goo blog サービス終了のお知らせ 

Life in San Francisco

Welcome!
サンフランシスコ在住のフローラルデザイナーです。
www.pbase.com/gatolisto

陶芸家

2004-10-13 09:47:32 | 陶芸
とても親しい友人で陶芸家でもあるEMILの作品展に行ってきました。場所はSFから車で25分くらい南に行ったBurlingameというこじんまりしたかわいらしい街。この辺はお金持ちもわんさか住んでいるので、目抜き通りも高級なブティックやレストランなどが軒を連ねていて、ちょっとヨーロッパの田舎町のような風合いでなかなかいい感じです。

で、EMILですが、彼はもともと大学でグラフィックデザインを専攻したのですが、その才能はとどまることを知らず、陶芸、フローラルデザインでも才能を発揮しています。陶芸の作品展は去年のグループ展以来だから約一年ぶり。前回はハンドビルドが中心でしたが、今回の作品はホイール(ろくろ)とハンドビルドが合体したものが中心です。釜で焼いたものもあれば、らくやピットなどで焼き上げたものもあり、なかなか多彩でよかったと思います。

興味のある方はこちらをどうぞ。

陶芸 その3

2004-09-13 03:20:53 | 陶芸
大抵、僕が陶芸で作るものは花器などフローラルデザインに使うものが多いのですが、これは珍しく、ご覧の通りの「皿」です。

この皿は素焼きした後にワックスで線を描き、その上から塗料を塗ってあります。ワックスが塗料をはじくので、その部分だけ線が浮き出るわけです(ワックス・レジスト)。そんなわけで、これを作った頃はワックスの処理に凝っていて(凝りだすとそればっかりこだわる性格・・・)スタジオでは「ワックス・マスター」というニックネームで呼ばれてました。ははは。

この「皿シリーズ(別名、等高線シリーズ、地図の等高線みたいだと言われて・・・、確かに。)」のあとも、ワックスレジストを使った「スパイラル・シリーズ」があります。こちらは花器だけでの展開ですが、近いうちにまた画像をアップしたいと思ってます。

陶芸 その2

2004-08-19 13:10:44 | 陶芸
じゃじゃーん、前回のがなかなか評判が良かったので、調子に乗って早くも「その2」公開です。

これはですねぇ「チューブシリーズ」の中のひとつです。ひも作り機でチューブを作成し、長さの違う16本のチューブをひとまとめにしたものです。(ま、なんとカンタンなっ!)もちろん花器なのでそれぞれのチューブに水が溜められるように作られてあります。グレイズはテンモク一色です。これまで沢山作ってきた花器の中でもこれはお気に入りのひとつでして、今までで多分この花器が一番いろいろなデザインに使われているんじゃないかなぁ。シンプルなわりには結構人目を引くらしく、行く先々で「売ってくれ」だの「金を出すから似たようなやつを作ってくれ」だの言われます。

ちなみに、この花器の高さは40センチくらいです。チューブとチューブの間に枯れ木を水平にはさんだり、スノーベリーやスパイリアのような細めの枝もので垂直方向に高さのあるデザインをしたり、いろいろと応用が効くあたりも気に入っている理由のひとつです。

陶芸

2004-08-17 12:30:19 | 陶芸
地元の大学の市民講座で陶芸のクラスを取っています。とは言え、ここ1年くらいは仕事が忙しくて休んでいますが、秋からまた通おうと思ってます。

そもそも陶芸を始めたのは、いけばな(草月)で使う花器を作るためでした。いけばなって、花器もデザインの中で重要な要素ですよね。でも、毎回新しい花器など当然高くて買えるはずもなく、だったら自分で作っちゃえ!くらいの軽い気持ちではじめた陶芸だったのです。しか~し、これがもう思いっきりハマってしまったのでした。

好きなものは上達も早くて、ありがたいことに大学の先生から「もし本気で陶芸を極めたいなら、美大の陶芸学部への推薦状を出す」とまで言われたのですが、今の仕事を辞めて学生に戻るつもりは無かったので、せっかくのチャンスとはいえ、お断りしました。

画像のものは「箱シリーズ」の中のひとつです。これは正方体の一部が破れたようなデザインになっています。表面は金属のようなテクスチャーにしたかったので、オキサイドで処理、中は水が漏れないように塗料を塗ってあります。

このほかにも、「チューブシリーズ」や、ワックスを使った「スパイラルシリーズ」などがあります。近いうちにそちらもUPしたいとおもいます。