Cobblestone-Chess King

2021年　6月

今回は　Cobblestone-Chess King　となります

Cobblestone ２作品目は　同じくChess シリーズの中の　King ということになりました
いずれも　バージニアのブレンドになりますが　前作のKnight と同じバージニアに
ペリクが入っているものかと考えていたのですが　味わいは大きく異なりました

前作のKnight はナチュラルなバージニアということだったのですが　その分甘さも今一つで
熟成の方もやはり今一つの感じでした　ただあまり強くないという触れ込みだったのですが
そうでもなくそれなりの強さとタバコ感はあったようです
コールハスで作っていますので　ダークバージニアの風味も少しあったようです
酸味が少し足りないように感じましたので　ペリクの入っているこのブレンドには
期待と持ったものです。

　


こちらが今回のKing となりますが　リボンカットとは書いてあるのですが
手で触った感じではブロウクンフレイク　あるいはレディラブドのような感じになってますね


こちらが前回の

Knight ですんで　同じような感じのカットになっていました


まだこのシリーズ　TRDC においてもレビューがありませんので
手探り状態での感想となりました
SPDC の方にはこのブレンドのみレビューが少し上がってましたが


喫ってみた感じでは　こちらのブレンドの方は　甘さも強くペリクの酸味と
ダークフルーツの香りと味わい　特にレーズンの味わいのよく効いたブレンドとなっていました
詰めるとき指に少しべとつきがあり　特にフルーツの香りを随分感じますので
バージニアにペリクと　フルーツの着香がなされたバージニアブレンドであると感じました


このブレンド　同じコールハス製のものとして似た感じのブレンドを探すのですが
ラットレーのバージニアブレンドでは似た感じの物はなく
思い当たったブレンドとしては

Fribourg & Treyer - Cut Blended Plug (CBP)
Wessex - Gold Virginia Flake（GVF)

これらの２つのブレンドが参考になると考えました
どちらにも　ペリクは入っていませんが
バージニア自体の着香度合いでは下のブレンドがイメージされ
バーレィが入っていますが　着香の味と香りの質は上のブレンドが似ていると思いました

ペリクが入ったブレンドとしては　Peterson のエリザベシアンがよく似た感じになりますが
バージニアの質とフレイバーがかなり違います　エリザベシアンのバージニアはごく自然な味わいで
着香の雰囲気がありませんが　このブレンドはそうではなくバージニアの香りづけが気になります

上記の２つのブレンドで　その香りづけがよく似ているのはCBPです
下の方はオレンジのテイストがきついので味わい的には少し違うのですが
上の　CBP の方は　アプリコットなのかストーンフルーツなのかよくわかりませんが
柔らかなフルーツの味わいを感じ　それが当ブレンドにもよく似ているようです

GVFの甘さがしつこいので　好みとしてはCBP＞GVF となるのですが
このブレンドは　その中間あたりの位置づけになるかと思います




少し指にべたつきを感じますので　10分くらい乾燥させると良いと思います
そうして軽くパイプに詰めて点火をします

点火とともにまずやって来るのは酸味を伴う強いレーズンの香りとなります
プラムも感じますがとりわけレーズンを強く感じます
ペリクが入っている点ははエリザベシアンと似ていますがさらに強い香りと味わいなので
エリザベシアンとは違って最初にこのペリクの味わいを感じることになります


シトラスの香りに載ってバージニアの甘さがやってきますがこれがまた強いです
明らかにフルーツの香りと味わいを伴うのですが　コールハスにありがちはオレンジの香りではありません　もっと穏やかなのですが味わいは濃いと思います
バージニアのタバコ葉自体はコールハス特有の軽いダークバージニアの傾向を感じます
その辺りは前回のブレンドと同じになります


不二家のネクターを思い出させるようなそのフルーティな味わいは
よくわからないのですが　アプリコット　あるいは桃とかネクタリンのようなストーンフルーツを
思わせるような味わいとなります
ペリクの酸味自体は強くはありませんがダークフルーツの味わいにフルーツの味わいが合わさりますので　甘さは濃い目でそれでいて意外と柔らかく　半着香のおいしいブレンドになると思います

バージニアのタバコ感もあり満足感もしっかりありますので
着香タバコを喫い慣れている人にはかなり美味いブレンドになるかと思いました


ただ…　　　ということになります

このフレイバーが　少し後口に残りますね
少しだけ苦みを感じるようです　　　そこが気に入りません…

もっと香りづけを控えてほしいところです
これでは常喫には無理かと思いますね

もっと自然な香りと甘さのエリザベシアンの方がずっと美味いと思いましたね

オレンジの香りが強い　GVF と比べると
当ブレンド＞GVF　

フルーツの味わいが似ている　CBP と比べると
味の自然さということで
CBP＞当ブレンド

エリザベシアンも含めると　バランスの良さとナチュラルなテイストを評価して
エリザベシアン＞CBP＞当ブレンド＞GVF
というのがこの私の評価となります


どうもドイツのコールハスは　味付けが濃い傾向があるようですね
そのあたりは　この私の好みと少し違うようです
その辺りはドイツタバコの一般的傾向のようですね

こういったブレンドを喫っていますと妙にバーレィのドライなブレンドが喫いたくなります
そういった感想になりました

それでは　また