山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

あまりやりたくない刃物の修理

2006-08-18 22:17:35 | Weblog









包丁の首の部分が腐れてもげた時の修理方法。
余りお勧めできんですが。
要は腐ったコミの部分を別材で火造ってクサビを作り、溶接するだけ。
薄物の場合は、熱変形、焼き戻りの可能性あり。いかにダメージを与えないようにするかがカギであります。

小実験の大失敗

2006-08-15 13:24:31 | Weblog













さしあたって、件の卸鉄処理実験炉製作。
以下、実験記録。
12日 準備 炉の製作と乾燥。
13日 強制乾燥 夕方に実施。燃料は竹。実験に用いる燃料としてオガ炭を切り刻み、さらにバーク(樹皮)を用意する。
なお、実験の鉄材は鋳鉄製の風呂釜残骸と太い番線の切れ端、それに下げ鉄として大和守さんから戴いた残り。
14日 午前8時57分実験開始。着火には燃料用アルコールと消し炭。
    午前9時15分頃 火力上がらず、一旦停止。
      10時過ぎ  火力安定するも溶解の兆しなし。籾殻を投入.実家周辺煙まみれとなる。
      11時頃   最初の火花炎に混ざる。風力低下に伴い火力低下。最初の取り出し。溶解に至らず。
      11時半   燃料投入後、風力風量最大にする。 溶解に至らぬ素材再投入し強熱。
      12時半   炉停止。数分後 確認を行う。赤熱状態の鉄塊確認せり。レール床にて殴打するも粉砕。
 実験のまとめ
  燃料に用いたオガ炭大きさが大きい。炉の処理能力を超えての投入。水火床とするに、敷き詰めた粉炭の量、注入した水の量が少なかった。鉄材の量と割った大きさ。
 反省点はかなり多い。また、送風時脈動がみられ、たびだび不安定な送風となった。
 出来上がった生成物も、鋳鉄に近く酸化が激しいため、ほとんど使い物にならない物であった。 
        

どーしても作ってみたい方へ

2006-08-02 21:53:23 | Weblog












自作ヤニ台の断面。
上の図が現在の形。下の図が改良図。
参考にならんかもしれんが参考までに。
台の素材は別段金属にこだわらなくてもよい。要はヤニを乗せて固定するためのもの。
木材でもそれは可能。ただし、その台を使うてえっちらおっちら細工しよる時に
動くとチト具合が悪い。台は重い方がよいのだ。移動させるのが重くてやれんけど。
ここで訂正。直径は65ミリ~70ミリである。
こんな太いのどこにあるのか~。と思われるかもしれないが、実はパワーショベルの
バケットとアームを繋いどるピン。このピンの廃物を利用して作っているに過ぎない。
旋盤があれば、穴グリしてガードがいらんものができるんじゃが。