鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Savinelli - Doblone d'Oro

2020年01月13日 | パイプタバコ
2020年 1月

今回は Savinelli - Doblone d'Oro

しばらく続けていた コインカットシリーズの中で まだ喫っていないブレンドになります
このブレンドは サビネリの中で 一番人気のタバコで TRDC の評価は 3.⁹
となっているから凄い。
しかし 実際はどうなのか喫ってみないと分からない部分でもあります・・・。

製造元は Mac Barenですから Three Nuns と同じ工場 と言う事になります
名前の由来は ダブローネ ド オロ  といって 
スペインの ダブロン金貨 の事を指すようです

このカーリィカットのコインカットが その金貨に似ている ということの様ですが
蓋を開けるとよく分かりますが カット自体はとても小さく 伝統的なカーリィカット と
なっています。
エスクードなどと比べると 如何にもちっぽけなコインカットで スリーナンズ よりは
さらに小さい雑な感じのカットになっています。


葉組が
Burley, Kentucky, Perique, Virginia 
 となっていて
ケニヤ の よく熟成させたケンタッキー を使っているのが特徴の様ですし
この部分が売りの様です。


100g缶しか販売していないので どちらかと言えば買いずらいのですが
値段的には 50gに換算すると 10㌦をきってますから
スリーナンズ と比べるとかなり安いことになります。

味わい的には やはり マクバレンの Three Nuns によく似ている という評価が
見受けられますが
この私が喫った感じでは それほど似てはいない・・・ というのが実感です
それよりもむしろ Mac Baren - HH Old Dark Fired を思い浮かべてしまいます。
それは 少しピリピリするケンタッキーの味わいが強めでそう感じるのだと思うのですが

やはり Three Nuns を連想させるような独特の甘さと酸っぱさを感じさせる
味わいがあるので 似ているのだと思います ある意味において。


開缶した状態は

こちらですが 多いので 空き缶に移してあります
乾燥は進んでいて ほぐれたカーリィカットが 無雑作に入っています

色合い的には ケンタッキーのせいでしょうか 濃い目のブラウンになっています。


これを

この様に雑に解して詰めるのですが 小さいので そのまま押し込んでも良いかと思います
むしろ あまりほぐさない方が マイルドなケンタッキーが味わえて
美味しく喫えるようです。



雑な    感想

このブレンド レビューにずいぶん時間が掛かりました
風邪をひいていた ということもあるのですが 一番の要因は
その美味しさを 実感できなかったからに他成りません・・・。

そう言った時は 概して評価が遅くなってしまいます
そのブレンドの持つ本来の美味しさを伝えたい    などという気持ちが
そうさせるのかと思うのですね 出過ぎたことですがね・・・。





点火とともに 少しシトラスの風味の バージニアの甘さがやって来ます
それとともに レイズン風味の ペリクの酸味もやって来て
いわゆる VaPer の味わい。

Three Nuns のような ヘイの醗酵したような独特の甘酸っぱさも少しだけありますが
極わずかで たんなる VaPer の範囲を抜け出ません

それよりも 注目すべきは ケニヤの ケンタッキーです
バーレィ もあるのでしょうが、このケンタッキーが目立ちます

良く言えば 熟成したペリクに匹敵するような甘酸っぱさを醸すのですが
ややもすると 舌がピリピリするようなスパイシーさが強く感じられます

これは Three Nuns には無かった味わいです
あちらは もっとクリーミィで もっと穏やかです
ペリクの酸味も(というかペリクは入っていない・・・)
言い換えるならば ケンタッキーの ペリク的酸っぱさと 熟成したヘイの香りが
混じり合う素晴らしい旨さを持ったブレンドなのですが

こちらのブレンドには そう言った旨さ的な部分が乏しいです・・・

ケンタッキーとバーレィの ドライな少しガツンと来るタバコ感はよろしいのですが
熟成したバージニアとペリク そしてケンタッキーによる
独特の 醗酵した味わいに欠けます。

単なる VaPerKey  と言った感じのブレンドに感じました
Three Nuns 好きの この私には 期待外れのブレンドとなりました・・・。


乾燥が進みすぎているのかと思い 少し湿気も与えたのですが
幾分吸いやすくなったものの 新たな感動は ないですね

しかし 何度も喫っているうちに 
時折 その美味さを感じる時があります
それはやはり 穏やかなケンタッキーとペリクが絶妙にバージニアと混じり合い
独特の甘酸っぱい醗酵臭を感じる時になります


ポテンシャルはあると思うのですが もう少しケンタッキーが出過ぎなければいいのに・・・
と思うのです。
熟成がそれを解決するのかもしれませんが わざわざ買って熟成させるほどのブレンド
とは思いません   そんな評価になります。


辛い評価となりましたが 期待の裏返し ということなのかもしれません
それでは また
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