ここ最近のLife in San Franciscoのエントリーを読み返してみてふと思ったのですが、もしかしてもしかすると、まるで僕って遊んでばかりいるかのような間違った印象を皆さんに与えていません?
が、そんなことはありませんよっ! 真面目に働いてますよ~!まあ、確かに傍目には真面目に働いているようには見えないようですけど・・・(泣
なんでだろ?
・・・と、前置きが長くなりましたが、たまには真面目に働いている姿もアピールしておかなきゃ、というわけで、今回はここ最近の「仕事関係」をエントリーにまとめてみました。
先日書いたエントリーの中でも少しだけ触れましたが、去る3月8日に、地元の高級ホテルでデモンストレーションをしました。これは、このホテル内に併設されたフィットネス・クラブのVIP会員(年会費1万5千ドル・・・。世の中にはこういうヒトたちも存在するのですね)を集めて、ランチ・パーティ形式で行われたのですが、今回は、「どのように、自分をインスパイアしてデザインを作るか」というテーマの基に、いくつか作品を披露しました。
実はこのデモンストレーションの前日までKEVINと旅行に行っていたので、当日の朝は結構ドキドキしていたのですが、そこは本番に強い僕。なんの問題も無く無事、そして大成功にデモンストレーションを終えることが出来ました。もっとも、旅行に出掛ける前にデモンストレーションで披露するデザインは決めていましたし、前もって作り置きできるものは、ほぼ作り終えておいたわけですが。
僕がデモンストレーションをする場合、見ている人たちに一方的にインフォメーションを与える、というようなスタイルは好きではないで、質問があれば、途中でも遠慮なく質問をするようにしてもらっているのですが、そこは遠慮のないアメリカ人。次から次へと質問が飛んできます。ジョークを交えながらの、楽しい1時間でした。
デモンストレーションの作品をいくつか紹介。

これはかなり高さのある作品です。テーブルの上に置くと、軽く2メートルは超える高さなので、間近で見ると結構な迫力です。
流木が持つ有機的なラインとテクスチャーと、シンプルなガラスの花器の冷たく無機的なテクスチャー。正反対のものをひとつの作品の中で対比したくて作った作品。ガラス花器の淵に流木をセットし、そこにシンビジウムとアマランサスを挿して完成。

これは花器からデザインをインスパイアされた作品。ちなみにこの陶器は僕の手作り花器のひとつです。側面に穴が開いたデザインなので、その穴を活かしたものに仕上げました。使った花材は、クロコスミアの葉、ミニチュア・シンビジウム、そして、ビバーナムです。この作品のように、花器をデザインの主役に置く場合、花材の量は最小限に抑えるのが、成功のポイントです。

男性的なデザインが続いた後は、ちょっとロマンティックでかわいらしいものを。
ホリデー・テーマはデザインのアイデアを得る上で、とても有効な方法です。今回は来月に控えている復活祭をイメージしてこんなものと作ってみました。復活祭の典型的なカラースキームは、パステル。そして、ナチュラルさが大切です。春を代表する花、チューリップ、スイレン、ラナンキュラスなどを使用。色とりどりのオーガンジー・リボンでアクセントをつけてあります。

こちらは、「ヴェジテイティブ・デザイン」と呼ばれるスタイル。外で自由に咲き乱れる花たちをイメージして作るこのデザインは、まずその花たちの生態を知ることが大切です。花によっては、まっすぐ垂直に空へ向けて咲くものもあれば、地面に這うように咲くものもあるわけです。そのような一つ一つの花の特性を活かし、デザインに取り入れます。当然「デザインをする」ということは、「人工的」に手を加えるということになるわけですが、あくまでも自然さを失わないように仕上げるのがこの「ヴェジテイティブ・デザイン」では大切なポイントです。
そして、毎年3月ともなれば、ウェディング・シーズンの到来です。
先週末には二つのウェディングを手がけました。
一つ目は、20代の黒人の新婦と白人の新郎のもの。ウェディングのカラースキームは、赤、ホット・ピンク、オレンジといった、かなりビビッドなもの。この手のカラーは、ウェディングで使われることはそう多くはないのですが、黒人の肌にはこのようなビビッドな色合いはとても綺麗に映えますね。

ブライダル・ブーケ。バラ(ミラノ)、パロット・チューリップ、フリージア、ストック、レプト、そしてラスカス。ハンド・タイド・タイプのブーケです。
この日二つ目の結婚式は、60代のカップルのもの。ふたりとも再婚同士ということで、今回はシンプルな式にしたいと言うのが、先方からの要望でした。白をクリームの2色をメインに、ゴールドのアクセントが全体の色のテーマ。

ハンド・タイドよりはフォーマルなイメージなティアードロップ型のブーケ。年配のカップルにはこの手のブーケの方が似合いますね。

披露宴のテーブルアレンジメントもシンプルに。
テーブルの中心にミラーを置き、そこにキャンドルをセット。そして、デフレクサス(グリーン)とくちなしでデコレーションしたら完成です。
と、今回のエントリーを読んでくださった方なら、これで、「MATTHEWも遊んでいるだけじゃないのね」とか「MATTHEWだって、やるときはやるじゃん!」とか「MATTHEWも影ではちゃんと働いているのかー」などなど、少しはわかっていただけたのではないかと期待しているのですが、どうでしょう?
遊んでいるように見られがちな僕ですが、真面目に働いているのだ!(と、断言!)
最後に、今月の末に、ちょっとしたイベントがあります。
オークランド・ヒルズにあるMountain View Cemeteryという墓地ですが、ここは春先になると敷地内にチューリップ(その数3万株)が咲き乱れ、毎年この時期になるとチューリップを見に訪れる人が後を絶たないのだそうです。そこで今年から、敷地内にあるチャペルを使って、チューリップを使ったフローラル・デザインの展覧会を開催する運びとなったのです。このイベント、ベイエリアの多くのフローリストが参加する予定。僕も大きな作品をひとつ展示します。

場所 Mountain View Cemetery
5000 Piedmont Avenue, Oakland
日程 3月31日から4月2日の3日間。午前10時から午後3時まで毎日開催
お時間のある方は、是非足を伸ばして遊びにいらしてください。もしかしたら、そこでお会いできるかもしれませんね。楽しみだ!
が、そんなことはありませんよっ! 真面目に働いてますよ~!まあ、確かに傍目には真面目に働いているようには見えないようですけど・・・(泣
なんでだろ?
・・・と、前置きが長くなりましたが、たまには真面目に働いている姿もアピールしておかなきゃ、というわけで、今回はここ最近の「仕事関係」をエントリーにまとめてみました。
先日書いたエントリーの中でも少しだけ触れましたが、去る3月8日に、地元の高級ホテルでデモンストレーションをしました。これは、このホテル内に併設されたフィットネス・クラブのVIP会員(年会費1万5千ドル・・・。世の中にはこういうヒトたちも存在するのですね)を集めて、ランチ・パーティ形式で行われたのですが、今回は、「どのように、自分をインスパイアしてデザインを作るか」というテーマの基に、いくつか作品を披露しました。
実はこのデモンストレーションの前日までKEVINと旅行に行っていたので、当日の朝は結構ドキドキしていたのですが、そこは本番に強い僕。なんの問題も無く無事、そして大成功にデモンストレーションを終えることが出来ました。もっとも、旅行に出掛ける前にデモンストレーションで披露するデザインは決めていましたし、前もって作り置きできるものは、ほぼ作り終えておいたわけですが。
僕がデモンストレーションをする場合、見ている人たちに一方的にインフォメーションを与える、というようなスタイルは好きではないで、質問があれば、途中でも遠慮なく質問をするようにしてもらっているのですが、そこは遠慮のないアメリカ人。次から次へと質問が飛んできます。ジョークを交えながらの、楽しい1時間でした。
デモンストレーションの作品をいくつか紹介。

これはかなり高さのある作品です。テーブルの上に置くと、軽く2メートルは超える高さなので、間近で見ると結構な迫力です。
流木が持つ有機的なラインとテクスチャーと、シンプルなガラスの花器の冷たく無機的なテクスチャー。正反対のものをひとつの作品の中で対比したくて作った作品。ガラス花器の淵に流木をセットし、そこにシンビジウムとアマランサスを挿して完成。

これは花器からデザインをインスパイアされた作品。ちなみにこの陶器は僕の手作り花器のひとつです。側面に穴が開いたデザインなので、その穴を活かしたものに仕上げました。使った花材は、クロコスミアの葉、ミニチュア・シンビジウム、そして、ビバーナムです。この作品のように、花器をデザインの主役に置く場合、花材の量は最小限に抑えるのが、成功のポイントです。

男性的なデザインが続いた後は、ちょっとロマンティックでかわいらしいものを。
ホリデー・テーマはデザインのアイデアを得る上で、とても有効な方法です。今回は来月に控えている復活祭をイメージしてこんなものと作ってみました。復活祭の典型的なカラースキームは、パステル。そして、ナチュラルさが大切です。春を代表する花、チューリップ、スイレン、ラナンキュラスなどを使用。色とりどりのオーガンジー・リボンでアクセントをつけてあります。

こちらは、「ヴェジテイティブ・デザイン」と呼ばれるスタイル。外で自由に咲き乱れる花たちをイメージして作るこのデザインは、まずその花たちの生態を知ることが大切です。花によっては、まっすぐ垂直に空へ向けて咲くものもあれば、地面に這うように咲くものもあるわけです。そのような一つ一つの花の特性を活かし、デザインに取り入れます。当然「デザインをする」ということは、「人工的」に手を加えるということになるわけですが、あくまでも自然さを失わないように仕上げるのがこの「ヴェジテイティブ・デザイン」では大切なポイントです。
そして、毎年3月ともなれば、ウェディング・シーズンの到来です。
先週末には二つのウェディングを手がけました。
一つ目は、20代の黒人の新婦と白人の新郎のもの。ウェディングのカラースキームは、赤、ホット・ピンク、オレンジといった、かなりビビッドなもの。この手のカラーは、ウェディングで使われることはそう多くはないのですが、黒人の肌にはこのようなビビッドな色合いはとても綺麗に映えますね。

ブライダル・ブーケ。バラ(ミラノ)、パロット・チューリップ、フリージア、ストック、レプト、そしてラスカス。ハンド・タイド・タイプのブーケです。
この日二つ目の結婚式は、60代のカップルのもの。ふたりとも再婚同士ということで、今回はシンプルな式にしたいと言うのが、先方からの要望でした。白をクリームの2色をメインに、ゴールドのアクセントが全体の色のテーマ。

ハンド・タイドよりはフォーマルなイメージなティアードロップ型のブーケ。年配のカップルにはこの手のブーケの方が似合いますね。

披露宴のテーブルアレンジメントもシンプルに。
テーブルの中心にミラーを置き、そこにキャンドルをセット。そして、デフレクサス(グリーン)とくちなしでデコレーションしたら完成です。
と、今回のエントリーを読んでくださった方なら、これで、「MATTHEWも遊んでいるだけじゃないのね」とか「MATTHEWだって、やるときはやるじゃん!」とか「MATTHEWも影ではちゃんと働いているのかー」などなど、少しはわかっていただけたのではないかと期待しているのですが、どうでしょう?
遊んでいるように見られがちな僕ですが、真面目に働いているのだ!(と、断言!)
最後に、今月の末に、ちょっとしたイベントがあります。
オークランド・ヒルズにあるMountain View Cemeteryという墓地ですが、ここは春先になると敷地内にチューリップ(その数3万株)が咲き乱れ、毎年この時期になるとチューリップを見に訪れる人が後を絶たないのだそうです。そこで今年から、敷地内にあるチャペルを使って、チューリップを使ったフローラル・デザインの展覧会を開催する運びとなったのです。このイベント、ベイエリアの多くのフローリストが参加する予定。僕も大きな作品をひとつ展示します。

場所 Mountain View Cemetery
5000 Piedmont Avenue, Oakland
日程 3月31日から4月2日の3日間。午前10時から午後3時まで毎日開催
お時間のある方は、是非足を伸ばして遊びにいらしてください。もしかしたら、そこでお会いできるかもしれませんね。楽しみだ!