動物とおっちゃんの日常風景

喘息・椎間板ヘルニア・胃食道逆流症・過敏性腸症候群。しかし、動物や私的な病気どころではなくなってきたこの国の将来。

卵巣のう腫

2011年11月12日 | 動物
12歳になる雑種の犬が来た。
皮膚癌があるということで・・・。

12才でメスで避妊手術をしていない・・・。
やっぱり乳腺腫瘍だった。

大きいのは1つで直径3センチはある。
弾けて膿が出ている。
あとは小さいのが多数・・・。

予後のこともあるので、大きいのだけを取ることに・・・。
血液検査で、低血糖が・・・?

お腹を触ると、「ムム・・・?」
大きなしこりが・・・。

血糖値も低く良くない状態だが、乳腺腫瘍よりも、この腹腔内の塊の切除が先決だと飼主に告げる。
レントゲンでも超音波でも、これが何なのかは判断がつかない。

開けて驚き。
右の卵巣がパンパンに・・・。
腎臓の傍にくっついている・・・。

左の卵巣も大きくなっていた。
ゆっくり丁寧に剥がして、両卵巣と子宮を摘出。

なんとか腫瘍化した乳腺も取った。

翌日になって、食欲が出てきた。

これは結果論だが、あの塊が他の臓器の腫瘍だったらと思うとゾッとする。

術中はやはりドキドキでストレスが一気に頭に悪影響だ。