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Life in San Francisco

Welcome!
サンフランシスコ在住のフローラルデザイナーです。
www.pbase.com/gatolisto

BATMAN新作公開記念

2005-06-15 00:03:34 | フローラルデザイン
ここサンフランシスコはただ今6月14日の朝。今朝の新聞によると、バットマンの最新作Batman Begins」が今夜(正確には明日15日)の12時1分に一斉公開されるのだそうです。

と言うことで、BATMAN公開記念にこの蘭をみなさんへ。(BATMAN検索でここにいらした方、スミマセン~・・・)

ね?ね?ね? この蘭のセンターの模様、BATMANチックじゃぁないですか?


ここで少し、この蘭について・・・。

名前はMILTONOPSIS。パンジーオーキッドの名前でも親しまれています。原産地はコスタリカからペルーにかけての一帯。この白のほかにピンクのものもあります。



ところで、僕はきっと見に行かないだろうなぁ、BATMAN。そもそもハリウッドの超大作にはあまり興味がない方ですし。とは言え、僕の(KEVIN、すまん、許せ!)ブラピの「Mr. and Mrs. Smith」は今日、二コール・キッドマンの「bewitched(奥様は魔女)」は公開日に見に行くつもりですが。

そちらの感想はまたアップします!






氷のボール

2005-06-04 23:00:25 | フローラルデザイン
まず最初に断っておきますと、この画像のものは「試作品」です。

先日、11月に行われる予定のとあるパーティの打ち合わせをしたのですが、クライアントから、このパーティ用のテーブルアレンジメントは「ちょっと変わっているもの」で「来客したゲストが『WOW!』と驚くようなもの」を作ってほしいという要望があったので、プレゼンテーション用にサンプルをいくつか提案しました。で、そのサンプルのひとつがこの画像のもの。

このサンプルは直径20cmほどの小さなものですが、本番では60cmくらいの巨大のものになる予定。その氷のボールの中に、水を溜めて、フローティング・キャンドルを浮かせる予定です。

作り方はいたって簡単。大小サイズの違う同じ形のボールを重ね(セロテープで固定します)、その間に水を流し込みます。そして、そこに花や果物をスライスしたものを入れ、あとは冷凍庫で凍らせれば出来上がりです。 画像で使ったものは、僕の庭で摘んだアジサイとジャスミンの葉です。

クライアントからも気に入ってもらえ、11月には氷のテーブルアレンジメントがお目見えする予定です! 20個ほど作る予定(ホテルの巨大冷凍庫を借りて作ります)ですが、結構迫力あるものになるんじゃないでしょうか。楽しみだ!


ところで、みなさん、これ、本当に作るのが簡単だし、これからの季節、そうめんなんかを入れて食べるのもいいんじゃないでしょうか? お試しあれ!

最新作 「キャスケード」

2005-05-21 15:28:59 | フローラルデザイン
今朝作った、出来立てほやほやの作品です。

そもそも、この作品を作るきっかけになったのは、この作品の中でも使われているぺデスタル(日本語では何て言うんでしょう?「台座」かな?)でした。2ヶ月ほど前に手がけたウェディング用にこのぺデスタルを見つけ、そのシンプルで洗練されたデザインに一目ぼれをして購入したのですが、いつかはこういった形で作品の中にも取り入れたいと考えていたのです。

というわけで、ここ2週間ほどそれ用のデザインを考えていたのですが、このぺデスタル自体に高さがありますし、実際に作品をディスプレイする際には、さらに、そのぺデスタルをテーブルの上へ置くわけですから、それだけでもかなりの高さになるわけです。 そこで考えたのが「キャスケード」、つまり、上部から下へ零れ落ちるようなデザインですね。

そこで出来上がったのが、画像のもの。

ぺデスタルの上に、金属製の花器を置き、そこから花がこぼれるようなデザインにしました。細い白樺の枝をいろんな長さに切り、それをワイヤを使って、花器からこぼれるような形に組み合わせていきます。そして、その白樺のフレーム・ワークに、ドライのマテリアル(アスパラガス・ファーン、アジサイ、マネーツリー、タロベリーの実、綿の実)をグルーガンで取り付けていきます。 その後、生花(トルコ桔梗、エリンジアム、バニ・テール、トラキリアム)を挿して完成です。


こんな感じで出来上がった今回の作品ですが、ここ最近の中では個人的にもっとも気に入っている自信作に仕上がりました! 

雑誌掲載

2005-05-10 14:43:10 | フローラルデザイン
いやぁ、今年の母の日は忙しかったですねぇ。そんなこんなでBLOGの更新も一週間振り・・・。お待たせしました!

以前、ここのBLOG内でも予告しましたが、僕の作品が載った雑誌が発売されました。誌名はDiablo Magazine。San Francisco East Bayのリージョナル・マガジンで、ターゲットの読者層は地元のリッチな女性達。内容もそれにちなんだもので、ファッション、ダイニングから、アート、その他いろいろなトレンド情報までを網羅しています。

今回僕の作品が取り上げられたのは、「サンフランシスコ・ベイエリアで活躍する人気のパーティ・イベンター達が選んだお気に入りのフローリスト5人」というもの。そしてアンケートの結果、めでたく僕がその中の一人に選ばれたのでした。

この企画が持ち上がったのは、実は去年のちょうど今頃。フラワーアレンジメントもその頃にオークランド市内のスタジオですでに撮影を終えていたので、今回こうして発売に至るまでに1年を要したことになります。結構長いですよね。そしてそれがこの画像のものです。

企画の段階で、「春から初夏にかけてのイメージで作ってほしい」という要望が先方からあったので、サンフランシスコならではの涼しい初夏をイメージして、ブルー、ラベンダー、パープルというモノクロマティックなクールカラースキームで望むことにしました。直径50cmくらいある素朴な手焼きの平べったい花器に柳で作ったリースをセットして、そこに約20種類の花材を使ってデザインしてあります。リースの真ん中から見える水も、重要なデザインの要素になっています。ちなみに使った花材は、アジサイ、ラベンダー、ライラック、ビバーナム、ニゲラ、スカビオーサ、バラ、トルコ桔梗、オレガノ、しゃくやく、スイートピーなど。


ところで、思った以上の反響で、僕としても嬉しい限りです。ベイエリアにお住まいの方、よろしかったら本屋でこの雑誌を手に取って見てみてくださいね~!

万華鏡

2005-05-02 02:04:17 | フローラルデザイン
毎週金曜日は地元のホテルやオフィスなどの活けこみ、及びウィークリーアレンジメントの納品の日なのですが、そんな中から一昨日納品したアレンジメントのひとつをここで紹介。

クライアントのひとつに地元の高級フィットネス・クラブがあるのですが、ここではリセプションエリアにある受付カウンター(大きなもの)とそこにあるゲスト用のテーブルに飾るセンターピース(テーブルアレンジメント)を毎週納品しています。今回上の画像で紹介したものは、このテーブル用のものです。 ここも基本的にデザインは僕へお任せなので、自分の作りたいものを勝手気ままに作っているのですが、ここ最近結構コンテンポラリーなものが続いたので今週はヨーロピアン・スタイルで迫っていました。

この作品のスタイルを簡単に述べると、「パヴェ風、ビデマイヤー」ですか。パヴェとはもともと宝石デザインから来たスタイルなのですが、これは宝石を平面に敷き詰めたデザインを指します。そしてビデマイヤーですが、こちらは近代ドイツ、及びオーストリアで主流だったデザイン様式のひとつです。一口で説明すると、円形の中にスパイラル状、またはサークル状にデザインしたものです。この様式はいろいろなものに使われていて、それは家具もしかり、絵画、陶器、宝石などにも至ります。日本では花のビデマイヤーというと半ドーム型のものを思い浮かべる方も多いと思いますが、今回僕がデザインしたような平面なものもあるんですよね。

ちなみに、この画像は真上から撮ったものなので花器が見えませんが、鉄製(表面は錆ついた感じ)のヨーロッパ風のアーン(壷)に入っています。

使った花材は、エリンジウム、デイジー、マム、アマランサス、スパニッシュ・ラベンダー、ルカデンドロン、アイビー、モス、そしてトラキリアムです。

少し万華鏡のようにも見えますよね?


このフィットネスクラブは年会費1万ドル(嗚呼、現実離れしてるなぁ・・・)というだけあって、地元のリッチな人たちの社交場になっています。そんなわけで、時間もお金も持て余しているような奥様方も多いわけでして、彼女たちは僕の大切なカモ、おっと失礼~、もとい、クライアントでもあります。週末ともなればパーティも多く、そうなれば僕のアレンジメントの出番です!

今回のちょと見慣れぬデザインは、周囲からの評判も上々で、昨日の段階ですでに3件オーダーが入りました。


ところで、話はかわりますが、昨日の夜、待ちに待ったCHICK COREAのコンサートへ行ってきました!! 良かったですよぉ!! こちらの模様は次回のエントリーでアップしたいと思います。


初コラボレーション

2005-04-18 14:45:19 | フローラルデザイン
KEVINと僕の初コラボレーション!

僕は草月の師範の資格を持っているのですが、草月のレッスンの中に、「紙を使う」というものがあります。それを何かの折りにKEVINに話したところ、「じゃあ、僕が水彩画で抽象的なものを描くから、それをMATTHEWの作品の中で使おうよ」ということになり、実現したのが今回ここで紹介する作品です。

そんなこんなで、先々週、KEVINに大きな画用紙に抽象的な水彩画を数枚描いてもらい、その中から僕のイメージに合ったものを何枚か選んで、それを元に僕がいくつかのオブジェを作成。そもそもこの作品が仕上がるまでに何枚かイメージ画を作り、KEVINに「こんな感じのものを作りたい」という旨を伝えていたので、思った以上に僕のイメージに合ったものがスムーズに仕上がってきました。

僕が初めに決めていたのは、「カラフルでポップな感じ、ただし、シンプルでコンテンポラリーなもの」というテーマだったのですが、どうです、仕上がりはそれにちなんだものになったんじゃないでしょうか?

まず最初に、竹でフレームを作り、それにカラーペイント{下地はフラット・ホワイト、その上にホリデー・レッド)を施します。フレームの赤が引き立つように、花は白からグリーンにかけたグラデーションのアンスリアムのみを使用。アンスリアムは大きめのウォーターチューブ(ハランの葉で巻いたもの)に挿し、それをフレームの中に立体的にワイヤを使って留めて生きます。そして、最後に紙で作ったオブジェをセットして完成。こうして、僕とKEVINの初コラボレーションが出来上がりました。

この作品を作ったのは金曜日の朝だったのですが、その晩、KEVINと一緒に実際に仕上がった作品を展示してあるホテルへ見に行きました。KEVINも初めてのコラボレーションに感動した様子。良かった良かった・・・(ホッ・・・)。

それにしても、BFと一緒に何かを作り上げるっていうのは、何ものにも変えられぬ喜びがありますね。先々はKEVINのスケッチと僕のフローラルデザインをコラボレートした写真集なんかも出してみたいし、いろいろな分野のアーティストが集まって、「花」をテーマにしたグループ展も企画したいと思っています。

新作

2005-03-31 15:36:15 | フローラルデザイン
僕はドライ・マテリアルが好きなので、常日頃から生花と組み合わせてデザインの中に取り入れたりしているのですが、今回ここで紹介するものも、そのドライをメインに使ったスクリーン風のものです。

まずは細い白樺の枝とパンリードで平面のスクリーンを作ります。ちなみに枝が重なる部分すべてを極細のデコラティブなワイヤで結んであります。グルーだけの固定だと、スクリーンが大きくなればなるほど重みを増し安定性に欠けるので、こうしてワイヤで結ぶことでスクリーン全体が強化されるわけです。

そして、その「土台」部分が仕上がった段階で、ドライ・マテリアルをグルーガンで貼っていきます。今回使った素材は、アジサイ、ビリー・ボール、レインディア・モス、ラベンダー、マネー・トゥリー、そしてタロ・ベリーの実、バラの花びらです。

この段階で天井から吊るしてもいいのですが、この作品をディスプレイする場所はホテルで、天井への金具等の取り付けの禁止など、いくつかの制約があるため、両サイドにテラコッタを使い、そこにポールを立ててこのスクリーンを吊るすように工夫してあります。ちなみにテラコッタの中には、黄色いピンクッション・プロテア(生花)とゲイラックス、ビリー・ボール、そしてラベンダーでデコレーションしました。

このスクリーンをディスプレイして今日で4日目。この作品を見たホテルのゲストから、すでに何件かオーダーが入っています。ということは、この先、数週間はこのスクリーンを作り続けるというわけかぁ・・・。嬉しいような嬉しくないような・・・。


クローズアップ画像はこちら

近況 (仕事関係)

2005-03-08 14:55:00 | フローラルデザイン
今週は公私ともにイベントが目白押しなのですが、今回は、ここにいらっしゃる皆さんが持っているであろう(いや、持っているに決まっている・・・わけないか、あはは)まじめに仕事をするMATTHEW像のイメージを壊さないためにも(果たしてそんなふうに見られているのか?)仕事関係に限っての近況報告です。

今週はひたすらパーティの仕事が目白押しです。

明日火曜日の夜は、インテルの重役会のためのフォーマルなディナーパーティの装花。出席する大半が男性役員なので、花のカラースキームも少し抑え目、白とグリーンが中心です。

そして、恐怖の金曜日には、やはり大きなパーティを二つ掛け持ち・・・。今から考えただけでげっそりしますが、一つ目はオークランドの金持ちの家のこどもたちが行く地元の名門私立高校主催のパーティ。とは言え、出席者は地元の有力者と父兄が中心。こちらもかなりフォーマルなパーティです。このパーティのテーマは「ワインカントリー」ということでテーブルアレンジメントには花のほかに葡萄を使う予定です。きっとこれは面白い物が出来ると思いますので、画像を近いうちにアップしようと思っています。

そして、金曜日のもう一つのパーティは、サンフランシスコのフェリー・ビルディングで行われます。こちらのテーマは「ハワイ」。色とりどりのトロピカルフラワーを使います。

そして、金曜日といえば、ホテルなどの装花の日・・・。嗚呼、今週は身体が三つ欲しいですよ、ほんと・・・。


ところで、画像のものですが、こちらは先週作ったホテルの装花用のものの一つ。簡単に解説すると、ワインカラーにペイントした竹で骨格を作り、ところどころに試験管のようなチューブ状の花器をワイヤで吊るしてあります。使った花は、グロリオーサ、ガーべラ、アマランサスの3種。それから、竹の骨格の一部にドライのエンジェルバインを取り付けて、力強い竹の直線と細いエンジェルバインの曲線を対比させました。このドライのエンジェルバインはもともとは濃いブラウンで、この作品には少し重い印象だったので、レモンイエローでカラーペイントしてあります。結構男性的な作品になったんじゃないでしょうか。




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the best weekend ever フローラル・デザイン・ショー編

2005-02-28 13:58:19 | フローラルデザイン
the best weekend ever・・・ そうです、この週末は僕にとっておそらく今までで最高の週末となりました。これからもきっと忘れることがないであろう、と思えるくらいイベントの多かった最高の週末。

まずはなんと言っても土曜日に行われた僕のデザイン・ショー。

土曜日の朝の段階ではすでにショーの準備は全て終えてあったのですが、最終的なチェックもしたかったので当日は朝早くにショップに入りました。朝5時に起きて身だしなみのチェック。6時に、ここでもすでに何度か登場した「最近の僕のプライベートの生活を忙しくしてくれている『張本人』K」をブラピ号でピックアップ。Kはグラフィックと水彩画を手掛けるアーティストなのですが、当日僕のショーで発表する作品をその場で水彩画で描いてくれることになっていたのです。

ショーでは結局全部で12作品を発表しました。通常、この手のショーの場合、具体的なテーマ(例えば、「いけばな」だったり、「ヨーロピアン・デザイン」だったり)に沿って行われること多いのですが、僕はあえて今回は特定のテーマを決めずに望みました。「引き出しの多さ」が売りの僕なので、とにかくいろいろなものを見せようと思ったのです。でも、そのおかげで全体にバリエーションが出て、見に来てくださったゲストの皆さんも飽きることなく最後まで楽しんでいただけたようです。次になにが飛び出してくるかわからないドキドキ感。作品を一つ作る度に、大きな拍手と「どよめき」をいただくことが出来ました。

それから、この手のショーでは、作る側が一方的にショーを進めていくことが多いのですが、僕は途中でも質問があればそれに答えるスタイルを取りました。さすが、いい意味で遠慮のないアメリカ人、一作品あたり平均5件くらいの質問がありました。

ところで、今回発表した先品のリストは、

1)自作の花器を使った草月流いけばな作品(画像のもの) 今回ではこれが一番小さな作品でしたが、このスペシャルなイベントで、どうしても自分で作った花器を使いたかったのです。

2)竹としだれ柳で構成した高さ2メートルくらいあるかなり大掛かりな作品

3)コンテンポラリーなテーブルアレンジメント

4)トロピカル

5)ドライ素材だけで作ったタペストリー

6)トピアリー ウェディングを意識した作品

7)ドイツやオランダ、北欧のデザインをフィーチャーした作品

8)リースを使ったガーデン・ウェディング風のブーケ

9)バラの花びらだけで作ったメリア・ブーケ

10)大きなカクテルグラス風の花器のふちに手作りのリースをセットし、そこから小さな花器をたくさん吊るしたポップな作品

11)野菜やフルーツをふんだんに使った、僕の好きな言葉「収穫」をイメージした作品

12)11の大きなバージョン

全作品の写真があればよかったのですが、実を言うと、ショーの後にホテルのロビーに全作品を展示したのところ、僕が写真を撮る前に売れてしまったんですよ・・・。残念!(売れたの嬉しいけど)。 

で、ショーの反響ですが、自分でも信じられないほど大きなものでした。自分で言うのもなんですが、大成功!! 僕の大切な友人や、クライアントたちもこのショーを見に来てくれて、思った以上にリラックスしながらできた「笑いと感動の75分」でした!! 結構調子にのってジョークも交えながら進めたのですが、これがアメリカ人には大好評でした。あはは。ショーの後のパーティでは、見に来てくださった方ひとりひとりから賛辞の言葉を頂き、本当に嬉しく思いました。このショーのために割いた過酷な2週間の準備期間も一瞬にして報われた思いです。



ちなみに全作品の写真は、同僚が撮ってくれたものを集めて僕の花のサイトへ近いうちにアップしたいと思っています。ご期待ください!

あ、そうそう、Kの描いてくれた僕の作品の水彩画。素晴らしい出来で、僕の宝物コレクションの仲間入り決定です!! Thanks for everything, K!





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フローラル・デザイン・ショー by Matthew

2005-02-22 13:52:27 | フローラルデザイン
みなさん、お元気でしょうか? 最近BLOGの更新がちょっと遅れ気味ですが、「あら、MATTHEWったらよっぽどプライベートの方が忙しいのね!」と思っているそこのあなた、答えは「当たり」で「ハズレ」です。まあ、確かにプライベートの方はここになって急に忙しくなってきたのは否定しませんが(シアワセ)、でもね、BLOGの更新が遅れ気味の本当の理由は、仕事が超忙しいからなんですよ! 

以前にもこのBLOG内でちょこっと触れましたが、例の僕のワンマン・ショーが今週末に迫ってきました! 先週の段階でデッサン画も終えており、どのようなデザインのものを発表するかはほぼ100%決めましたが、今週はその仕上げに追われている状態です。ショーの際にはどの作品も半分くらいまで仕上げた状態にしておき、残りはお客さんの目の前で仕上げて完成させるつもりなのです。今回のショーでは、14種類のデザインを発表します。アシスタントのデザインナーがふたりヘルプしてはくれますが、ショーの最中、たくさんのお客さんの目の前で作品を仕上げながら、その作品についての解説も自分でするつもりなので、その辺がちょっと大変そうですね・・・。みなさんも僕のショーの成功を祈っていてください!!

今日、ショーの行われるホテルのスタッフとミーティングをしましたが、本日の段階で定員の2倍のチケットが売れているとのこと・・・。(でも、定員って、フツー、定員でしょ? それ以上に客を入れてどうする!>ホテル・スタッフ・・・、ったく、もーヽ(`Д´)ノ)

当日は僕の大切なクライアントや友人も多数来てくれるそうだし、「僕のプライベートを忙しくしてくれている張本人」も来ることになっているし(へへへ)、楽しみですねぇ。あ、そうそう、地元の新聞の取材も入っているんですよ!! どんな記事になるか、こちらも楽しみだっ!

ショーの結果は、またここで改めて報告いたしますので、(多分写真つき)、お楽しみに!!
 


PS そんな諸事情でみなさんのBLOGにもろくにお邪魔できない日々が続いていますが、ショーが終わったらちゃんと遊びに行かせていただきますので!! よろしくお願いいたします。





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野菜と果物のフローラルデザイン

2005-02-03 16:33:48 | フローラルデザイン
この画像のものは、以前、AIFD(全米フローラルデザイナーズ協会)に入会するための第一次審査用(ポトフォーリオ。ちなみに第二次審査は実技試験)に作ったものの一つなのですが、その時のコンセプトが「シルバーを基調としたインテリアのベジタリアン・レストラン用のテーブルアレンジメント」というものでした。それ用に作成したのが、この作品です。

シルバーが基調のインテリアということで、元はテラコッタ色の花器と、枝もの(キウィ・バイン)をシルバーにペイントして店内にマッチするようにしました。

使った花材は、アンスリウム、デンファレ、バラ(オシアナ)、リップスティック・ポッドの4種のみ。ただ、ベジタリアン・レストラン用なので、アレンジの中に野菜とフルーツを使うことにしました。使ったマテリアルは、マスカット、アスパラガス、紫オニオン、ライムです。

ちなみにこのデザインはコンセプト、デザイン両方で満点に近い得点を取りました。



ところでAIFDの試験ですが、第一次、第二次とも一発で合格したのですが、今年度をもって自主退会することにしました。協会のコンセプトや運営方針、それに全体のデザインのレベルなどを考慮したところ、特にメンバーでいることが僕にとってプラスであるとは思えなくなったからなのですが・・・。それに、現在こうして仕事をしている上で、特に肩書きは必要ないんじゃないかって思えてきたんですよね。最近では幸いにも僕のデザインが巷でも認知されてきましたし、良いクライアントにも恵まれ、彼らは「matthew」だからってことで仕事をしてくれるわけです。そんな諸事情から、AIFDを退会することにしました。



野菜やフルーツも使ったデザインは時々作っています。プラム、赤唐辛子、キウィ、ざくろを使ったこんなものやアーティチョークとキーライムを使ったこんなもの、それから、金柑をビーズにつないだこんなものなどですね。野菜などを使うというちょっとした工夫で、アレンジメントがグンと面白く仕上がります。みさなんも是非お試しください!



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ユニークな花

2005-02-02 02:51:04 | フローラルデザイン
この花の名前ですが、grevellea(グレベリア)といいます。調べてみたところ、プロティアの仲間だそうです。プロティアは結構大きなファミリーで、こんなものこんなものもあるのですが、いずれにしてもどれもみんなユニークですよね。

さて、このgrevellea(グレベリア)ですが、蕾の状態では、スエードのような手触りのカフェオレ色の蕾がたくさんついているのですが、開花とともに、その蕾を破って中からモヤシのようなループ状のものが出てきます。さすがプロティア・ファミリーの一員、とっても変で素敵です。

この手のタイプの花って、アレンジメントの中では「主役」として使うのは難しいのですが、「名脇役」にはピッタリの花材です。デザイン全体のいいアクセントになるんですよね。料理で言うなら、隠し味ですね。

ところで、このプロティア・ファミリー、現存する花のなかでは恐らく一番古い歴史を持つ花だそうです。何せ原生種が地球デビューしたのが3億年前だそうですから。原産地は南アフリカ。現在、329もの種類が確認されているそうです。

アメリカではサンディエゴ周辺で栽培が盛んに行われて、そこからアメリカ国内はもちろん、日本、ヨーロッパなど世界中に輸出されているそうです。




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ローズメリア・ブーケ

2005-01-29 15:58:24 | フローラルデザイン
ただ今のサンフランの時刻は金曜日の夜10時18分。たった今仕事から帰って来ました。

明日は、昼にウェディング、夕方にパーティが二つというスケジュールなので、今夜のうちにウェンディング用のアレンジメントは全て作り終えて来ました。こうしておけば明日は会場のセットアップだけで済みますから。当日になって、これも作らなきゃ、あれもやらなきゃ、っていうふうだとストレスが溜まるんですよねぇ・・・。


ところで、明日のウェディングですが、全体のカラースキームはクリーム、グリーン、アプリコット、オレンジ。メインの花材は、バラ、ラナンキュラス、ヒペリカムなどです。 テーブルアレンジメントや教会の装花などに関してはデザイン的に特筆することはないのですが、ブーケが面白いものができたのでここで紹介したいと思います。

数ヶ月前にコンサルテーションをした際に、ブライドはかなり明確なプランを持っていて、特にブーケに関しては「グリーンとクリーム2色のローズメリアを」という具体的なリクエストがありました。ここでローズメリアを簡単に説明しますと、バラをいったんばらし、花びらを一枚ずつ貼り合わせて「大きなばら」を再構築したものです。このローズメリア、かなり昔に流行ったスタイルで、いってみればオールド・ファッションなブーケなのですが、ここ最近になってまた脚光を浴びてきました。このブライド、さすがにファッション関係の仕事に就いているだけあって、その辺のトレンドには敏感だったようです。やるなぁ!

というわけで、かなり久しぶりにローズメリアを作ることになったのですが、今回このブーケに使ったバラは2種類。ライムグリーンのものが"Super Green"、クリーム色のものは"Vendela"という品種のものです。中心がグリーン、外に行くに連れてクリームというグラデーションで作成しましたが、用意したバラは50本。一輪のバラの花びらを全部使うわけではなく、大きさと状態の良い花びらだけを使うので、そういった意味でもとっても贅沢なブーケですよね。僕がこのブーケを作るにあたり、ワイヤとグルーを用意しました。ちなみにこのブーケ、直径は約20センチ弱です。

ハンドルのワイヤの部分はセージ色のオーガンジーのリボンで巻きました。あくまでもシンプルなブーケですので、ボウ(蝶結びのリボン)は無しです。


と、人気復活の兆しが見えるローズメリア・ブーケですが、作る側から言わせてもらえば、「たまにだけでいいなぁ・・・」ですねぇ。なにしろ、細かい作業なので時間も掛かりますし、結構神経を使うので・・・。





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近況(仕事関係)

2005-01-22 16:11:56 | フローラルデザイン
先週は風邪をしいてしまい本調子ではなかったので、今週はそれを取り戻すためにしっかりまじめには働いている僕です。(偉いなぁ)

今日は金曜日。活けこみの日です。今週から、新たにレストランの活けこみが一件増え、来週からは新規のホテルの活けこみも追加されることになっています。もう、猫の手も借りたい忙しさです。

来月には前にもここで触れたように、デモンストレーションが控えています。あと1ヶ月程度しかないので、そろそろそれようのデザインを考え始めなくてはいけないのですが、デザイン画すら描いていない状態で・・・。今の段階では、当日15個ほどのデザインを発表しようと思っているのですが、どうしましょう?ははは(ヤケ気味)


ところで、今年はウェディングが例年になく多そうな予感。今週だけでもすでにウェディングのコンサルテーションが7つ。すでにその半分は注文をもらっています。それにしても、コンサルテーションが連日のように続くと、さすがに疲れますねぇ・・・。コンサルテーションをすること自体は全然苦にはならないのですが、、その後のエスティメートの作成にかなり神経を使うんですよ。明日もコンサルテーションが一つ、来週中に先方に提出しなくてはいけないエスティメートが3件。嗚呼・・・。


明日は例の88歳の新婦のウェディングと、サンフランシスコの銀行が主催するパーティ、そして、ユダヤ系のパーティの3件掛け持ちです。このウェディングはそれほど大きな規模ではないので今日のうちに準備を全て終えてあるのですが、問題は残り二つのパーティ・・・。銀行の方は「モンテカルロ」が全体のテーマ。モンテカルロといえばカジノですよね。なので、テーブルアレンジメントはサイコロやトランプなどをフィーチャーしたものになっています。今日の段階でサンプルを作り終えてあり、明日アシスタントのデザイナー達がそれをコピーすることになっています。ただ相当な数なので、早めのペースで行かないとちょっとキツそうです・・・。そして、ユダヤ系のパーティは・・・、時間が無くてまだな~んにも手をつけてない状態で・・・(明日はコンサルテーションもあるというのに、そんなことでいいのか?>自分)。しかも結構手のかかるデザインなんですよねぇ。枝モノなどを使って、家の模型を造り・・・、というまるでミニチュアガーデンのようなテーブルアレンジメントなんです。まあ、こちらも面白そうなものが出来るとは思っているのですが、なにしろ時間がぁ~・・・。一日36時間あったらいいのになぁ・・・。




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手作りカード。

2005-01-20 16:23:49 | フローラルデザイン
うちのショップがある界隈には花屋だけでも4軒、かなりの激戦区だと言えます。しかも最近ではスーパーなどでも簡単なブーケを取り扱うところも多いですからね。 なので、ほかの安売りのバケツ・ショップやスーパーなどと差別化を図るためにも、あえて高級なイメージで対抗するようにしています。まずなんといってもデザイン、これはほかのショップには負けない自信がありますね。そして花の新鮮さと種類の豊富さ。これに関しても、地元に限らず、ベイエリア全体の中でも5本指に入るのではないかと自負しています。

通常のフラワーショップでは、少し古くなった花などはブーケにしたり、或いは値段を少し下げて販売するのが常なのですが、うちのショップではまずそのようなことはしません。 すこしでも品質に問題があれば店先から即撤去です。ただ、だからといってそれらの花はそのままゴミ箱行きかというと、そういうことではなく、リサイクルしています。一口にリサイクルといってもまちまちですが、例えば、ドライにして活用したり、地元の教会のミサ用に寄付したり。そんな中で目をつけたのが、皆さんも一度はしたことがあるであろう「押し花」。この「押し花」を使って手作りのオリジナルのグリーティング・カードを作成したところ、これが大ヒット! 今ではすっかりショップの定番商品の一つです。なかなか、good ideaだと思いませんか?(自分で言うな、って?)



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