紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

細かすぎて伝わらない名場面【幽遊白書編】

2010-12-15 02:18:54 | 細かすぎる名場面
どうもこんばんわ。垂金権造です。

というわけで、また「細かすぎて伝わらない名場面」をやろうと思います。
なにそれ?って人は、前回の 細かすぎて伝わらない名場面【ダイの大冒険編】
見てくれれば、趣旨がわかると思います。

今回は【幽遊白書】を題材に、細かすぎて伝わらない場面を収集してみました。
したら、ざっくざく出てきたので、二回に分けなきゃ収まり切らない感じになっちゃいました。
さすが冨樫先生! ネタには事欠かない!

まぁ、とりあえず行ってみましょう


  幽白名物・コマ外の冨樫コメント集

幽遊白書では、コマの外によく冨樫先生のコメントがあらわれます。
こんな感じに↓


こいつらの交通手段を知りたい

こういう、作者が自分の作品にセルフツッコミを入れるのはこの当時の漫画作品によくありました。
でも、幽白はことさらに多かった気がします。
すべてを抜き出して紹介するのは無理なので、一部冨樫先生らしいのを一挙大放出!


吉田栄作のドラマ並の展開の早さ

えー、ちょっと何言ってるのか元ネタがよくわかんないんですけれども。
吉田栄作のドラマって展開早い代名詞になるもんなの??



こゆび

見りゃわかるよ!



万死に値する

俺もそう思う。



人がゴミのようだ

「もしもしもしもしぃ!?」はムスカじゃなくて閣下だけどね。


  幽白名物・スゴイ顔面集

幽白の人物は、時折スゴイこゆい顔を見せてくれます。
それは、序盤から終盤にかけてコンスタントにあらわれる幽白の隠れ名物!
この顔芸は冨樫先生次回作の「レベルE」でも多分に発揮されます。

その駆け出しとなる、幽白のスゴイ顔たちを見よ!









もうお腹いっぱい!


  飛影、ジャンケン知らないフリ疑惑



暗黒武術会で六遊界チームと戦う際、彼らがジャンケンで出場する選手を決めたという
エピソードを聞いた飛影は、奴らは戦う順番さえもジャンケンで決めたのだろうと推測します。



ところが、のちの裏御伽チームとの戦いの際、自分たちの戦う順番をジャンケンで決めようという
蔵馬の提案に、飛影は「ジャンケン?なんだそれは?」とかジャンケン知らないフリをしちゃいます。

なんであえて知らないフリ? 心理戦のつもりなのか??

でも、うっかりな飛影さんは桑原に「貴様今のは遅出しだぞ」と専門用語で注意しちゃいます。
飛影の狙いがなんだったのかはよくわからないまま、結局ジャンケン勝負は桑原の勝ちとなります。
まぁ、試合には負けちゃいますけどね、桑原。


  暗黒武術会で働くおねーさん達のプロ根性を見よ!

暗黒武術会に登場する審判や実況の妖怪お姉さんたちは、ものすごくプロ根性あふれる素敵な女性たちです。
そんなお姉さんたちにスポットを当てます。



武術会実況兼審判の小兎ちゃんです。
酎にマイクをぶん盗られて勝手にマイクパフォーマンスされても、あわてずに予備マイクを
取り出して酎の発言を解説しちゃいます。観客からも「実況のプロだ・・・」と感嘆の声。
また、浦飯チームVS魔性使いチーム戦において、大会運営委員会から「審判のカウントが遅い」という
イチャモンをつけられたときのめちゃめちゃ不満そうな顔も良い感じでした。



実況兼審判ということで、実況とカウントを同時に行うことも!大変だな、あんたも・・・。
あまりに大変そうだったのか、次の戦いからは樹里が審判を専門に勤め、小兎は実況に専念することになります。



新審判の樹里もなかなかプロい人で、蔵馬VS鴉 戦では蔵馬の勝利かと思われた戦いも、
10カウントダウンののちに蔵馬が反撃していたことをしっかりとジャッジします。
プロい!
でも、やっぱり小兎同様、なかなか大変だったらしく、裏浦島の逆玉手箱に巻き込まれて幼女化するわ、
闘技場のリングごと破壊する戸愚呂の拳圧に巻き込まれたりするわで散々な目にあってました。


  蔵馬小ネタ集

蔵馬の小ネタいろいろです。


「最初から十分道化だったと思うが・・・」
さらっと辛辣なことを真顔で思い耽る蔵馬


蔵馬つっこむ


蔵馬再びつっこむ


「君」つけるの忘れちゃう蔵馬


女性と間違われたことに異常にキレる蔵馬

また、蔵馬はメインキャラ4人のなかでダントツに人生経験が長いです。
幽助、桑原は中学生だし、飛影は妖怪なので長生きかと思いきや、作中の描写などから十代であることがわかります。
でも、蔵馬は妖孤の時代に1000年以上生きてるのです。
その後、人間に転生してしまったので、1000年以上+10数年分の人生経験があるわけです。
妖力こそ、人間に転生したがために落ちてしまって、あまり強くない印象を受けますが、
蔵馬の本当の強みはその頭脳だと思います。
黄泉のために、妖力値の高い戦士を短期間で調達したことと言い、
仮に魔界統一が幽助の提案通りにトーナメント戦で行われず、魔界三国大戦になっていた場合、
勝っていたのは蔵馬がついていた黄泉の国だったでしょう。


  とがし金かえせ



冨樫先生、誰にいくら借りてたんすか・・・


  どこかのんきな幽助のかーちゃん

幽助のかーちゃん・温子さん特集です。


暗黒武術会についてきて、息子の幽助を応援する温子さん。
緊迫した雰囲気が一気になごみます。
たしかアニメだと温子さんついてこないんだよね。シリアスな雰囲気にそぐわないと
アニメスタッフに判断されたのかしら? わかってねーな。


100%戸愚呂にむかって、「くされマッチョ」とか言っちゃう温子さんステキ!


仙水・コエンマのひさしぶりの邂逅で緊迫するも、「あいつらが今度の敵?」としゃしゃり出てきて
一気に空気がほんわかしてしまうのもグー!


幽助からまわってきた螢子の制服を着て「あたしもまだまだ」とか思っちゃう温子さん、何これかわいい。
制服はその後ちゃんと螢子に返されました。


幽体離脱するためにとりあえず寝て下さい、と言われた幽助に
後ろから温子さんの根性バットがさく裂!


そんな、なごみ系の温子さんですが、意外にヘヴィな過去も・・・。
今は離婚したらしい幽助の父親との会話シーンです。
何気なく会話してるけど、内容すごい重いよ!
え、なに?DV受けてたの温子さん?
そんな男とフツーに会話しててスゴイです。
「今日は朝までつき合ってやるよ どーせまた誰かにふられたんだろ?」
とか、元夫に言っちゃう温子さんマジステキすぎますよ。


 というところで、次回へ続きます。
 まだまだいろんな細かすぎるネタがありそうです・・・。

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7 コメント

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Unknown (こんばんは)
2010-12-16 21:06:14
懐かしい場面がたくさんですね。やっぱり富樫漫画は面白い。
温子さんDVネタは、リアルタイムで読んだのでよく覚えています。
展開の速い吉田栄作のドラマというのは多分1991年の「もう誰も愛さない」だと思います。
現在でもジェットコースタードラマでググればタイトルがヒットするある意味伝説の作品です。
返信する
Unknown ()
2010-12-17 00:55:05
>吉田栄作のドラマ

ググったらたしかに出てきました。

・・・な、なるほど。
登場人物紹介読んだだけでお腹いっぱいになりました。
一週でも見逃したら話についてけなるって…。

まぁ、四聖獣編でもひとコマで魔界に行ってましたからね、幽助と桑原。
それ並みに展開早かったわけだ。
仙水があんなに行くのに苦労したのに、魔界…。
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Unknown (Unknown)
2010-12-17 22:13:43
人がゴミのようだってのは
蔵馬たちの人質の扱いに対するツッコミじゃないですかね

返信する
Unknown (Unknown)
2010-12-20 05:15:53
枠外のツッコミとかは
当時の冨樫はバスタードへのリスペクトが凄かったのでその一つかなと思ってます
返信する
Unknown (hidera)
2011-01-30 15:01:31
たぶんタル金の「こゆび」ってやつは
若干みすって左手の親指みたいに
見えちゃってるのを
気にしたんじゃないですかね?
返信する
Unknown ()
2011-01-30 23:59:01
>垂金のこゆび

ホントだ、両手とも左手にみえる。
Jガイルのだんなァ!
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Unknown (みく)
2011-07-11 17:50:02
仙水があんなに苦労したのに、幽助たちがあっさり行けちゃったのは、あそこが魔界の端っこのほうとかだったんじゃないですか?
飛影も仙水編でそんなこと言ってましたし。
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