2020年 12月
前回の続きとなります
前回の記事は G. L. Pease - Embarcadero (Fog City Selection) その1 となります
前回の記事でも書きましたが
このブレンドをしっかり楽しむには
フレイクを細かくほぐさず そのままあるいは少しだけ小さくして詰める
ということが肝要かと思いました
細かくほぐすのも何度かやってみましたが 味わいは大きく異なります
その結果 細かくほぐした場合は
味が延べタンになるということ でしょうか
おそらく燃焼温度の違いに因るのかと思われますが
味が混じり合って 本来のイズミルの種々の味の特性が分解されず 味が平たんになるようです
そのことは
すでに持っていたイズミルというターキッシュに対するイメージと重なるようです
ですから 印象的には 草臭いヨモギのような少しハーヴィな漠然としたイズミルのイメージとなりますが このブレンドのバージニアはおとなしいですから
結果的に 辛口のややスパイシーなブレンド ということになるようです
しかし 上記の詰め方をした場合 その印象は全く異なることになります
このブレンドが マクレの グランドオリエンタルシリーズに匹敵するほどの
オリエントをしっかり味わうがためのブレンドであると言いましたが
まったくそう思うわけで
ありふれた ターキッシュの Izmir がこれほど素晴らしい特性があることを
このブレンドを喫ってみて初めて分かったような気がします
トップグレードの Izmir ということですが
それには伏線があって
去年発売された C&D の一連のブレンドがあるのですが
順を逆に追うと以下のようになります
Cornell & Diehl - Sun Bear (Small Batch)
↑
Savinelli - Janus Savinelli - Janus 続編
↑
Cornell & Diehl - XX Flake (Smoking Pipes 20th Anniversary Blend)
いずれもフレイクタバコですが
おそらくいずれのブレンドにも トップグレードの Izmir が使われているのだと思います
最後の Sun Bear には 2014年のBasma と 2013年のイズミルが使われていると明記していますが
サビネリのJanus には 2014年のBasma と 熟成の効いたターキッシュとしか書いてありませんし
最後の XX Flake に関しては 2種類のオリエント としか記載がありません。
しかしながら これらのオリエントに関しては同じテイストを感じるようです
この私はそう思いました。
私の記事の中では このイズミルの印象を
Janus の中では間違ってとらえていたと思いますが Sun Bear を喫ってその間違いに気づきます
微妙に言い回しを変えているところがニクイのですがしてやられた というわけです
そこで 此度のブレンドである Embarcadero になりますが 実はこのブレンドのイズミルにも
それらと同じテイスト感じるわけです
微妙に違うのかもしれませんが 同じ種類のテイスト ということになります
このブレンドは純粋に イズミルを味わうべく作りになっていますから
このブレンドがトップグレードのイズミルをわからせてくれたわけで
ある意味 味の確信を持つことになったわけです
そういった意味において
C&D のジェレミーさんなどには
当ブレンドが 上記の一連のブレンド群誕生の
ベースあるいは先駆けになったのかもしれないと思いました(深読みしすぎかもしれませんが…)
まあこの私にとっては 意外なイズミルの深い味わい ということになります
またまた 前置きが長くなってしまいましたが ここからが本題の
感想 となります
点火とともにまずやってくるのは イズミルの素晴らしい酸味になります
この酸味 ペリクのような清涼感があるのですが それとは違ってもっと軽く
少しのほろ苦さを伴い さっと消えてゆくような酸味となります
レッドバージニアの刺すような酸味とも違いもっと軽いものです
イズミルにこの様な素晴らしい酸味があるのを実感する瞬間となります
その後にすぐやってくるのが バージニアの甘さとなりますが
オリエントの甘さも含んでいるのでしょうか 明るく軽い甘さです しつこいものではありません
このブレンドのレッドバージニアは強いものではありませんが いたってナチュラルで
後味が大変よろしいのですが 喫い方によってはあまり甘くないと感じるかもしれません
そのあたりが 辛口といわれる一つの理由なのだと思われますが
決して甘くないわけではなく 実に軽くて素晴らしい甘さであると感じます
辛口のもう一つの理由は
少しだけ感じられる ほろ苦さにあると思われます
イズミルのスパイシーさの部分になるのだと思われますが
最初の印象は アーシーなほろ苦さを感じるだけのどこか懐かしさを思わせるようです
この少し酸味の効いた甘さの中に立ち上がってくるのが
イズミルによる すばらしいナッティーさとなります
この味こそが 上記の酸味とともにこのイズミルの持つ特性であることは
こうしてこういったブレンドを喫ってみなければはっきりわからない特性かと思いますね
クルミかカシューナッツを思わせるような香ばしい油分の香りが立ち上がってきます
この味わいは秀逸で素晴らしいものがあります
イズミルってこんなに香ばしかったっけ…?
そう思うほどの意外な展開でしょうか
美味いですねこの味わいは 素晴らしいです
ちょうどクルミやピーナッツの皮の部分をかじったときに感じるようなほろ苦さが
前に記載したこのブレンドの苦みと似ているようです
バージニアはあくまで軽い甘さを演出するだけで シトラスだとかヘイだとか
そういった味わいとは無縁かと思われ
イズミルの広がりのある香りが全開の素晴らしい喫煙が続いてゆきますが
中盤辺りから少し味わいが変わってゆくようです
このイズミルの酸味の部分には 少し軽い塩味のようなものを感じるのですが
これが旨味となってこのブレンドの味わいを深めるのですが
次第に燃焼温度が高くなるからでしょうか イズミルのスパイシーな部分が出てくるようです
あるいは 酸味の部分と ナッティーさの部分が 次第に強く混じり合って
本来のいつも感じるような イズミルの特性を感じさせるのかもしれません
すなわちこれが 草のような ヨモギのような 少しハーヴィな独特の香りでしょうか
でも わずかにそう感じるようで もっと高級な 例えるならば 緑茶のようなあるいは抹茶のような
和菓子テイストの味わいとなります
ですから このブレンドにおけるイズミルの特徴としては
清涼感のある軽い酸味と苦み
↓
クルミのような 香ばしい香り
↓
抹茶のようなすがすがしいハーヴの香り
これらの香りと味わいを 別々に感じたのち
終盤にはそれが合わさって いつものイズミルのような味わいになるかと思われます
終盤少しシガーライクなテイスト感じるようですが 辛すぎるということではなく
このほろ苦さの延長の 辛みの部分になるかと思われスパイシーさが強調される
ということになります。
このブレンドの記載の中で 炒ったコーヒーのような味わい とあるのですが
香ばしさはナッティーさから
コーヒーのような苦みは
このブレンドのナッツの皮の部分のようなほろ苦さのようなスパイシーさから来ていて
その味わいを称して コーヒーのような…… となるのだと思いますが
コーヒーのような味がするわけではありませんね
1ボウル喫ううちに 味わいは微妙に変化してゆきますから
その変化を楽しむのも一つの愉しみになりそうです
味は薄めといっていいブレンドになりますが
本来のイズミルのうまさを味わうにはもってこいのブレンドかと思います
他のオリエンタルブレンドとは傾向が違いますが
イズミルの
こんなに素晴らしい酸味と
こんなに香ばしくて味わい深いナッツの香りを味わえる
この目からウロコのブレンド
オリエンタルに興味をお持ちのお方
ありふれたイズミルの本来のうまさを味わいたい方には
とてもおすすめのブレンドとなります
地味だけど美味いね この私は気に入りました
そんな感想となります
それでは また
前回の続きとなります
前回の記事は G. L. Pease - Embarcadero (Fog City Selection) その1 となります
前回の記事でも書きましたが
このブレンドをしっかり楽しむには
フレイクを細かくほぐさず そのままあるいは少しだけ小さくして詰める
ということが肝要かと思いました
細かくほぐすのも何度かやってみましたが 味わいは大きく異なります
その結果 細かくほぐした場合は
味が延べタンになるということ でしょうか
おそらく燃焼温度の違いに因るのかと思われますが
味が混じり合って 本来のイズミルの種々の味の特性が分解されず 味が平たんになるようです
そのことは
すでに持っていたイズミルというターキッシュに対するイメージと重なるようです
ですから 印象的には 草臭いヨモギのような少しハーヴィな漠然としたイズミルのイメージとなりますが このブレンドのバージニアはおとなしいですから
結果的に 辛口のややスパイシーなブレンド ということになるようです
しかし 上記の詰め方をした場合 その印象は全く異なることになります
このブレンドが マクレの グランドオリエンタルシリーズに匹敵するほどの
オリエントをしっかり味わうがためのブレンドであると言いましたが
まったくそう思うわけで
ありふれた ターキッシュの Izmir がこれほど素晴らしい特性があることを
このブレンドを喫ってみて初めて分かったような気がします
トップグレードの Izmir ということですが
それには伏線があって
去年発売された C&D の一連のブレンドがあるのですが
順を逆に追うと以下のようになります
Cornell & Diehl - Sun Bear (Small Batch)
↑
Savinelli - Janus Savinelli - Janus 続編
↑
Cornell & Diehl - XX Flake (Smoking Pipes 20th Anniversary Blend)
いずれもフレイクタバコですが
おそらくいずれのブレンドにも トップグレードの Izmir が使われているのだと思います
最後の Sun Bear には 2014年のBasma と 2013年のイズミルが使われていると明記していますが
サビネリのJanus には 2014年のBasma と 熟成の効いたターキッシュとしか書いてありませんし
最後の XX Flake に関しては 2種類のオリエント としか記載がありません。
しかしながら これらのオリエントに関しては同じテイストを感じるようです
この私はそう思いました。
私の記事の中では このイズミルの印象を
Janus の中では間違ってとらえていたと思いますが Sun Bear を喫ってその間違いに気づきます
微妙に言い回しを変えているところがニクイのですがしてやられた というわけです
そこで 此度のブレンドである Embarcadero になりますが 実はこのブレンドのイズミルにも
それらと同じテイスト感じるわけです
微妙に違うのかもしれませんが 同じ種類のテイスト ということになります
このブレンドは純粋に イズミルを味わうべく作りになっていますから
このブレンドがトップグレードのイズミルをわからせてくれたわけで
ある意味 味の確信を持つことになったわけです
そういった意味において
C&D のジェレミーさんなどには
当ブレンドが 上記の一連のブレンド群誕生の
ベースあるいは先駆けになったのかもしれないと思いました(深読みしすぎかもしれませんが…)
まあこの私にとっては 意外なイズミルの深い味わい ということになります
またまた 前置きが長くなってしまいましたが ここからが本題の
感想 となります
点火とともにまずやってくるのは イズミルの素晴らしい酸味になります
この酸味 ペリクのような清涼感があるのですが それとは違ってもっと軽く
少しのほろ苦さを伴い さっと消えてゆくような酸味となります
レッドバージニアの刺すような酸味とも違いもっと軽いものです
イズミルにこの様な素晴らしい酸味があるのを実感する瞬間となります
その後にすぐやってくるのが バージニアの甘さとなりますが
オリエントの甘さも含んでいるのでしょうか 明るく軽い甘さです しつこいものではありません
このブレンドのレッドバージニアは強いものではありませんが いたってナチュラルで
後味が大変よろしいのですが 喫い方によってはあまり甘くないと感じるかもしれません
そのあたりが 辛口といわれる一つの理由なのだと思われますが
決して甘くないわけではなく 実に軽くて素晴らしい甘さであると感じます
辛口のもう一つの理由は
少しだけ感じられる ほろ苦さにあると思われます
イズミルのスパイシーさの部分になるのだと思われますが
最初の印象は アーシーなほろ苦さを感じるだけのどこか懐かしさを思わせるようです
この少し酸味の効いた甘さの中に立ち上がってくるのが
イズミルによる すばらしいナッティーさとなります
この味こそが 上記の酸味とともにこのイズミルの持つ特性であることは
こうしてこういったブレンドを喫ってみなければはっきりわからない特性かと思いますね
クルミかカシューナッツを思わせるような香ばしい油分の香りが立ち上がってきます
この味わいは秀逸で素晴らしいものがあります
イズミルってこんなに香ばしかったっけ…?
そう思うほどの意外な展開でしょうか
美味いですねこの味わいは 素晴らしいです
ちょうどクルミやピーナッツの皮の部分をかじったときに感じるようなほろ苦さが
前に記載したこのブレンドの苦みと似ているようです
バージニアはあくまで軽い甘さを演出するだけで シトラスだとかヘイだとか
そういった味わいとは無縁かと思われ
イズミルの広がりのある香りが全開の素晴らしい喫煙が続いてゆきますが
中盤辺りから少し味わいが変わってゆくようです
このイズミルの酸味の部分には 少し軽い塩味のようなものを感じるのですが
これが旨味となってこのブレンドの味わいを深めるのですが
次第に燃焼温度が高くなるからでしょうか イズミルのスパイシーな部分が出てくるようです
あるいは 酸味の部分と ナッティーさの部分が 次第に強く混じり合って
本来のいつも感じるような イズミルの特性を感じさせるのかもしれません
すなわちこれが 草のような ヨモギのような 少しハーヴィな独特の香りでしょうか
でも わずかにそう感じるようで もっと高級な 例えるならば 緑茶のようなあるいは抹茶のような
和菓子テイストの味わいとなります
ですから このブレンドにおけるイズミルの特徴としては
清涼感のある軽い酸味と苦み
↓
クルミのような 香ばしい香り
↓
抹茶のようなすがすがしいハーヴの香り
これらの香りと味わいを 別々に感じたのち
終盤にはそれが合わさって いつものイズミルのような味わいになるかと思われます
終盤少しシガーライクなテイスト感じるようですが 辛すぎるということではなく
このほろ苦さの延長の 辛みの部分になるかと思われスパイシーさが強調される
ということになります。
このブレンドの記載の中で 炒ったコーヒーのような味わい とあるのですが
香ばしさはナッティーさから
コーヒーのような苦みは
このブレンドのナッツの皮の部分のようなほろ苦さのようなスパイシーさから来ていて
その味わいを称して コーヒーのような…… となるのだと思いますが
コーヒーのような味がするわけではありませんね
1ボウル喫ううちに 味わいは微妙に変化してゆきますから
その変化を楽しむのも一つの愉しみになりそうです
味は薄めといっていいブレンドになりますが
本来のイズミルのうまさを味わうにはもってこいのブレンドかと思います
他のオリエンタルブレンドとは傾向が違いますが
イズミルの
こんなに素晴らしい酸味と
こんなに香ばしくて味わい深いナッツの香りを味わえる
この目からウロコのブレンド
オリエンタルに興味をお持ちのお方
ありふれたイズミルの本来のうまさを味わいたい方には
とてもおすすめのブレンドとなります
地味だけど美味いね この私は気に入りました
そんな感想となります
それでは また
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