あんまりこういう、感動ものは読まないけど、久々ヒット。夏川草介の有名な本となりましたが、読んでよかった!
普段は警察小説(佐々木譲や今野敏・・・)ばっかりなんでたまに読むと新鮮でした
この物語の夫婦愛がやわらかくえがかれているイチとハルのシーンが大好きだ。
なんか、癒されると言うか…。2人とも仕事で忙しくてあまりあえないけど、たまに会える少ない時間を仲よく大切に過ごす所がいいなと思うねえ。
病院で亡くなった人がいてイチが悲しむとかくしていてもハルがすぐに見抜いて励ましてあげているところに夫婦愛を感じるし、ほかにも、荘に住んでいるみんな、安曇さんや他の患者さん、仕事仲間などほっこりした物語の中でいつもやさしく、時には厳しく、支えて支えられて…そういうところで人のいいところがえがかれているのだなと思ったね。
最後に、「人は知らない間に誰かに支えられて誰かに守られて、誰かを支えて、誰かを守っている。必要とされていない人なんていない、必要としている人が必ずいる。」のだと・・・うーん、良かった