細かすぎて伝わらない名場面【幽遊白書編】[その2]

前回の続き


　 幽白恋愛模様



初期こそラブコメ要素が結構あった幽遊白書ですが、物語が進むにつれて、その恋愛要素は
どんどん変化していきます。



連載初期は、死んでしまった幽助が生き返るために徳を積むのがメインストーリーで、
幽助と螢子のベッタベタなラブコメがちょいちょい入りました。
うーん、甘酸っぱい。まぁ、中学生だしね。





・・・が、連載後期になるとガラっと大人な恋愛描写に！？
　※この時点の二人はまだ中三です

幽助プロポーズしとるし。お前そんなキャラかよ！
中学生で付き合ってください通り越してプロポーズしちゃうのなんて、お前と天沢聖司くんくらいだよ！


　 あれ？このシーンどっかで見たことあんな…





南野秀一の幼少期のエピソードです。
秀一の母親が自分の腕が傷つくことも厭わずに息子を助け、秀一の身体を借りていた蔵馬が
人間の素晴らしさを知る重要なシーンです。
でも、このシーンどこかで見たことあるんですよ・・・





寄生獣！寄生獣じゃないか！！
いやぁ、まあ偶然ですよね。ねえ冨樫先生！


　 オメー 一度夏服着てなかったか？



暗黒武術会が終わり、中学三年に進級した幽助と桑原。
何気ない会話のなか、桑原がふと思い出したように「オメー 一度夏服着てなかったか？」と。
なんのこっちゃって感じですが、多分、四聖獣編の一話目で幽助が一度夏服を着ていたのに、
その後、四聖獣の城に乗り込んだときには、いつもの学ランに戻ってたことへの読者からのツッコミが
あったのでしょう。
「あの日は冬だったが、気温が３０度はあった」
ってどんな言い訳ですか。


問題のシーン。たしかに幽助夏服着てら。
でも、幽助に襲いかかってきてる学生たちも夏服。
その後登場するぼたんもノースリーブの服を着てますし、螢子も夏服です。

本当に冬かよ！
四聖獣編が終わり、垂金編になるとさらっとみんな冬服に戻ります。まあ深くは追及しません。


　 幻の必殺技



真田 快晴・吹雪の必殺技「双龍砲」！
魔族に覚醒した幽助ですら「む！！」と驚かせた技で、一体どんだけ強力な技？
と思いきや、その後登場する黒子さんに止められてしまい、結局どんな技かわからずじまいでした。
幽白最初で最後の合体攻撃になったかもしれないのに、勿体ねーな。


　 ！！あの女・・・

他人の心を読む「タッピング」の能力を持つ室田に協力してもらい、
まだ見ぬ敵の正体を探ろうとする幽助たち。
室田、思わせぶりに「！！あの女・・・」と驚き、次の一言。



「あの女　これから担任の教師とやる気だ！」

霊光波動拳使いの師弟に同時にボコられる室田。
緊迫したコマから瞬時にギャグに移行するのが冨樫漫画の真骨頂！


　 霊界案内人 兼 霊界伝言番 兼 探偵助手 ぼたんちゃんの華麗なる活躍



一話から最終話までしっかり登場する霊界案内人 兼 霊界伝言番 兼 探偵助手 のぼたんちゃんは
幽遊白書のマスコット的キャラクターです。













基本、コミカルな役どころの多い彼女。
案内人にしては知らない事が多いし、伝言番にしては肝心な要件が伝わってなかったり、
探偵助手にしては、あまり役に立ってるようには見えないし・・・。
サブヒロインと言っても良いような立ち位置なのに、メインキャラとの恋愛要素はまったくのゼロだし。
ぼたんの存在意義は？？と言われても仕方ないかも・・・

でもいいんです！
ぼたんはいるだけで空気が明るくなる、幽白に不可欠なキャラなのです。
それを象徴するシーンがこちら↓



自らの父親であるエンマ大王を告発したことによって、少なからず落ち込むコエンマを見て
心をいためるコエンマの部下・あやめ。
ぼたんはそんな二人をみて、なんとか二人を元気づけることは出来ないかと思案します。
そして、二人を連れ出して霊界中を遊びまわることにするのです。
ひとしきり遊び回ったあと、隙をみてさりげなくコエンマとあやめを二人きりにする気遣いをみせるぼたん！
リラックスしたコエンマはあやめに悩みを打ち明けることができ、あやめも少し安心することができました。

これぞ、ぼたんの持ち味！
彼女は、暗くなりがちな雰囲気を明るくするために幽白に絶対必要な名キャラです。


　 幻海の視力



知ってましたか？


　 あなた誰？



仙水編のエピローグで、スナイパー・刃霧と一緒にいる女の子だれよ？？



なんか、サイコメトリー的な能力を持ってるっぽい彼女。
もちろん、仙水編・本編では一切登場してません。エピローグだけにさらっと登場してきているのです。
刃霧でスピンオフでもやる気だったんですかい、冨樫先生ェ・・・。
どうでもいいけど、刃霧超イケメン。


　 ゲームの宣伝じゃねーんだぞ



桑原の言ってる「ゲームの宣伝」とは、多分ＳＦＣ「ストリートファイターⅡ」のことです。
ストⅡは、ＣＭのキャッチコピーが「俺より強いヤツに会いに行く。」でした。
だからどーしたと言われても困りますが。


　 どっかで見たキャラいろいろ



幽白には、どっかで見たようなキャラクターがちょいちょい登場します。


いじめられっこのボクサーって。
まっくのうち！まっくのうち！！


つの丸先生もうしわけありません。


あー、幽助がケモノのヤリの使い手に・・・。


他にも、魔界統一トーナメントでスターウォーズのヨーダが出てきたり。
くまなく探せば、多分もっといろんなやつらがいるはず。


　 なあ、クラリス



最終回。
幻海師範の遺言状により、師範が遺した土地を譲り受けることになった幽助たち。
目に見える範囲すべてが幻海の土地だと知り、一同驚愕する。

この土地いったいどうする？
と、戸惑うメンバーたち。
幽助は人がいじくっていい場所じゃねーと、広大な土地をそのままにします。

「俺らのポケットには大きすぎらぁ」

カリオストロの城でのルパンのセリフですね。
最終回までこんな感じってのも、幽白らしくてあると思います。


と、まぁ以上でした。幽遊白書編。
細かすぎてちゃんと伝わったか心配ですが・・・。

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