう時は、”着陸できないかもしれませんよー。”って言わないで、そのまま、”視界が悪いので特別なルールを使用としての出発となります。”と乗客には説明をする。あまり心配しない様に、でも少しは視界の悪さを話しておくというのが私のやり方。 乗客約35人。 

今回は燃料もたくさん運んでいるので、あまりストレスにならない。ディスパッチャーのジャッキーに、”到着したらPancakes(ホットケーキ)の朝食を用意してくださいね。”などとメールしながらミネアポリスの状況も話す。 霧が濃い。なかなか引かないなー。 濃すぎて空港への進入も始める事ができない状態なので、グルグル飛んで時間を潰す。 グルグル。  これをHoldingという。Holdingに入る前から、着陸出来なかったらどこへ着陸するという話を副操縦士と始めていて、しっかりとした逃げ口があったので、あまり心配はしない。 会社的には、視界が悪い空港でもミネアポリスに近いところの方が客にとって良いという事で、二箇所の空港を提案する。 私には、客の便利さというのは優先順位が低くて、天候が良くて100%着陸できると分かっているところに着陸したいので、South Dakoda州のAberdeenという空港を提案。 燃料の話をすると、着陸した時にあるはずの最低限の燃料があって、そのほかに予想外の事が起きた時のために用意してある燃料がある。 Holdingをしている状態で、余分な燃料をほとんど使っているので、そのあとに向かう空港は着陸できる可能性が98%くらいの所が自分的にはいい。 安全第一です。会社が提案したもう1つの空港は、天候はまぁまぁだったけど、無線で聞いていると他の飛行機が何機もそこへ向かう様であった。 自分達の他に10機も飛行機がその空港へ行くと、乗客をターミナルに降ろす事もできないだろうし、燃料を補給するのも2時間くらいかかったりする。 それもいやだ。 メールで、会社が提案した空港よりもAberdeenに行きたいということを話す。 返事は。。。。なかなか来ない。 ミネアポリスの天候が悪いのでディスパッチャーも忙しい。 メールで、”あと、10分でAberdeenに行きますよー。 ”と言ってみる。 その10分後に会社と連絡がとれて、結局ミネアポリスは諦めて、Aberdeenへ向かう。 田舎にある空港で滑走路も幅がせまい。

Aberdeenは田舎だし、少しミネアポリスからも遠かったけど、着陸当時は私達の飛行機しかいなかったので、乗客も少しの間だけ降ろせて、燃料もすぐ補給出来てとてもよかった。 NY州から、ここまでのフライト時間はHoldingも含めて4時間だったので、乗客を降機しないという事はしたくなかったのだ。 そのあとうちの会社の飛行機2機着陸。 1時間後に離陸してミネアポリス無事到着。 

買い物

2007-03-23 | Weblog
コンドミニアムを購入する事になっている。 昨年8月からプランをしてあるけど入居は4月の中旬だ。 なーんか、嬉しさ半分、怖さ半分。。。。以上。 月払いが少し心配。 特に私の仕事は業界が不安定だし。 アメリカでいうコンドミニアムと言うと普通の家みたいなんだけど、アパートみたいに下や横に人が住んでいる感じ。 ガレージが一階にあって、家の中に入るとすぐ階段があって、住むスペースは全て2回にある。 部屋は3つ。 トイレとシャワーは2つ。 

ローンの手続きをしているが、ここで思うのはクレジットスコアーが良くてよかったー。 日本でも同じかと思うけど、アメリカではクレジットカードなどの月払いをちゃんとしなかったり、何かの請求書をはらわなかったりすると、クレジットスコアーというものが、どんどん下がってしまって、家を買うときなどに苦労をするのだ。 そういう責任感は学生の頃は特別には強くなかったし、誰もクレジットスコアーの存在を教えてくれなかったのに、スコアーが良くてラッキーとしか言えない。 ま、もともと節約する方で買い物とかあまりしないんだけど。 うちの両親は必要な時は助け舟を用意してくれるのがありがたいです。 特に学生の頃は助かりました。 親あっての今の私です。 ありがとう。 

仕事いろいろ

2007-03-22 | Weblog
たまたま仕事で、ワシントンDCの近くにある、ダラスという都市で滞在する。 ここにはお友達のMKさんが住んでいるので一緒にご飯を食べる事に。 行く都市でお友達とお茶をしたり食事をしたりするのはとても楽しい。 一緒に日本食を食べに行った。 MKさんちょっと疲れてたけど。  仕事が大変そうだ。 仕事と言えば。。。最近よく思うんだけど、このパイロットという仕事はとても私には合っている。 私の仕事は出勤して、仕事をして、終わったらその事について考えなくてもよいのだ。 もし私がカウンセラーやソーシャルワークなんかやっちゃったら大変だと思う。 たくさん悲しい話をする女の人や子供の事を考えて夜に眠れないだろう。 オフィスなどで仕事をしているお友達は、周りに迷惑がかかると言って休暇が取りにくかったり、週末に仕事をしに言ったりなどと大変そうだし。 病欠などは楽にできる。 会社としては代わりのパイロットを呼ぶだけだから。  

でもいい事ばかりじゃなくて、この仕事の大変な所は、
+スケジュールがバラバラなこと。 午前4時半出勤の日もあれば、午後9時半出勤という事もある。 
+体調を少しでも崩すと飛べないこと
+機長の場合は6ヶ月ごとに試験があって落ちると大変な事になる。
+常に誰かが、”違反をしているんじゃないか。”と厳しい目で見ている。 

気分屋さん

2007-03-16 | Weblog
3日間の遠征を一緒にするFAはKという女の子。 笑顔を振りまく感じの良さそうな子だ。  24歳。 あるフライトの途中で、彼女がインターフォンで連絡をして来て、トイレのドアが完全に閉まらないという。
それを聞いて、こっちは5mmほど隙間があくのか、30cmほど開くのかと聞くと、閉まるは閉まるが、完全に閉まらないと。。。。。。よく分からんが。。。。じゃぁ、アナウンスをしてトイレを使いたいお客さんはそれを理解して使ってくださいって言ってとお願いする。 彼女は、”ドアのこともあるから、シートベルトのサインをつけて下さい。”と言う。 フライトは残り30分ちょっと。 普通は20分くらいの所でサインをつける。 私は、”トイレのドアが完全に閉まらないという理由では、シートベルトサインはつけないから、使う人にドアの事を注意して。”と言った。  飛行機が降下する頃までトイレを我慢している人もいるだろうし、ドアの事を知らされて、それでもトイレを使いたければ使えばいいし、それが嫌なら使わなければいいし。 お客さんにはその選択肢をあげたい。 

フライトが終わってからドアをチェックすると、ドアは軽く閉まって、鍵はかけられなかったけど、外から中を覗けるとか、そういうんじゃなかった。 しかし、フライト直後、ホテルのバンの中と彼女は沈黙、そして怒っていた。  シートベルトのサインをつけなかった事に怒っているらしい。 ”何かの事で怒ってる?”と聞いて少し話し合いをした。 彼女は、シートベルトサインをつけるべきだった、と言い張る。 私は、”ドアが閉まりにくかったからといって、シートベルトのサインをつけてお客さんがトイレを使えないようにするというのは、私には出来ない。”と話をする。 あまりにも彼女がイライラしてるので 、”あなたの言っている事もわかるわ。”とか、”そうですね。”とかちょっと言ってみる。 ご機嫌とったのね。 機長という立場を使って彼女の意見を全く聞かないという姿勢は持ちたくないし、後々彼女が私と気持ち良く働けるようにしてあげたい。  あまりにも奴が引かないので、”ごめんなさいね、次回はシートベルトサインをつけます。”と言ってしまった。 はははは。 私は、自己主張はするけど、向こうが引かないと面倒くさくなって、ご機嫌をとって気持ちよく終わらせたくなっちゃうのね。 ははは。   本音じゃないけど、まだ3日間も一緒に働かねばならないのに、ずっとイライラされたら困るし。 しかし、結局は機長が一番のボスなわけで、機長の言うことを尊重するのが普通。 しかも彼女は入社6ヶ月と、新入社員ではないか。 ちょっと常識がない彼女で、その後も3日間ムーーーッとしてた。 女はこわい。

Trust nobody

2007-03-15 | Weblog
3月3日の無断欠席の話し合いが始まっている。 私は3月3日のフライトの話をスケジュールの係と2月24日頃にしていて、Iという女の子が私のスケジュールがキャンセルになったので休暇に変更になったという事を確認してくれた。。。。のにIちゃんがコンピューターに記録しなかったので、もちろん会社は私の言葉を信じるわけではなく。。。。会社はIちゃんに、”OO機長と3日の件について話をしたの? ”と聞くと、彼女は”え、知りませんよ。”ってか。 

会社は、3月3日のスケジュールは2月28日に始めてキャンセルになったけれど、数分後には新しいフライトが私のスケジュールに入ったと言い張って。。。。。。。でも本当は3日のスケジュールは2月24日頃にはすでにキャンセルになってましたよ!!!って言っても信じてもらえなくて。 

この3日のスケジュールの変更を私に知らせるのは会社の義務なんだけど、その日の変更と3月中の変更のお知らせをせずに、’知らせ済み’と私のスケジュールには書いてあるらしい。 だから会社は、”変更を分かっていたのに、出勤しなかったんですか?”って感じで言ってくる。 スケジュールの係に電話をして、”私の3月のスケジュールの変更を知らせずに、’知らせ済み’って記録した係の名前を教えてください。”と言うと、”それは言えません。”と言われる。  

私:”あなた達が私と話をしていないのに、’知らせ済み’って記録してるから、会社は私を責めているんですよ。 もし何も悪い事をしていないんだったら、誰が記録したか教えてください。”

係:”名前を教える事は出来ません。 上司と話して下さい。”

私が怒ってたせいもあるが、電話切られた。 会社という環境の中で電話切るか。

結局スケジュールの係の人が間違った事をしたんだけど、みんな自分のせいにされるのが怖くて、’覚えてない。’って言ったり、名前を隠したり。。。。。。。なーんか悲しいなーーー。 

この記事について

2007-03-15 | Weblog
この記事を読んで。。。。。どう思ったかと言うと。 反応が大げさ。 
私達の飛行機はコックピットが小さいのでFAを呼んで席を替えて写真を、などはやりにくい。。。。ってかやりませんけど。

’当時は自動操縦中だったが、操縦かんにはその解除ボタンも…。一歩間違うと大惨事の可能性もあった。’

大惨事。。。。はははは。可能性は、0.001%とか、ほとんどなしって感じでしょうか。 自動操縦が解除になると大きいアラームが鳴りますし、解除されたからって飛行機がひっくり返るわけではありましぇん。 しばらくは、自動操縦なしでも普通に勝手に飛んでるでしょう。

よく考えていない行動だったけど、そんな反応をしなくても。。。。と思った記事だった。  


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き、機長!何するんですか!スッチーを操縦席に座らせ撮影会
 

高度1万メートルを飛行中の日航機で昨年12月、男性機長(45)が女性の客室乗務員(28)を操縦席に座らせ、デジカメで記念撮影していたことが12日、わかった。機長は飲み物を運んできた客室乗務員に「座ったこと、ある?」などと誘い、操縦かんを握らせて撮影。当時は自動操縦中だったが、操縦かんにはその解除ボタンも…。一歩間違うと大惨事の可能性もあった。

 機長によるスッチー激写の舞台は、ロンドン・ヒースロー空港発関西空港行きの日本航空のボーイング777型機。
 同機は昨年12月3日午後7時、乗客乗員190人を乗せ出発。約6時間後、機長は客室乗務員に「飲み物が欲しい」と連絡。運んできた客室乗務員に「操縦席に座ったこと、ある?」と訪ねた。
 「いいえ」と答える客室乗務員に「じゃ、座って記念写真撮ろうか」。誘いに応じて着席した客室乗務員の後ろに立った機長は、自前のデジカメで操縦かんに両手を添えて振り向く姿をパシャリ。約1分にわたり、2度撮影した。
 記念撮影は客室乗務員がほかの機長に相談して発覚。日航は2月末、「不適切な行為」として国土交通省に報告、2人を口頭で厳重注意。乗務から外し自宅謹慎とした。
 日航は機長について「約20年目の中堅パイロットで、リーダーシップがある」と説明。一方の客室乗務員はこの道7年目。「2人が交際中だとは、聞いていない」(広報部)という。
 また撮影現場には副操縦士(34)もいた。「良くないことだとは思ったが、止められなかった」といい、日航は副操縦士にも厳重注意した。
 飛行機は当時、自動操縦中だったが、操縦かんには解除ボタンもあり、高度約1万メートルで、万が一の危険性をはらんでたのは事実。日航広報部は「社員の軽率な行為で申し訳なく、再発防止に努めたい」との談話を発表。同省は航空法に基づき、行政処分の検討に入るという。



いやーだわー。

2007-03-12 | Weblog
朝起きると、左目が赤いではないか。  結膜炎かい? なんで? 結膜炎はうつりやすいという事で嫌がられるわ。 格好悪いし。 真っ赤なんだもん。 でも、4時間くらいしたら分からないくらいに治って来た。 でも3時間の休憩があったので家に帰って日本で前に買った、ものもらいや結膜炎に使う薬局の目薬を持ってきた。 だって明日朝起きて、また赤かったら嫌になっちゃうもんね。