Life in San Francisco

Welcome!
サンフランシスコ在住のフローラルデザイナーです。
www.pbase.com/gatolisto

ポリティカリー・コレクト

2004-11-30 16:22:25 | サンフランシスコの生活
「サンフランシスコの好きなところは?」と聞かれたら、迷わずにいつも「tolerant(寛容)なところ」と答えます。

このBLOGでも何度か触れましたが、サンフランシスコはリベラルでマイノリティに対する差別も少ない土地柄です。それは一重にNY同様「人種の坩堝」であるという背景がその理由に挙げられると思います。ここではいろんなバックグラウンドを持った人が肩を寄せて暮らしているので、当然、日常生活で他の人種の人と関わりを持たずに生活をすることなど不可能なのです。

それから、サンフランシスコと言えば、世界的にも有名なゲイのメッカ。最新の統計では、サンフランシスコ市内に限れば男性の6人にひとりがゲイです。と言うことは、やはり日々生活する中でゲイの人と全く関わりを持たないことなど有り得ないのです。でも、これが肝心なんですよね。関わりを持つことで変な誤解も解け、相手を正しく理解することが出来るわけです。よって差別もなくなる。そういうことです。

そういえば、友人のピーターのボーイフレンドがサンフランシスコ市内の公立小学校で教師をしているのですが、その彼から自分の担当する2年生のクラスで日本について話してくれないかという依頼がありました。こども好きの僕はもちろん即OK。当日少し早く着いてしまったので、前のクラスを見させてもらったのですが、ちょうど家族について話し合っている最中でした。「ナンシーの家はお父さんとお母さん、マイクのうちはお母さんが二人」ってな具合なんです。サンフランシスコではゲイのカップルが養子を取って(レズビアンのカップルの多くは精子を提供してもらって人工授精)育てているのは決して珍しいことではないので、幼い子供達もクラスメートの両親がゲイであろうとストレートであろうと、なんの違和感も感じていないようです。幼いときからこういう教育を受けているので、変に差別をすることなど有り得ないわけですね。このクラスを見た僕はえらく感激をしたのを覚えています。

サンフランシスコほど「寛大」な街は世界広しと言えども、まず他には無いと思います。


「じゃあ、サンフランシスコの嫌いなところは?」 僕の答えはこうです。「すこしポリティカリー・コレクト過ぎるところ」

サンフランはリベラルで差別に対してもとても敏感な土地柄なので、周りを気遣い過ぎるばかりにポリティカリー・コレクトになりがちな傾向が強いと思うんですよね。例えば、こんな感じです。

黒人の人を言い表す場合、一般的にはblackという単語を使いますが、ポリティカリー・コレクト的には「X」です。正解はAfrican American。

それから、これは日本語にもなっていて普通に使われる「オリエンタル」という単語ですが、これもポリティカリー・コレクト的にはご法度。調べてみると、確かにこの「オリエンタル」という単語、以前はアジア人の蔑称として使われていた経緯があるので、この単語に敏感なアジア系の人(特に中国系の人)がいるために注意が必要です。僕は全然気にならないですけどねぇ。

サイトで検索してみると、莫大な単語のリストを入手することが出来ます。もう、日常生活でフツーに使っている単語のほとんどがポリティカリー・コレクト的には間違っていると言っても過言ではないほど!

Worst(最悪な)だったら、 Least best(もっとも少ないベスト)。
Ugly (醜い)はCosmetically different(美容上の相違)に言い換えなければなりません。

Bald(禿げている)という単語ももちろん「バツ」。これに至ってはComb Free(くし要らず)・・・なんだかなぁ・・・。

でも、僕は思うんですが、気遣いも度を過ぎると逆効果って言うんですか?余計に傷つくってことないですか? 

もし僕が禿げていたとして、誰かに「matthewはくし要らずだからねぇ」なんて言われた日にゃぁ、よっぽど傷つくと思うんですよね。変に遠まわしに言われるよりズバッっとストレートに禿げてるなら禿げてるって言ってもらった方が傷つき度は小さいと思うんですが・・・、どうでしょう?




(画像はうちの近所。歩いて15秒くらいですね)



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3禁 (タブー三品目)

2004-11-28 16:38:22 | たべもの
まずは答えから・・・。僕にとってのタブー3品目とは、

ドーナツ   ベーコン    ポテトチップス

好きじゃなかったらタブーでもなんでもないんですが、大好きなんですよ、三つとも・・・。だからタブーなんです・・・(泣)

自慢じゃないですが、ドーナツだったら軽~く6個くらいは食べられますし、ポテトチップスは袋を開けたら一気喰いが鉄則、ベーコンも何枚でもいけそうな勢いです。が、しか~し! どれもこれも体には良くないものばかり!! なんでこういう不健康なものに限って美味しいんでしょうねぇ・・・。でも、「見た目」を「基準以上」に維持するには多少の犠牲は免れないって言うのかな・・・悲しいことに。

健康志向の高いサンフランシスコで生活を始めてかれこれ10年。順応性の高い僕は今ではしっかりすんなり健康第一の生活を実践しています。なので、大好きなドーナツやポテトチップス(特にソルト&ヴィネガーが美味・・・)は年に2回程度、ベーコンに関してはおそらく年に一回食べるか食べないかっていう程度ですね。

ところで、アメリカで売られている食品は必ずパッケージにカロリーと成分そして栄養素が表示されているので、スーパーで買い物をするときは必ずチェックしています。日ごろ食べるものも、野菜・果物をメインに、肉は鶏肉などの白身肉、ビーフなどの赤身のものは月に一回程度しか食べません。プロテインは乳製品や卵から、その他は納豆や豆腐、ひじきなどの和食材で栄養バランスを整えるようにしています。基本的にサプリメントは好きではないので、食べ物から栄養を摂るように心がけています。

上記の3つ以外で気をつけているのが、揚げ物(大好き)とマヨネーズ(これまた大好物)のふたつ。マヨネーズはここでもキューピーハーフが手に入るので、それを使っているのですが、「ハーフ」でも悲しいことに脂肪分はかなり高いんですよねぇ・・・。

そういえば、友人のドニー曰く「ターキー(七面鳥)のベーコンは99%脂肪分フリーで味も美味」とのこと・・・。でも七面鳥のベーコンなんて食べる気にならないなぁ。まあ、一度くらい試す価値はありそうですが・・・。もし試したらレポートします。


食べ物以外での健康維持は週3回のジム通い。これはどんなに忙しくても必ず行くようしています。かれこれ8年くらいは続いていますね。毎回ジムでのメニューは、ストレッチに始まりワークアウト(1時間)、カーディオ(45分くらい)、水泳(45分~1時間)、サウナというメニュー。最近はこれにラケットボールも加わりました。ラケットボールをするときはカーディオをカットするのですが、このラケットボール、見た目以上の運動量なんですよ! 調べたところ、1時間当たりのカロリー消費量ではテニスの2倍、ゴルフの4倍だそうです。どうりで1時間もプレーすると汗びっしょりになるはずです。



・・・・と、こんなことを書くと、「オトコは見た目じゃなくて肝心なのは中身だっ!」なんていうキビシイ硬派な意見も聞こえてきそうですが、僕が思うところ、やっぱり見た目も大切・・・、ですよね?




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今年最後の「秋」のデザイン

2004-11-27 13:52:18 | フローラルデザイン
感謝祭も終わり、11月も残すところあと数日。クリスマスへ向けて街中がカウントダウンです。サンフランシスコのユニオンスクエアでも毎年恒例の巨大なツリーの点灯式が今夜行われました。

僕が手掛けているホテルやレストランなどの装花も来週からクリスマス用のデザインに衣替えします。というわけなので「秋」のデザインは今週が最後となります。画像のものは今週装花したものの中のひとつ。こういった色合いともこれでしばしのお別れですね。



画像のデザインはドイツをイメージして作りました。

上部に取り付けられた左右対称の三日月型のデザインはヨーロッパのデザイナー達が好んで使う形状です。この三日月の「中身」ですが、白樺の枝を弓状に束ね、その上をモス(スパニッシュとレインディアの2種)で覆い、さらにその上にいろいろな花材をグルーでつけてあります。ちなみにここで使われているものは、柿、ナッツ類、ほおづき、ペッパーベリー、エキノプスなど。この三日月をリバーケーンにワイヤーで留めたあと、オアシスの入った花器に挿して固定します。

その後、花器のデザインを作成。こちらは水があるので、フレッシュな花材を使用しています。
(使用した花材:ブルメリアド、ヒペリカム、アマランサス、アジアティック・リリー、ざくろ)

最後にアクセントとして、三日月からガーランドを垂らして完成。このガーランドは細いシルバーのデコラティブなワイヤを使い、フレキシ・グラス、アジサイ、ペッパーベリーで作成しました。



来週からは遊び心いっぱいのmatthew styleのクリスマス用デザインを紹介したいと思います!お楽しみに~!



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I'm back, baby!!

2004-11-27 13:13:18 | サンフランシスコの生活
いや~、本当に忙しい1週間でした。感謝祭のオーダーだけでも忙しいのに、感謝祭の翌日の金曜日はホテルなどの装花をする日。普段なら木曜日に翌日の準備をするのですが、今週は肝心の木曜日が感謝祭・・・。当然、感謝祭当日に翌日の装花の準備をしている余裕など無く、金曜日早朝に準備をする羽目に・・・。そして、とどめを刺すかのようにウェディングまでもが・・・。結構これでもプレッシャーには強い方なのですが、時間に追われながら仕事をするっていうのは心臓に良くないですねぇ、さすがに。特にウェディングは時間厳守が原則だし、絶対に失敗が許されませんから・・・。


ところで、大きな仕事の後には自分に褒美を贈ることにしているんです。忙しい最中も「これが終わればXXXが買える~!」と自分に言い聞かせながら働いてます、ははは。(単純ですね>matthewクン)

で、今回の「ご褒美」はemporio armaniのスポーツタイプの腕時計デス。(楽しみ~!)


サンクスギヴィング(感謝祭)のアレンジメント (3)

2004-11-22 10:26:08 | フローラルデザイン
matthew style第3弾!

今回紹介するものはコンテンポラリーな住宅のダイニングルーム用です。僕のショップがあるオークランドの山寄りのエリアはベイエリアでも有数の高級住宅地です。ただ、十数年前の山家事で多くの家が焼失してしまいました。その後に建った家は、以前あったような伝統的な建造物だけでなくかなりモダンな住宅も多いのです。そんなわけで、こういったモダンな建築の住宅では、多くの花屋が提供するような(よく言えば)「伝統的」なアレンジメントはマッチしないんですよね。

というわけで、僕も伝統的なものだけではなくいろんなタイプのデザインのセンターピース(テーブルアレンジメント)を提案しているのですが、最近では「ちょっと変わったデザインならmatthewのところへ行けばある」という口コミでの評判もありがたいことに広まってきて、僕目当てでやってくるお客さんも増えてきました。うれしいですねぇ。

ところで、今回紹介したデザインですが「ひとつのアレンジメントにはひとつの花器」という概念を崩したくて作ってみました。小さなガラスの花瓶を三つ、僕の好きなリバーケーンでつなげて「ひとつ」のアレンジとして完成させました。使用している花材はスプレイバラ、ジニア、ヒペリカム、サフラワーなど。アレンジの中に「動き」を出すためにパンリード(細く長い枝もの)を弧を描くように数箇所、リバーケーンにワイヤーで結んで固定し、さらにパンリードのところどころにペッパーベリーの実を接着剤でつけました。

ちなみに長いバージョンは こちらです。


というわけで、感謝祭用のテーブルアレンジメントを数種類紹介してきましたが、明日からの4日間はとにかく忙しくなるので、ここも更新できるかなぁ・・・。(がんばりますが・・・)




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サンクスギヴィング(感謝祭)のアレンジメント (2)

2004-11-20 15:32:59 | フローラルデザイン
昨日に次いで、matthew style第2弾です。

今回は北欧で主流のデザインを意識して作成してみました。(ちなみに今朝作ったばかりのホヤホヤの最新作!)

日ごろ僕のデザインというと、花の本数を抑えて作品の中に線と空間を強調する無機的な感じのデザインが主流だと思っている方も多いかもしれませんが、こういったマッス状のものも結構得意なんですよー! なにしろ「引き出しの多さ」が僕のセールスポイントですから! 多分、他のデザイナーの方と比べてもデザインのバリエーションは多い方なんじゃないかなぁ、と自負しているのですが・・・。どうでしょう?



ところでこのデザインの解説を少々すると・・・、

まず白樺の小枝としだれ柳でボート型のアシメトリーなバスケットを編んで作りました。

バスケットのオフセンターにオアシスの入った花器をセット。ただ、出来上がった後には見えないので、プラスティックの安い花器を使っています。

使ってある花材は・・・

秋色あじさい、シンビジウム、ヒペリカム、フットボール・マム、フウセンカズラ、アマランサス、その他、オークなどの枝もの・グリーン数種、実物は枝付きのざくろと柿を使っています。

それから、このバスケットのデザインをディスプレイする際に少し高さを出したかったのでバスケットの下にサーモンピンクの石を置きました。また、テーブルの表面がガラスで少し冷たい印象なので、テーブルの上に樹の表皮のかけらを散らばして冷たい印象を和らげました。

クローズアップはこちら



ところで、このバスケットとお揃いの小さいバージョン(2種類)も作りました。こちらは他のスポットに飾ってあります。画像はこちらです。




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サンクスギヴィング(感謝祭)のアレンジメント (1)

2004-11-19 15:48:43 | フローラルデザイン
来週の木曜日にthanksgiving(感謝祭)を控え、これからの一週間はアメリカの花屋にとってはまさに「地獄の」一週間です・・・。感謝祭には家族が集まり七面鳥を食べるしきたりなのですが、その時に欠かせないのがテーブルの真ん中に飾るセンターピース(アレンジメント)です。そのオーダーがこの一週間(特に当日前の3日間)にまとまって来るわけですから、目も回る忙しさなのです。

通常の感謝祭のアレンジメントといえばこの手のタイプが主流です。ほとんどの花屋で売っているのも大体これに似たり寄ったりですね。もっとも僕が思うには、ほとんどの花屋はこのようなトラディショナルなタイプのデザインしか出来ないというのが現状です。本来、フローラルデザインというビジネスである以上、もっといろいろなデザインを勉強してお客様に提案するのがプロだと思いますが、アメリカの花屋は悲しいかな、こういったプロ意識に欠けるショップが多いいような気がします。

というわけで、感謝祭当日へ向けて僕の提案するデザインをいくつか紹介していきたいと思います。

で、今回のmatthew style 感謝祭用デザインパート1が画像のもの。

ナチュラルさを残しつつもコンテンポラリーなテイストなものを作ってみました。横に長いガラスのベースにリバーケーンで作ったフレームを取り付けてあります。そのフレームの上に小さなオーナメント用のカボチャを乗せてありますが、このカボチャは予め穴を開けてそこにキャンドルをセットしてあります。ただ、キャンドルをセットするだけでは味気ないので、当然ディテールに凝る僕としてはちゃんとキャンドルの足元の部分にドライの花材(どんぐり、ペッパーベリー、アマランサス、唐辛子など)でデコレーションてあります。ちなみにフレッシュの花材ですが、スプレイ・ローズ、ゴールデン・キャスケード、ヒペリカム、サファリ・サンセットなどを使用しています。

ところで、このアレンジメントに対応するキャンドルホルダーも作りました。こちら参照。このキャンドルホルダー(キャンドル付き)は値段も手ごろなので人気商品のひとつです。一人でまとめていくつか購入していくお客さんもいますね。



次回はちょっと北欧風の大きめのデザインを紹介しますのでお楽しみに!



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自宅公開 (2)

2004-11-17 05:54:02 | サンフランシスコの生活
これはキッチンから眺めたリビングルームですね。ここに友人を招いてパーティをよくするんですよ。第1回黒猫振興会コンファレンスはサンディエゴのNOIR会長宅でする「はず」なので、じゃあ、第2回はうちでしますか!

ちなみに手前に写っているやしがチップの標的です・・・。





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小さなアレンジメント

2004-11-16 14:11:32 | フローラルデザイン
最近うちの店でのヒットといえば、画像のような小さなアレンジメントです。本来アメリカは日本と比べて家だって広いし、大きなアレンジを頼まれることが多いのですが、この小さなアレンジが予想外のヒットになりました。友人の家にディナーに招かれたり、お見舞いに行くときなどになにかちょこっと持って行きたいな、というときのニーズにピッタリ合ったようです。

そもそも、このような小さなアレンジメントを作り始めたのには訳があります。なにかの拍子に短く折れてしまった花や、大きなデザインを作った際に出た端数の花の使い道はないかなぁ、と常々思っていたのです。茎が短かったりしたところで、新鮮なことには変わりないわけですから。それで、ある日、こういう「端数の花たち」を集めて作った小さなアレンジをショップにディスプレイしたところ、とても好評で、いまではこういう小さなアレンジを目当てで来るお客さんもいるくらいなんですよ。

画像のアレンジメントは、短く折れてしまったスプレイ・バラとスプレイ・ボタン・マム、枝から取れてしまったほおずきなどで作られています。 しか~し! 端数の花たちをただ花瓶に入れるだけなら誰でも出来るし、それではMATTHEW STYLEではないっ!ということで、いくら小さなアレンジだからとは言えデザインの方だって手は抜いてませんよぉ~!

で、ちょっぴり解説。

使ってある花瓶は、クリアーガラスのシリンダータイプのものです。これに小石を入れ、花瓶の側面には短く切った(これも端数・・・)リバーケーンをグルーガンで垂直に貼ってあります。(小石はデザインの要素以外に茎を固定する役目もあります)そして、花瓶の淵に沿うように短い花たちを生けてあります。この写真からだと分かりづらいですが、真上から見ると、真ん中にスペースがあって小さなリースのようです。ちなみに真ん中から覗く水面もデザインの一部として取り入れています。


そういえば、去年日本に帰ったときに、小さなプチ・ブーケが人気だと聞きました。日本ではアレンジではなくブーケを買うのが主流のようですが、こういった小さなアレンジだったら結構売れるんじゃないでしょうか? これを読んでくださったそこのフローリストのあなた!どうです?試してみませんか?



ところで、来週の木曜日は感謝祭です。こちらでは家族団らんで食事をするのがしきたりですが、テーブルの真ん中に花を飾るのが恒例なので、この時期、花屋はテーブルアレンジメントのオーダーでてんてこ舞い・・・。当然うちのショップでもボリュームのあるヨーロピアンタイプのアレンジメントも作りますが、ちょっと変わったデザインのものも多数提案しています。これらの写真もまた近いうちにUPしたいと思っています。



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悩みごと(chip編)

2004-11-15 10:01:40 | ねこ
我が家の愛猫CHIPですが、マイペースというか、なんというか、あまり手がかからない猫なのです。食べ物もキャット・フード以外は全く興味なし、お風呂だっておとなしく入るし、爪を切るときもじっとしてます。来客が来てもフレンドリーな方だし、噛んだり引っ掻いたりってこともまずないですね。が、そんなCHIPにも悪い癖がまったくないって言うわけではなくて、飼い主として困っているのは以下の3点。

1)観葉植物イジメ・・・。特にやしなど葉に弾力性のあるものや、スパイダープラントのように垂れ下がっているもの。猫パンチをしても戻ってくるので、どうやらそれが面白いらしいのです・・・。おかげで我が家の観葉植物はボロボロ・・・。頼むよ、チッピー、勘弁してよー。

2)早朝に僕を起こす。大体は5時前後になると僕の体の上に乗ってきて、のどをごろごろ鳴らしながらマッサージ開始。そのあと、冷たい鼻のキッス攻め。そして最後はおでこを僕の顔にごんごん擦りつけてくるのです。僕の友人は揃って「じゃあ、同じ部屋で寝なけりゃいいじゃん!」と言うのですが、なにを言っているのでしょう! 一緒に寝るのが猫を飼っている楽しみの一つなのに! 猫を飼ってない人には分からないんですよね、きっと。

3)たま~に、本当にたまになんですが、電気のコードを噛むクセがあるんですよ・・・。大体が携帯の充電用のコードやマウスのコードなど、細いものなんですが、これには参ってます。前にもうちを数日空けた際に預けたEX宅でコンピュータの専用コードを見事に喰いちぎってくれたチッピー・・・。89ドルの出費だったなんて、本人全く知る由もなく・・・。(+。+)アチャー

一応念のために我が家では他のコードも全てチップの手が届かないところへ隠しています。感電でもされたら怖いですからねぇ。


で、1)はあきらめました・・・。なので、問題は2)と3)。どなたかいい解決法をご存知ないですかねぇ? 確かコードに関しては、猫の嫌う苦いもの(なんだったかは忘れましたが、万が一噛んでも無害のもの)があると聞いたような、聞かなかったような・・・。

please advise me!



ところで、黒猫振興会では随時会員募集中! 黒猫オーナーの方は今すぐcheck it out!



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今週のウェディング

2004-11-14 15:27:16 | フローラルデザイン
ウェディングのシーズンもそろそろ終わりに近づいて来ました。僕も年内のウェディングは残すところあと3つのみです。いや~、今年もいろんなウェディングがありましたねぇ。

それで今日のウェディングですが、ブーケを始めセレモニーやリセプションのアレンジもデザイン的にはいわゆる「典型的な」スタイルだし、特にこれと言って特筆するところはないのでどうしようかとも思ったのですが、カラースキームが面白かったのでここに載せることにしました。

ご覧のように、アイボリーとブラウン、それにこげ茶という色の組み合わせ。シブい! こういった色の組み合わせを選ぶブライドは滅多にいないので、僕としても作っていてなかなか新鮮でした。でも、結構シックに仕上がったんじゃないかな、どうでしょう?


使った花材は、

バラ(ヴァンデラ、サハラ)、チョコレート・コスモス、トルコ桔梗、アマランサス、スモークブッシュ、ヒペリカム、ユーカリ2種。

作成時間、アレンジメントひとつにつき約10分弱。


ところで、ウェディングのシーズンが終わると同時に、花屋にとっては忙しい季節の到来です。11月のサンクス・ギビング(感謝祭)を皮切りに、クリスマスを経て2月のバレンタインまでが「地獄の3ヶ月」・・・。その模様は今後もこの場で報告していきますのでご期待ください!


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障害者へのケアと盲導犬

2004-11-12 16:24:22 | サンフランシスコの生活
サンフランシスコに来た当時に感心したことのひとつが、障害者へのケアが日本よりも格段に行き届いていることでした。車椅子の多くが電動式だし、市内を走るバスも車椅子がスムーズに乗車できるように入り口に電動のリフトが完備されています。日本でも今でこそバリア・フリーは当たり前になりつつありますが、僕が初めてサンフランに来た1980年代にはバリア・フリーというコンセプトはすでに完成されていて、特に目新しいものではなかったのを覚えています。

大学などでも、聴覚に障害を持った生徒に対して、無料で手話の通訳のサービスを行っています。彼らの取るクラスに通訳が来て世話をするのです。僕の友人のヒューストンですが、彼はこの手話の通訳をやっています。去年お世話した生徒さんの一人が専攻しているのが化学で、初めて聞くような単語だらけだし、これにはとても苦労したと言ってましたっけ。想像以上に過酷な仕事のようです。ご苦労様です。


それから盲導犬ですが、日本にいた頃よりも多く見かける気がします。盲導犬に対する理解もこちらでは日本よりも進んでいるようですね。日本では今でも時々、盲導犬ユーザーが施設への入店や利用を断られることがあるとのこと(こちらを参照)。これはまだ盲導犬や障害者への理解が一般レベルで得られていない現われですね。

盲導犬と言えば、以前住んでいた家の近所に、盲導犬を訓練・育成する施設があり、街中での訓練士による犬達の「実習」をよく目にしました。中には盲導犬に適していない犬もいるようで、その訓練の内容は、見ているこちらの心が痛むほど厳しいものです。しかし、影にこうした辛く厳しい訓練があってこそ、立派な盲導犬たちが世に送り出されていくわけですよね・・・。どんな訓練をしてきたのかを知っているだけに、街で盲導犬を見るたびに、彼らをとても誇りに思います。

ところで、盲導犬で検索をしていて、こんなサイトを見つけました。クリックを一回するごとに自動的に1円が寄付されるそうです。もしよろしければ皆さんも是非ご協力ください!

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面白いゲーム発見!

2004-11-11 15:08:11 | MISCELLANEOUS
REIさんちで、こんなゲームを発見! その名も、road blocks。こーゆーシンプルなゲームに限ってハマるものです。

ルールは至って単純で、矢印キーだけで操作できるところも「早い動きに最近ついていけないわ!」というオヂサマ及びオバサマにもとってもフレンドリー。(あ、だれのこととは言ってないですよ~)

ルールは英語のみの説明しかないので、かいつまんで言いますと・・・

矢印キーでボールを動かします。その際にボールがブロックに当たらないと画面の外に出て行ってしまいますので注意。そのようにしてブロックに当てながら、赤いゴール内に入れればOK。

青い箱はワープ。黄色の矢印は一方通行です。


僕も早速試してみましたが、REIさん同様12面から先に行けない!!どーゆーことっ!絶対抜け出してやるっ!!(おやおや、matthewクンったら、負けず嫌いがこんなところにも・・・ヽ(`Д´)ノ)


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ステファノティス

2004-11-10 02:16:50 | フローラルデザイン
ステファノティスって花を知っていますか?

直径2センチほどの星型の花で、うっすらと甘い良い香りがします。このステファノティス、たまに鉢植えで出回っていたりもしますが、通常花市場では花の部分(25個)だけがプラスティックの容器に入れられて売られています。

それでこのステファノティスですが、花の部分だけで売られているため、通常のアレンジでは使われることはほとんど無く、もっぱら活躍するのはウェディングのブーケなどです。そこで必要になってくるのが、こちら、ステファノティス・ステム(僕らの間では、不幸にもステファノティス・タンポンなんて呼ばれてたりもします・・・、おいおい!)と呼ばれるものです。先端にコットンが付いていて、それに水を含ませてから花に挿し、そしてワイヤリングをしてフローラテープで巻いて出来あがり。これだけで花のもちが全然違うのです。

多分、ほとんどのフローリストはここまではしていると思いますが、僕はさらに、小さななべで溶かした蝋に花を1秒間くらい入れる処理もしています。これで花の表面に薄いワックスの膜ができ、そうですねぇ、これで3日間くらいはきれいな状態を維持できますね。(花の香りも残ります)

ところで、このステファノティス、もともとはアフリカのマダガスカルが原産です。英語ではステファノティスが一般的に知られている呼び名ですが、そのほかにもマダガスカル・ジャスミンなどとも呼ばれています。ただ、ジャスミンとは全く別もので、ガガイモ科に属します。・・・それにしても、ガガイモっていうのもなんだか凄い響きですねぇ・・・。ロマンティックなこの花のイメージとは程遠いっていうか・・・。