さしあたって、件の卸鉄処理実験炉製作。
以下、実験記録。
12日 準備 炉の製作と乾燥。
13日 強制乾燥 夕方に実施。燃料は竹。実験に用いる燃料としてオガ炭を切り刻み、さらにバーク(樹皮)を用意する。
なお、実験の鉄材は鋳鉄製の風呂釜残骸と太い番線の切れ端、それに下げ鉄として大和守さんから戴いた残り。
14日 午前8時57分実験開始。着火には燃料用アルコールと消し炭。
午前9時15分頃 火力上がらず、一旦停止。
10時過ぎ 火力安定するも溶解の兆しなし。籾殻を投入.実家周辺煙まみれとなる。
11時頃 最初の火花炎に混ざる。風力低下に伴い火力低下。最初の取り出し。溶解に至らず。
11時半 燃料投入後、風力風量最大にする。 溶解に至らぬ素材再投入し強熱。
12時半 炉停止。数分後 確認を行う。赤熱状態の鉄塊確認せり。レール床にて殴打するも粉砕。
実験のまとめ
燃料に用いたオガ炭大きさが大きい。炉の処理能力を超えての投入。水火床とするに、敷き詰めた粉炭の量、注入した水の量が少なかった。鉄材の量と割った大きさ。
反省点はかなり多い。また、送風時脈動がみられ、たびだび不安定な送風となった。
出来上がった生成物も、鋳鉄に近く酸化が激しいため、ほとんど使い物にならない物であった。
きっと僕よりは上手く出来てますよ!
次はきっと成功しますよ!!
小さい。当然容量も小さい。なによりも羽口から上の高さが
10センチ程度。
技術そのものは単純明快ですが、実際やってみるとかなり難易度が高い。
たちまちは、今後実験するときは、素材である鋳鉄を石灰とホウ砂
それにホウ酸の混合物まみれにしてやってみようか、などと考えてます。
失敗して鉄くずにしてしまったものも含めて。