メタリックアルビ

アルビとメタルと時々山

東京五輪のロゴ問題

2015-08-28 22:46:23 | 日記・エッセイ・コラム
揺れに揺れている佐野研二郎氏デザインの東京五輪ロゴの盗用問題だが、ロゴを決定した五輪組織委員会が会見を行い当初のデザインは現在の形とは違っていたことを明かし、盗用を否定した(長い)。

その記事はこちら

なんだが、自分としてはさらに疑惑が膨らんでしまったなぁ、という印象。

コンペには日本の著名なデザイナーが多数参加したということなんだが、その中で一番いいデザインが本当にこれだったのか。
デザインのことにド素人の自分には原案はひどく凡庸なものに見える。これならパクリでも最終案の方が遥かにましなレベルだ。

そもそも、修正が2度も必要なデザインが最優秀賞に選ばれるというのがおかしい。原案に似たデザインがあったなら、その時点で修正依頼ではなく落選が妥当なはずだ。
それでも佐野氏の作品が選ばれるということは、そもそも先に佐野氏の‘当選’が決まっていたかのようではないか。

一部ではこの手のデザインのコンテストは選考者も受賞者も持ち回りで行われているのではないかと噂されているが、この会見でその説をより有力なものにしてしまったな。

そしてもう一つ。
2度も修正が入ったんなら、これはもう佐野氏の作品とは言えないのではないか。まるで美術の先生(選考委員)とその指示に従う生徒(佐野氏)のような関係に自分には思えた。


さて、ここいらで自分の勝手な妄想で締めようと思うが、この会見が行われた背景にはこんなシナリオがあったのではないか。

佐野氏の原案を2度も修正させる選考委のなかに、ベルギーのデザインパクリを入れ知恵した者がいる → 問題が大きくなり、佐野氏ばかりが非難される状況に少しだけ良心がはたらき、佐野氏擁護の会見を開く

と、いう状況なのではないだろうか。
まあ火消しにはならないどころか、さらに新たな疑惑が広がる会見だったわけで。
まだまだこの問題は長引きそうですな。


~追記~

佐野氏の原案にもパクリ元が見つかったようで。
ヤン・チヒョルト氏というデザイナーが発表したロゴで、それを見ると色以外は円の位置まで全く一緒。
佐野氏も過去のツイッターでヤン・チヒョルト氏も出展している展覧会に行ったことをツイートしており、パクリとの批判に反論の余地はないだろう。

なんだか、もう、ね。。。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大ピンチである | トップ | 土壇場で勝利を掴む »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事