前回からの続き
爆発のあと
黒の核晶の激しい爆発のあと、死の大地は跡方もなく吹き飛んだ。
大地の消えた海原にあらわれたのは、中空に浮かぶ巨大な宮殿であった。
この宮殿こそが、大魔王バーン率いる魔王軍の真の本拠地・「バーンパレス」である。
死の大地で戦闘を繰り広げていたアバンの使徒、ハドラー親衛騎団は爆発に巻き込まれ
全滅したかに思われたが、彼らは生きていた。
どうやら爆発の瞬間、 . . . 本文を読む
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ハドラー親衛騎団、始動
先の戦闘において、魔王軍の本拠地が死の大地にあるという情報が人間側に知れてしまった。
人間たちは世界中の強者たちを結集し、その全勢力をもって死の大地に攻め入る準備を進めているようだった。
ハドラーは、死の大地に攻め込んでくるアバンの使徒を親衛騎団と共に撃滅するつもりであったが
余計な人間までもが死の大地の土を踏むともなれば話は別である。
大魔王バ . . . 本文を読む
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ミストバーン
大魔王バーンから与えられた最後の機会をもってしても、アバンの使徒を討てなかったハドラーは
そのまま帰還することはできず、妖魔司教ザボエラのアジトに身をひそめていた。
ハドラーはザボエラがひそかに研究していた「超魔生物」への改造手術を自分の肉体に施し、
アバンの使徒の成長速度をも超えるパワーアップを図っていたのだった。
しかし、そのアジトの場所が魔影参謀 . . . 本文を読む
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復活
ヒュンケルとの戦いに敗れ、死亡したはずのハドラーの姿が鬼岩城にあった。
かつてアバンに倒されたときと同じように、ハドラーは復活を果たしたのだった。
ハドラーを復活させたのは、魔王軍魔影軍団の軍団長「魔影参謀ミストバーン」である。
大魔王バーンによってハドラーに与えられた肉体は、不死身の肉体であり、
たとえ何度死ぬことになろうと、ハドラーはミストバーンやバー . . . 本文を読む