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フルセットの末藤井が叡王を獲得 不二家はスポンサー冥利だな…

2021年09月15日 | 将棋あれこれ
2021/9/14

このところネットで無料で配信されるAbema将棋により将棋を見る機会が増えたこのおっさんです
昨日も 豊島ー藤井で争われた叡王戦をライブで中継しておりました

これまで2-2のイーブンで迎えた最終戦となり 勝った方が優勝となります
タイトル戦ですので 勝った方がタイトル保持者となるわけです
将棋好きのこのおっさんですから見ないわけにはゆきません

近年の将棋解説にはAI(将棋ソフト)が導入されており 優劣が%で表示されますし
同時に有力な手がAI によって示されますので いかに対局者がその手に近い手を指すかが一つのキーポイントになり 対局者間の対決も見どころですが AI との嗜好の違いもまた見どころとなります

ですから 以前の将棋と今の将棋はかなり違っており よりはっきりとした手の善悪が見えてきますし
プロの将棋研究にもAI が欠かせない手段となっておるようです

人は計算能力でAI にはかないませんから 現在は人はAI には勝てないのですが
将棋は人と人がするゲームになりますので AI の考察とともに
人対人の将棋を楽しむのが昨今の将棋事情となるようですし それがまた面白いところになります

そんなことで 藤井聡太の将棋を見始めたのですが 
現時点で羽生の後の将棋界を引っ張ってゆくのはこの藤井聡太であることは間違いのないところです
その才能と強さは現時点では群を抜いていますので 今はその藤井の将棋を見るのが楽しいところになります
今はいかに藤井聡太が天下を統一するかその流れを見るのが衆目の一致した楽しみとなっているようです しかしいずれまた別の強者が出てきて 藤井もその座を追われるかもしれませんが
それもまた別な楽しみとなります

そんなでこの叡王戦 最終決戦となったのですが
すでに藤井は 王位のタイトルを4-1で防衛しており(挑戦者は豊島)
8/30の竜王戦挑戦者決定戦の第2局で 永瀬に勝って豊島竜王への挑戦を決めていますので
豊島にとってもこの対局は大一番となりました


朝の9:00 から始まったこの対局 昼食休憩をはさんで 終局は午後6:20頃となりました
見ている方も非常に疲れる将棋の対局は ずっと見ていることなどできませんが
当事者はずっと考えっぱなしですから相当疲れると思います
対局が終わると2~3㎏位痩せるそうですから とってもハードなことですね


両者秘術を尽くした戦いは 見ている方をも呑み込んでゆくのですが
結局勝ったのは藤井となり 藤井聡太の3冠達成となりました


こちらは藤井の終局直後の



インタビューに答えるところになり



こちらが豊島のやはり



感想を聞かれるところとなります
勝った方は良いですが 負けた方はつらいのでしょうが
そんなそぶりを見せない豊島も立派だと思います
しっかりインタビューに答えているのは流石ですね 好感が持てますね

この私羽生の後釜にはこの豊島を推していた好きな棋士ですが
やはり藤井聡太の魅力には勝てませんので どうしても藤井を応援してしまうのですが
その魅力はやはり将棋の手が素晴らしいということになりとても魅力的な手を指します
けっして安全勝ちを狙わないその指し手はとても魅力を感じますが
それにはたぐいまれな終盤力と深い読みが要求されますので簡単なことではありませんし
真似ることが出来ないところになりそこが天才と言われる所以でしょうか



勝負がついた後 対局者同士で 感想戦 というのをやるのですが
こうしたときは…? とか こんな手もあったとかやるわけですが

最初から指し手を並べ返して検討することになります


その時にAI は

この様に 正解率なるものを出してきますから 恐ろしい
でも AI の感覚と人の感覚は少し違うようです


今回はタイトルの決着がついたので 大がかりな記者会見が執り行われたのですが



記者の質問に答える藤井ですが
このタイトル戦には新聞社以外のスポンサーがついており
それがあのお菓子の不二家ということになります
将棋界にとって スポンサーはとても大切ですので すべての棋士たちがスポンサーの期待するような商品の宣伝に応えるのですが

見ていて少し気の毒になるくらいです…
やり過ぎじゃねぇのか不二家さん
とでも言いたくなってしまうのですが


この写真を見ていただければわかると思うのですが
勝利した藤井聡太に不二家から贈られたのは
こちらの

でっかいペコちゃん人形になります


不二家さんにとってはなんとも素晴らしい宣伝になりますが
小さい子供じゃあるまいしちょっと開いた口がふさがりませんでしたね…

スポンサー冥利に尽きるとはこのことでしょうか
天下の藤井聡太に このでっかいペコちゃん人形を持たせてポーズをとらせるとは……
もっとお金を出してやりなさい と言いたいところです

ニトリの社長でもスポンサーにならんかな
そんなお話でした
それでは また


PS
今週の土曜日 ⒘:00より Abema将棋トーナメント決勝というのがあります
3人ずつのチームによる団体戦ですが 藤井チームが決勝に進んでおります

この団体戦フィッシャールールというので戦うのですが5勝すると勝ちになります
どのような順番で出るかはその時の気分であり一人3局の出場となります
持ち時間が5分で秒読みは5秒だっけ…?
見ていてとても面白いのですが対局者は大変です
とにかく考える時間がほとんどありませんので ほとんどがたたき合いの将棋になり
将棋の恐ろしさと面白さを満喫できること請け合いです
藤井聡太はこのルールでも相当強いです

賞金が1000万のこの将棋団体戦
知らない方は見て損はありません 面白いこと請け合いです

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