山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

コンニャクの花

2008-05-18 19:54:54 | Weblog
 鍛冶作業とかけ離れて、珍しく季節の記事。
 画像は庭先に咲いたコンニャクの花である。
 コンニャクそのものは幼少時より見かけていたが、
 数年前に一度花が咲いた。
 地味でグロテスク。
 この花の学名もまた酷い名である。
 巨大なものは高さ1メートル以上になるとか。
 しかし、ここは粘土質であるため、草木が芽を出すにはかなり難儀な
土質であるが、ようもようも咲いたものだ。
 ちなみに、今年見かけた花の全高は地上から約5~60センチ。
 イモも大きくなっておると思われるが、枯れ果て絶えてしまう可能性もある。
 

連休はこんな作業に

2008-05-06 20:39:00 | Weblog
 連休が始まると、大体は百姓であるのだが、この度は弟がおって助かり、帰った時点で百姓は終了していた。
 作業ログ。
 5月3日 作業時刻定かならず。5時間。連休前にこさえたブツを研磨しエッチング。鍛接作業するも、金床が極端に斜め右に傾く。無理矢理S45Cで当て金を作る。
 5月4日 ほぼ一日中作業。積層材製作。金床の位置修正。ヤケド連発。1・8kgハンマー復活。積層材も何層に綯ったやら不明。
 5月5日 板に延べてけがき、平タガネをもって切り取り、グラインダーでもって成形し、鍛鉄、鍛金をする。前日の大叩きがたたり、マメができてハンマーが握れん。加熱には竹の消し炭を使用。火力がよろしい。ついでに鍛接実験。くっつくことはくっついたが、コークスよりも時間がかかる。
 作品の加熱時、一瞬赤熱した状態で模様が浮き上がっていたが写真取らず。
 5月6日 出来上がったブツの大研磨とエッチング、そして仕上げ。できたものが画像。研磨時にはリューターと電気ドリルのチャック接続部が発熱。うっかり触ってあっちゃっちゃ~(爆)スプレータイプのグリスを吹きつけると煮えくり返って煙が立った……。
 ドリルで穴開けするも刃が立たぬ。センターポンチでガッツンガッツン打って半ば通して穴開け。
 布ヤスリで擦って擦り磨き、高温のミョウバン水の中に放り込んだ瞬間、見事な模様が浮き出た。
 もう一つあるが、これも上手いこと浮き出た。連休前に作ったブツは研磨し過ぎ、縁が鋭利な刃物状態となったため、あえなく出すこともなく終了。
 
 一日中、炉の火を絶やすことなく作業するにあたり、休憩時に竹炭の粉炭をば炉のコークスを掻き揚げた直後に放り込み、その上にコークスを被せた。
 粉炭はジガジガと燃えるだけ。風を送ると火が熾って再び作業することができた。これも一つの知恵。