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松本健史の「生活リハビリの達人」になろう!

超高齢社会の切り札「生活リハビリの達人」になる!講師・原稿依頼は matumomo@helen.ocn.ne.jp まで

がんばろう地域のリハビリ

2011年11月13日 | 生活リハビリ

遠方、京都の宇治から生活リハビリ道場に見学者が2名来られました。

PTのMさんと奥様(現在老人保健施設勤務)。

これから自分で起業して生活リハビリのできるデイサービスをたちあげようと考えておられるとのこと。

いろいろ意見交換できて、たのしかったです。

 

設計の段階でご夫婦で意見が分かれているのがお風呂だそうです。

道場のウリのひとつ「ひのきのお風呂」をみていただきました。

個別浴槽でバリアアリー(!)です。

でもこれに本人さんの座位バランス、体幹筋の力を引き出すことで、

重度の片まひの高齢者でも入れます。もちろん介助者は本人さんの身体機能を把握し、

絶対的な安心感を感じてもらえる声掛け、適切な介助で浴槽の出入りをサポートできなければなりません。

これがまだまだできない施設が多く、個浴はいれたけれど・・・という声もめちゃくちゃ多いんです。

ただこのバリアをクリアし、うまく入ることができれば、「おお、病気したけど、こんな風呂に入れた!また温泉旅行にもいけるかも!?」

と精神的な生活空間がぐぐっと広がります。うれしいことに実際旅行に出られた利用者さんも多いです。

写真はそんな利用者さんの喜びのために積み重ねた練習の風景です。これはひのきではありませんが・・・

電動のお風呂でウィーンジャブジャブ「病気したからこんな風呂でガマンせねば・・・」これでは精神的な生活空間はギュッと縮まってしまうことでしょう。

 

ひのきは生き物なので、かびが生えます。道場の7年間でくろぐろしたお風呂が、ご夫妻にどう映ったか・・・。

多少不安ですが、これもいろんな歴史の足跡です。消耗品と考えればよいですし、来年にはうちも変える予定です。

ぜひMさんご夫婦で話し合って、良い施設をつくってください。

完成したらお邪魔させてください。

(私で良ければ)なにか相談があればいつでもどうぞ。

地域で頑張るセラピストとして一緒にがんばっていきましょう。 応援しています!

 

 

 


すこやかフェアinみやこメッセ 訪問リハビリのコント お疲れさまでした!

2011年09月04日 | 生活リハビリ

京都みやこメッセにて開催の『すこやかフェア』にて訪問リハビリをもっと知ってもらおうと

訪問リハビリ紹介のコントをしました。

準備から役者集めまで尽力いただいた清水先生はじめ、参加いただいた理学療法士の先生方ありがとうございました。

このコントで訪問リハの認知度がすこしでもあがるとうれしいですね。

以下、本日のコント脚本です。熱演を想像しながら読んでくださいね!

 第1話 呼んでよかった訪問リハビリ

 (ベッドで寝ている夫 妻を大声で呼んでいる) 

夫 おーい、おまえ~ 来いといってるだろ!ちょっとぉー おーい

(妻が部屋に入って来る)

妻 はいはい、そんなに叫ばなくても聞こえてますよ 

あなた起きるんでしょう  よっこいしょ

(布団から無理やり起こす 腕を引っ張り座らせる)

夫 (腕をさすりながら)イテテテテ! おい、おまえ がさつだなー

(ベッドに端座位になる)

妻 (腰をさすりながら)アタシだって腰が痛いのよ

    あなた体重が増えたんじゃないの?

夫 いや、おまえほど

  でっぷり太ってないはずじゃが

妻 介護に疲れたわ、なにかいい方法はないかしら・・・

ピーンポーン(呼鈴が鳴る) 訪問リハセラピスト登場

訪 こんにちはー             

妻 あ、そうそう、今日から訪問リハビリの理学療法士さんがきてくれるんだったわ

夫 あーリハビリの三嶋さん、ちょうどいいところへ。ワシは妻の小言に困っておったんです

妻 こっちこそ、この人のへらずぐちに頭にきてたのよ

訪 どんなことでお困りですか?

妻 起こしたり、介助したり、いつもの介護が大変なんです。おかげで腰を痛めちゃいました

訪 それはたいへんですね。起き上がりの方法とか車椅子のこととか

  奥様が介護しやすいようにお手伝いさせて頂きますね。

  いつもの介護の仕方を見せてもらっていいですか

妻 照れちゃうわね、いいですか、あなたいくわよ(実演してもらう)

夫 いてててぇ~(腕をさすりながら)こんなふうに、とてもがさつで困っているんじゃ

妻 (腰をさすりながら)あー腰が痛いわ

訪 ではご主人の力をもっと引き出す方法で介助しましょう

(訪問リハのセラピストの指導をうけると上手にベッドから起きることができた)

こーするとご主人の力が出てきて、奥さんの介助も楽。ご主人のリハビリにもいいですよ

妻 まーこんな方法があったのね。助かるわー

訪 そしてご主人の足がぶらぶらです。ベッドの高さがちょっと高すぎです。

  介護保険の福祉用具のレンタルを使えばベッドや車椅子もいいのが借りれますよ。

  こんなのがあります(車いすを紹介(現物)フットレストをはずしたり、アームレストをあげたりする)

夫 トイレや風呂が困っているんじゃが・・・

訪 住宅改修制度が利用できます。状態に合わせた改修をアドバイスしましょう。

訪 こんな歩行器がありますよ

夫 おーこれで歩けたわい!

妻 あーたのんでよかったわ、訪問リハビリ、これからも三嶋さんよろしくね

訪 はい、わかりました

夫 こんなこともできるぞー

 (歩行器にまたがってイナバウワーのような過激なポーズをしている)

訪 まあまあ、ご主人ぼちぼちいきましょう

妻 あなた、無理は禁物よ

(などと声かけている芝居のなかエンディングのナレーション)

ナレーター おやおや、ご主人いきなり張り切りすぎのようですね。訪問リハビリではご主人に合った体操も初歩から段階的に教えてくれますのであわてなくていいですよ。このように元気に在宅生活を続けるお手伝いに訪問リハビリをご利用ください。介護保険のサービスです。お問い合わせは、お住まいの区の福祉事務所にどうぞ。

 

 

第2話 身体づくり、生きがいづくりに訪問リハビリ

(猫背でイスに座っている意欲のない老婆みか ) 

みか あーわたしはもうだめなの

息子 そんなこといわずにお袋、まだ動けるだろ

みか もうなにもしたくない、どこにも行きたくない

息子 ご飯ができたよ 食べるかい

みか 食べたくない(お膳をひっくり返す)

息子 さて、困ったどうしたらいいんだろう

 (ピーンポーン)

訪  こんにちは訪問リハビリです

息子 あ、そうだ今日から訪問リハビリの人がうちに来てくれるんだ

みか ふん 誰が来ようとなにもしたくないからね

息子 なにかいい方法はないですかね

訪  うーん、少し姿勢もうつむきかげんで、これでは気分も沈んでしまいますね

この猫背状態を「円背」といいます。肩甲骨が離れてしまっていること、背骨が丸まってしまっていることが原因です。

   すこし肩甲骨をほぐしましょう 座ってばかりだと足も固くなってしまいますね

  (身体をストレッチする) 

訪 (ストレッチしながら)みかさんはなにかご趣味はあったんですか

息子 昔はカラオケ教室にきばって行ってたんですよ

訪  じゃ音楽で体操していきましょう

ミュージックスタート(北国の春が流れる)

それではみなさんもご一緒に ♪しらかばーあおぞーら

  (体操終わる)

訪  どうですか?

みか なんか気が晴れてきたわ

息子 母さん、そのいきそのいき

みか  今度はあんたとデュエットしましょう 

み・訪 しらかばーあおぞーら

(3人で歌う。わきあいあいの芝居をバックにナレーション)

ナレーター 訪問リハではこのように固くなっている関節をほぐす、姿勢・動作の指導、体操の指導など症状にあった治療や訓練を提供しています。生きがいのある生活を取り戻すために訪問リハビリをご利用ください。介護保険のサービスです。お問い合わせはお住まいの区の福祉事務所にどうぞ。 

  最後に記念撮影 (左から清水先生・藤井先生・松田先生・三嶋先生・松本)みなさんありがとうございました。ここに写ってませんが、ナレーションの中田さん(地域リハ協議会事務局)素晴らしいナレーションありがとうございました。けっこうウケてたと客席にいた娘が言ってました。楽しかったです。またやりましょう!DVDで発売してもいいかも(笑)


雑誌「地域リハビリテーション」に『生活リハビリ術』の書評が載りました! 

2011年07月26日 | 生活リハビリ

拙著「生活リハビリ術」の書評が雑「地域リハビリテーション」(三輪書店)に載りました。

書いていただいたのは、地域リハビリの研修会で、いつも二人三脚で頑張ってきた保健所の荒堀さんです。

よーく読みこんで書いてくれてるので、本は読まなくても、ぜひこの書評だけは読んでください!

 

以下全文掲載。

 

『生活リハビリ術』(ブリコラージュ) 松本健史著 

本書は、ケアをする上で大切にしたいまなざしと、実践に活かせるヒントに数多く出会える一冊である。内容は2部構成になっており、第1部の「白帯編」では、食事・入浴・排泄等をどのように考えてケアをするのか、第2部の「黒帯編」では「その人らしさ」をどうやって介護に活かすかが述べられ、「明日から使える生活リハビリノート」には現場で取り組める具体的な方法をとてもわかりやすく紹介している。 

 

「リハビリスンドラン症候群」「フロフェッショナル」「マンデハッタンの奇跡」などの著者のセンスが光る造語と共に、生活を重視したリハビリの方法を提案しているのだが、その内容は、各テーマを読み進める毎に「介護で忘れちゃいけない大事なこと」がズンズンと胸の奥に響いてくるものだ。

 

著者は京都府丹後地域の介護保険サービス事業所をまわり、理学療法士の知恵と経験を活かしたリハビリのアドバイスをされている。私もそれらの事業所を訪れるが、本書で紹介されているように、利用者さんに合わせて椅子の足が様々な高さに切られていたり、特浴室の一角に個浴用の浴槽が置かれていたり、あるいは、複数の職員が利用者さんを同じ見方でケアするために写真付きの解説ポスターがあったりする。そして、何よりも、これらの取組をされている職員は熱く介護を、利用者さんの様子を語られるのだから、著者がこれらの事業所に伝えているのはスキルだけではないことがわかる。

 

 

「体は特段しんきいわけでもない。誰からも頼りにされない、肩身も狭い、これがツライ。この気持ちに何か病名はついとるのか?」という利用者さんの声、「おいしいものが食べたい」という経管栄養の利用者さんの七夕の短冊など、一人一人の思いを受け止めて、生活リハビリを実践している著者だからこそ、他の事業所にもそのスピリットが伝わっているのだろう。私も「連携はケースでつくる」「関係のチカラを活かす」などを心したい。

生活リハビリ術を取り入れ、一人でも多くの方が笑顔で生活できることを心から願う。

 

                               (保健師  荒堀由妃)

ほんとよく読みこんで書いてくれてるので、本に書いた自分のアホなとこ

(嫁はんから家をたびたび追い出され、流浪の身になっていることなど)

も真剣に読んでくれてたんだと思い、大変悪いような、情けないような気持ちがこみ上げ、

赤面してしまいました。

  

でも私が伝えたかったことを、噛み砕いて、例を挙げわかりやすく表現していただいたと思い、

感謝の気持ちでいっぱいです。荒堀さんありがとうございました。また飲みましょう!

 


地域でがんばるセラピストさんからメールをいただきました

2011年06月11日 | 生活リハビリ

病院を出て地域で活動するセラピストが増えています。

病気の治療がすみ病院を退院してからも生活の場でのリハビリが必要な方は多いです。

そして生活期のリハビリというのは個別性が高く、セラピストとしても未体験ゾーンであり、悩みが多いもの。

僕と同じく地域で頑張っておられる岡山のKさんからメールをいただきましたので紹介させていただきます。

以下引用・・・

昨年末に「生活リハビリ術」を読ませて頂き、
メールで一度やり取りさせていただいた、
岡山の診療所におります、Kと申します。

あの本はいつも手元に置いているのですが、
ここ数日、久しぶりにまた読み返していました。

というのも実は先月から特養に行き始めたんです。

そこでは外来ではもちろん、訪問や通所でも遭遇する事の無い、
様々な利用者を目にして、色々考える事が出てきました。
自分のやっている事や、考えている事に対して、
疑問や不安がたくさん出てきてしまって…

それとは別に、部署内の体制にも頭を悩ませていたりして、
なんか自分はこのままでいいのか、
これからどこへ向かっていくのか、
あれこれ思ってちょっとテンション下がっていたのですが、
この本を読んで、なんだか笑顔になれました。

発言力も行動力も乏しく、ただうだうだと考えているだけの
情けない私ですが、でもこの仕事が大好きだし、
やっぱり自分に納得できる仕事がしたいって、改めて思いました。

なんか、意味不明なメールになってしまってごめんなさい。
あの本は私の大切なバイブルになりそうです。
これからもまた情報発信、楽しみにしております。

引用終わり

 

Kさんありがとうございます。

悩み多いけど「この仕事が好きだ」というKさんの気持ちが伝わってくるメールだと思いました。

私も「あーでもない、こーでもない」と悩みながらですが、

おおくのお年寄りさんや職員さんにいろんなことを教えてもらえるこの仕事が好きです。

いっしょに頑張っていきましょう!

拙著も読んでいただき、感謝です。

岡山とこちら丹後では地域性も違うでしょうし、いろんなご経験をまた教えてください。

訪問の面白い話などもまた紹介いただけたら・・・と思います。

Kさん、これからもよろしくお願いします!