7/12は14時から約1時間の「久世稚児社参神事」を見学しました。
神事の終了と共に祗園からバスに乗り、今度は15時~の舁山の舁初めを目指します!
職場から祗園さんまで歩いて行った事&長い間立ちっ放しだったので怪我した足が痛く、
バスで向かったのはいいものの、そこは天下の四条通・・・大混雑、大渋滞。
それも予測していたし、雨脚も強くなってきたので舁初めはあきらめました。
そこで、囃子の鉦の音がことさら綺麗でお気に入りの月鉾へ粽を買いに予定変更。
月鉾では厄除けの粽を買うと、鉾の内部を拝観できるのです!
きゃぁ~~~
ごらんの通り、ビルの2階に及ぶ高さです。
奈落・・・(笑)
車輪をつないでいる、縦位置の色違いの角材が2本ありますよね。
あれは「石持(いしもち)」といって、本体の重心を下げる役割をするそうです。
松を使った月鉾の石持は、全ての鉾・舁山のなかで最大のものだそうですよ!
色が違うのは、今年と来年で新調するからだそうです。
ということは、左側の古い石持は来年変えられるということですね~。
ちなみに昭和26年、月鉾鉾建ての際にこの石持ちの縄がらみが不十分で、
北に向かって横倒しになり、巡行できなかったそうです。
これには「女人禁制のタブーが破られたからだ」という声があがったそう。
でも今は、月鉾は曳き初めと拝観のみ女性が参加しても大丈夫です。
内部の写真は、人が多くなると禁止されるそうです。
私が行った時はすいていたので快く撮らせてくれました~
しかし・・・本当に見事な美術品が至るところに点在していたのです!!
【源氏五十四帖扇面散図】天保6年(1835) 岩城九右衛門筆
170年も前に描かれたものです!それが手の届きそうな位置に…。
これを描いた「岩城九右衛門」さんは、町内の富豪で月鉾改造に尽力されたそうです。
これは大河ドラマ「義経」のオープニングにも出てきた~と思って撮影♪
【金地彩色草木図】天明4年(1784) 円山応挙筆
お次は軒回りに円山応挙の筆がぐるりと走ります!! こっちは200年以上も前。
えぇ~もう凄い! 描かれているのは夏の草木ですって。
さらに梁と桁の表面は、精巧な貝尽くし!
二枚貝、巻貝、ウニなど・・・大錺屋勘右衛門の腕によるものだそうです。
ひたすら「ほぇ~」と感心していると、会所のおじちゃんが教えてくれたのは…
伝・左甚五郎作の白兎!
ひっ、左甚五郎といえば知恩院の忘れ傘で有名なあのお方。
私とおっちゃんの会話をききつけた寄ってきたお姉さんも興奮してました。
これは正面の白兎で、亀が兎を見上げているユニークなデザイン。
そしてこちらが後ろ側。今度は麒麟が飾られています。
この2枚の写真は本当に苦労して撮影しました。
櫓の真上にあるので、櫓から上半身を乗り出して撮らなきゃならんくて…。
ていうか、この白兎以外は知識なく、ただ綺麗だと思って撮影したものなんです。
記事を書くときに、本やネットで鉾のことを調べて改めて写真を見返すと、
いたるところに文化財や貴重なものが写っていてビックリ。
無知の私でも気を惹かれるほど、これらの持つ魅力の凄さがよく分かりますね。
上の「奈落」の写真もそう。
ただその高さと景色を撮って後で見返したら石持の色が違うんで調べてみたら、
新調されることや、昭和26年の事故を知ることが出来たのです。
勉強ってこういうことだ~って楽しくなりました。
これも何気なく撮った1枚。鉾の内部から外を見た感じ~というテーマで撮影。
でも、ここにも凄いものが写りこんでいます。
【風車文柱飾金具】天保6年(1835)作 松村景文:下絵
分かりやすいように背景をぼかし、拡大してみました。
これ・・・普通に触りましたけど・・・。もう歴史が身近すぎる!困る!
鉾は「動く美術館」だと思い知らされました。参った・・・お手上げ。
でも。小学生のわんぱくボーイにはそんなの関係ないっ♪
「たけー」「すげー」「こえー」だけで充分です(笑)
そんな彼らのハイテンションを動画でバッチリ撮らせてもらいましたよ。
【みどころ】
・その出てくる早さ。
・頭をぶつけた少年が、最後私に「ヘーイ」と呼びかける打たれ強さ。
・横にいたおばちゃんに「あそこに、やたがらすがいるよ」と教えられて、
「あーあーあー」と声を出してズームインするmaiky。
・上で紹介した各装飾品の位置関係
もう京都の街はコンチキチンで賑わってるのかな?
台風来てるからちょっと心配・・・。
今日も一日雨で、上洛はあきらめました。
明日の夜か、明後日やね・・・
それにしても、maikyちゃんの足大丈夫?
1ヶ月の大イベントだもんねぇ。
見に行ったことないんだよ。行きたい!
でも台風、大丈夫だったのかな?
常夏とも呼ばれています。
「トコ」が「ナツ」ってことで、古典文学などでは情事お盛んな様子を表すときにも使用されてたりします(もともとは夏中咲いてる花ってことなんですけどね)。
『源氏物語』にも登場しますし、『好色一代男』の主人公の紋なども撫子なんです。
ということで、雨も一段落したようですし、市内の山鉾を見学してきます。
もちろん月鉾も(うちの粽は毎年ここのです)。
あと、菊水鉾の「したたり」を買わねば、です。
どこかですれ違うこともあるかもしれませんねぇ。
あのテッペンの月が正義の味方っぽくて…
私の中では、長刀鉾を補佐する“副隊長”的存在です
今年はどこの粽を買おうかな?
台風一過でまだお天気不安定といったところでしょうか。
たいした影響もなく、良かったです^^
昨日はずっと雨で・・・カメラ守るの大変でした。
明日も来はりますー?ブログ楽しみにしてますね!
耳からお囃子の音色が離れへんのです。。。
こんなに見どころたくさんあるなんて知りませんでしたよ~。
私も初めてですから、おっかけまくりです♪
でもよっさん、次に祗園さん来る時は色んなことお分かりでしょうし楽しみ倍増ですね^^
「トコ」が「ナツ」でアレなんて・・・。
面白い発想の延長だなぁって思います。
じゃぁ「大和撫子」はどうなるんだ!(笑)
面白いこと教えていただいて感謝です^^
今日は風が強くて人も多かったですね~。
月鉾も菊水鉾も行きましたし、すれ違っていたかも!?
私の目印はカメラです♪
さぁーいよいよピークですねぇ~。
かっこいいですよね、てっぺんの三日月が♪
あれに雷落ちたりしないのかなぁって思いますけど。
子どもの頃からかぁ~・・・。
京都の方には山も鉾も身近な存在なんですね。
ずるいぞ(笑)
私は家に黒主山の桜粽を、実家に月鉾の粽を買いました!