山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

ゲットした金床

2007-06-24 16:31:00 | Weblog
 オークションにてゲットしたツノ付きアンビル(30kg)を据え付け、コーチボルトで取り付けをした。
 使っている台座。溜めマスを利用しているのだが、写っている枕木の位置より外側に取り付け穴がきてしまい、苦肉の策がこれ。
 実際に空叩きしてみると、特有のカカーンと甲高く響く音もなく、カッカッコッコッ、と鈍い音でありました。
 工具穴の大きさも22×22(mm)であったため、今現在ある鋼材(19ミリ、20ミリ)では据えタガネの製作ができず、石工用のクサノミ(くさび。平タガネの形状をした道具。太さ30ミリ)でも加工して作ろうかと思いましたが、他の事で
鍛冶作業はできず終わりました。
S45Cであれば、なんとかなるかのう。

初の剣ナタ完成

2007-06-17 19:05:52 | Weblog
5月から鍛えていた剣ナタ完成
それがこの画像。
柄だけが立派。
なんだか柳刃包丁みたいですわ。
焼き入れもばっちり。
焼き戻しも多分ばっちり(怪しいな.汗)
積層模様は右側の側面に雷がボカーンと落ちたような筋となって発現。
裏っかわは、なにやらどんよりどんよりドヨドヨした雷雲のごとき模様。
問題は刃がプロペラ(爆)
必死こいて金剛砥石で研いでると、手元がつるりと滑って、右中指の腹と
左人差し指の腹をちょいと切腹。
大村砥石でさらに磨くと、上記の模様が現われ、鍋で煮る事ができない
長さなので烏龍茶の入っておった2リットルペットボトルに熱湯とミョウバンを
入れた熱水溶液にてエッチング。これでも模様は出る事が判明。
エッチング終了してナタの柄をすげた時、どえらく刃がプロペラになっておること
に気づいて、金剛砥石と大村砥石でゴリゴリ…。
ところで、鋼は何処じゃぁぁ~。

成形作業

2007-06-10 17:58:55 | Weblog
包丁もどき剣ナタの成形作業をした。
焼き入れは来週の予定。
どうです?だいぶマシになったでしょ?
目釘穴を一貫して開けようと思うたが、さしあたって市販のナタの柄に付属している
釘の太さがわからん。
また、分からんにしてもドリルの刃がパーになっとる。
ショックは止まる事を知らず。
刃を成形してゆくと、あれあれっ。なにこれ。
切刃の中央に何やら傷が。割れたか?焼き鈍しして空叩きの度が過ぎたか?
それは不明であるが,亀裂が生じていてさらにその割れの長さ分程削ったため、柳刃包丁の
化けもんみたいになった。
 擦り上げて、塩水でちょいと研磨すると積層のラインに沿って錆が浮いた。
そこから判断すると積層は5層程度であるようだ。
それにしても、鋼はどこじゃ?

やっぱり、包丁と変わらんのう(爆)

2007-06-03 18:20:51 | Weblog
 先週は疲れと氏神さんの春祭のため鍛冶作業できませんでしたが、
今日(6月3日)に先々週鍛えかけでいた、剣ナタ(包丁モドキ?)
を焼き鈍しまでこぎ着けました。
 画像のとおり、やはり包丁となんら代わり映えしません。
 厚さも9ミリないかと思ってましたがかなり厚く、幅も長さも延びたですが
8ミリは確実にあります。
 コミ取りをした時に鍛接不良が出現。刃の方にはないですが、ここから折れるか?
チト不安。