イギリスゆめだより

日本の外に出ることは自分自身を見つめ直すこと

旅に出たい…

2019-09-09 09:44:39 | 外国語
 もうしばらくの間、「旅」というものをしていないなあ。独身時代は、たまに独りで(もちろん!)ヨーロッパとか韓国とかに行ってたし、結婚してからも、妻と2人で行くこともあるけど、「独りで行ってきてもいいよ」と言ってくれるので、何度か「旅」をしたことはあるが、ここのところめっきりそういうことがない。
 年齢のせいにしようとしている。もう「旅」なんかする年でもないだろうしと。あるいは、若いころと比べて「怖いものを知ってしまった」からかもしれない。確かに若いころは「怖いもの知らずだった」と今振り返ると思う。(ただし、それほど危険な地域に行ったこともないし、危険な目にあったとすれば、パリでスリとひったくりに合計4回(未遂も含めて)あったことくらいだ。そういえば、イギリスの田舎町で、貸し切りバスに乗せていた電子辞書を奪われたこともあったな。今、旅先で出会うかもしれない「怖いもの」は予想できないようなテロとか、日本でもあるが「通り魔」てきなものかな。そういうのは勘弁してほしい。そういう面では、韓国はまあまあ安全かもしれない。
 今は、再び日韓関係が厳しい状況にあるが、これはおそらく一部の例外を除けば、「国と国」の間の問題であり、政治家が捌けないから、こうなっているのであって、民間レベルでは特に問題は生じていない(韓国人男性に暴行された日本人女性のニュースは聞いているが)。それよりも日韓関係のぎくしゃくさが今もろに影響しているのは、韓国人観光客を相手にしている、主に地方の経済状況だ。この意味でも、早くよい方向に持っていってほしいが、いったい今回はいつまでこの沈滞ムードが続くのだろうか?
 さて、話は戻るが、「旅」に出たいのは、「現実逃避」をしたいというサインでもある。この問題山積の現実にはほんとうに「閉塞感」を感じる。この前も書いたが、日本における外国語教育の姿勢には、ほんとうにうんざりなのだ。こんなに「英語を話せる日本人」を作るために一生懸命教育ばかりを変えようとしているが、まずは、マスメディアを変えるべきではないのか。テレビだ。こんなにどの局も毎日毎日凝りもせずに、同じような番組を作って、同じようなコメンテーターや、芸能人をわちゃわちゃ騒がせて終わるくらいだったら、キー局の1つを完全「英語」局にして、英語で番組を作ったり、日本人が好きな「アメリカ」の番組やドラマを流せばいいのではないかと、ここ20年くらいずっと考えているが、そういうことは「国」は考えないのだろうか。韓国に行けば、ケーブルテレビかもしれないが(韓国のテレビ局やチャンネルの仕組みがよくわからないので)、英語専門もチャンネルやアリランTVのように英語でニュースを流すような局もある。この点で、韓国に後れを取っているのではないだろうか?いや、別に日本人みんなが英語を話す必要はないと個人的には思っているので、「国」もそう思っているんだったらいいんですけど、「国」は英語の第2言語化を目指してるんでしょ?だったら、そういうことをしたら(あるは既存のテレビ局に話を持ち掛けてみては)どうだろうか?ということです。
 わあ、気づいたらこんなに書いてしまった。タイトルは「旅に出たい」なのに。結局、英語教育改悪が中心となってしまった。なるほど、これが「旅」出たいと思わせる最大の要因なのかもしれません。


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