「サンフランシスコの好きなところは?」と聞かれたら、迷わずにいつも「tolerant(寛容)なところ」と答えます。
このBLOGでも何度か触れましたが、サンフランシスコはリベラルでマイノリティに対する差別も少ない土地柄です。それは一重にNY同様「人種の坩堝」であるという背景がその理由に挙げられると思います。ここではいろんなバックグラウンドを持った人が肩を寄せて暮らしているので、当然、日常生活で他の人種の人と関わりを持たずに生活をすることなど不可能なのです。
それから、サンフランシスコと言えば、世界的にも有名なゲイのメッカ。最新の統計では、サンフランシスコ市内に限れば男性の6人にひとりがゲイです。と言うことは、やはり日々生活する中でゲイの人と全く関わりを持たないことなど有り得ないのです。でも、これが肝心なんですよね。関わりを持つことで変な誤解も解け、相手を正しく理解することが出来るわけです。よって差別もなくなる。そういうことです。
そういえば、友人のピーターのボーイフレンドがサンフランシスコ市内の公立小学校で教師をしているのですが、その彼から自分の担当する2年生のクラスで日本について話してくれないかという依頼がありました。こども好きの僕はもちろん即OK。当日少し早く着いてしまったので、前のクラスを見させてもらったのですが、ちょうど家族について話し合っている最中でした。「ナンシーの家はお父さんとお母さん、マイクのうちはお母さんが二人」ってな具合なんです。サンフランシスコではゲイのカップルが養子を取って(レズビアンのカップルの多くは精子を提供してもらって人工授精)育てているのは決して珍しいことではないので、幼い子供達もクラスメートの両親がゲイであろうとストレートであろうと、なんの違和感も感じていないようです。幼いときからこういう教育を受けているので、変に差別をすることなど有り得ないわけですね。このクラスを見た僕はえらく感激をしたのを覚えています。
サンフランシスコほど「寛大」な街は世界広しと言えども、まず他には無いと思います。
「じゃあ、サンフランシスコの嫌いなところは?」 僕の答えはこうです。「すこしポリティカリー・コレクト過ぎるところ」
サンフランはリベラルで差別に対してもとても敏感な土地柄なので、周りを気遣い過ぎるばかりにポリティカリー・コレクトになりがちな傾向が強いと思うんですよね。例えば、こんな感じです。
黒人の人を言い表す場合、一般的にはblackという単語を使いますが、ポリティカリー・コレクト的には「X」です。正解はAfrican American。
それから、これは日本語にもなっていて普通に使われる「オリエンタル」という単語ですが、これもポリティカリー・コレクト的にはご法度。調べてみると、確かにこの「オリエンタル」という単語、以前はアジア人の蔑称として使われていた経緯があるので、この単語に敏感なアジア系の人(特に中国系の人)がいるために注意が必要です。僕は全然気にならないですけどねぇ。
サイトで検索してみると、莫大な単語のリストを入手することが出来ます。もう、日常生活でフツーに使っている単語のほとんどがポリティカリー・コレクト的には間違っていると言っても過言ではないほど!
Worst(最悪な)だったら、 Least best(もっとも少ないベスト)。
Ugly (醜い)はCosmetically different(美容上の相違)に言い換えなければなりません。
Bald(禿げている)という単語ももちろん「バツ」。これに至ってはComb Free(くし要らず)・・・なんだかなぁ・・・。
でも、僕は思うんですが、気遣いも度を過ぎると逆効果って言うんですか?余計に傷つくってことないですか?
もし僕が禿げていたとして、誰かに「matthewはくし要らずだからねぇ」なんて言われた日にゃぁ、よっぽど傷つくと思うんですよね。変に遠まわしに言われるよりズバッっとストレートに禿げてるなら禿げてるって言ってもらった方が傷つき度は小さいと思うんですが・・・、どうでしょう?
(画像はうちの近所。歩いて15秒くらいですね)
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このBLOGでも何度か触れましたが、サンフランシスコはリベラルでマイノリティに対する差別も少ない土地柄です。それは一重にNY同様「人種の坩堝」であるという背景がその理由に挙げられると思います。ここではいろんなバックグラウンドを持った人が肩を寄せて暮らしているので、当然、日常生活で他の人種の人と関わりを持たずに生活をすることなど不可能なのです。
それから、サンフランシスコと言えば、世界的にも有名なゲイのメッカ。最新の統計では、サンフランシスコ市内に限れば男性の6人にひとりがゲイです。と言うことは、やはり日々生活する中でゲイの人と全く関わりを持たないことなど有り得ないのです。でも、これが肝心なんですよね。関わりを持つことで変な誤解も解け、相手を正しく理解することが出来るわけです。よって差別もなくなる。そういうことです。
そういえば、友人のピーターのボーイフレンドがサンフランシスコ市内の公立小学校で教師をしているのですが、その彼から自分の担当する2年生のクラスで日本について話してくれないかという依頼がありました。こども好きの僕はもちろん即OK。当日少し早く着いてしまったので、前のクラスを見させてもらったのですが、ちょうど家族について話し合っている最中でした。「ナンシーの家はお父さんとお母さん、マイクのうちはお母さんが二人」ってな具合なんです。サンフランシスコではゲイのカップルが養子を取って(レズビアンのカップルの多くは精子を提供してもらって人工授精)育てているのは決して珍しいことではないので、幼い子供達もクラスメートの両親がゲイであろうとストレートであろうと、なんの違和感も感じていないようです。幼いときからこういう教育を受けているので、変に差別をすることなど有り得ないわけですね。このクラスを見た僕はえらく感激をしたのを覚えています。
サンフランシスコほど「寛大」な街は世界広しと言えども、まず他には無いと思います。
「じゃあ、サンフランシスコの嫌いなところは?」 僕の答えはこうです。「すこしポリティカリー・コレクト過ぎるところ」
サンフランはリベラルで差別に対してもとても敏感な土地柄なので、周りを気遣い過ぎるばかりにポリティカリー・コレクトになりがちな傾向が強いと思うんですよね。例えば、こんな感じです。
黒人の人を言い表す場合、一般的にはblackという単語を使いますが、ポリティカリー・コレクト的には「X」です。正解はAfrican American。
それから、これは日本語にもなっていて普通に使われる「オリエンタル」という単語ですが、これもポリティカリー・コレクト的にはご法度。調べてみると、確かにこの「オリエンタル」という単語、以前はアジア人の蔑称として使われていた経緯があるので、この単語に敏感なアジア系の人(特に中国系の人)がいるために注意が必要です。僕は全然気にならないですけどねぇ。
サイトで検索してみると、莫大な単語のリストを入手することが出来ます。もう、日常生活でフツーに使っている単語のほとんどがポリティカリー・コレクト的には間違っていると言っても過言ではないほど!
Worst(最悪な)だったら、 Least best(もっとも少ないベスト)。
Ugly (醜い)はCosmetically different(美容上の相違)に言い換えなければなりません。
Bald(禿げている)という単語ももちろん「バツ」。これに至ってはComb Free(くし要らず)・・・なんだかなぁ・・・。
でも、僕は思うんですが、気遣いも度を過ぎると逆効果って言うんですか?余計に傷つくってことないですか?
もし僕が禿げていたとして、誰かに「matthewはくし要らずだからねぇ」なんて言われた日にゃぁ、よっぽど傷つくと思うんですよね。変に遠まわしに言われるよりズバッっとストレートに禿げてるなら禿げてるって言ってもらった方が傷つき度は小さいと思うんですが・・・、どうでしょう?
(画像はうちの近所。歩いて15秒くらいですね)
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