この週末、米国では数多くの竜巻が発生し、多くの犠牲者が出たもようです。また、今年は大きなハリケーンの発生可能性が高いと予測されています。
こうした異常気象が、農業生産に影響を与えるおそれがあります。
食料をはじめとしたコモディティについては、今週、Goldman Sachsの“買い非推奨”レポートが話題となりましたが、それが商品取引大手の英Glencoreがロンドン上場を正式発表したのと時を同じくしたことが“皮肉”と評されていますw
ワタシ自身はコモディティ価格についてGoldman Sachs寄りの見方をしているのですが…
異常気象によって、突発的に小麦やトウモロコシの価格上昇が見られる可能性は否定できません。
それでもやはり、QE2終了の時期が視野に入ってきたことで、コモディティ価格の急上昇が続く可能性は低くなるものと見ます。
そうなるとマネーは、“割高”なコモディティから、次の行き先を探すことになります。
順当に行けば、これまで“放置”されてきた新興国ということになるでしょう。実際、この4月に入って、中国やインドの株式市場は好調です。
しかし、新興国向け投資には、欧州債務危機や中東・北アフリカ情勢の悪化といった要因によって投資家のリスク回避姿勢が高まるリスクと共に、インフレ対応としての金融引き締めリスクがあります。
消費者物価指数が5.4%に上昇したのを受け、中国人民銀行は預金準備率の引き上げを発表しました。
こうした状況では、マネーの新興国シフトは“おっかなびっくり”にならざるを得ません。
それによってむしろ助かるのは、日本の株式市場です。
マネーが新興国に向かう場合、これまで長く買い越された割にパフォーマンスの上がらない我が国の株式市場は、マネーを“引き揚げる”対象になり易いと考えられます。
それと今後の復興需要期待の“綱引き”で、現状が保たれている面があると言えるでしょう。
今週から来週にかけては、その“バランス”の中で、動意の少ない展開になるのではないかと思います。
特に今日は、欧米マネーが休み明け前であるのに加え、中国マネーが新たな引き締めで動きを抑えられたことから、動き難い状況になるでしょう。それは逆に、特定の“思惑”を持ったマネーが大きな影響を及ぼし易い状況でもありますが…
IT企業を中心に米国企業の決算発表を控え、あまり大きな“仕掛け”は無いのではないかと思います。
《先週の予想検証》
火曜日朝の余震によって、株価の切り下げが予想より早まったため、前半でも上値をうかがう展開は見られませんでした。
しかし、木曜のロンドン時間における急落や金曜引け前までのニューヨークの切り下げなど、ファンドマネーの退場と思しき状況はいくつか見られました。
結果としては“外れ”と言わざるを得ませんが、大筋において外したものではないと、負け惜しみを言っておきます(苦笑
ご声援頂ければ励みになります m(_ _)m 貴方の“1日1クリック”を是非。もヨロしく!
こうした異常気象が、農業生産に影響を与えるおそれがあります。
食料をはじめとしたコモディティについては、今週、Goldman Sachsの“買い非推奨”レポートが話題となりましたが、それが商品取引大手の英Glencoreがロンドン上場を正式発表したのと時を同じくしたことが“皮肉”と評されていますw
ワタシ自身はコモディティ価格についてGoldman Sachs寄りの見方をしているのですが…
異常気象によって、突発的に小麦やトウモロコシの価格上昇が見られる可能性は否定できません。
それでもやはり、QE2終了の時期が視野に入ってきたことで、コモディティ価格の急上昇が続く可能性は低くなるものと見ます。
そうなるとマネーは、“割高”なコモディティから、次の行き先を探すことになります。
順当に行けば、これまで“放置”されてきた新興国ということになるでしょう。実際、この4月に入って、中国やインドの株式市場は好調です。
しかし、新興国向け投資には、欧州債務危機や中東・北アフリカ情勢の悪化といった要因によって投資家のリスク回避姿勢が高まるリスクと共に、インフレ対応としての金融引き締めリスクがあります。
消費者物価指数が5.4%に上昇したのを受け、中国人民銀行は預金準備率の引き上げを発表しました。
こうした状況では、マネーの新興国シフトは“おっかなびっくり”にならざるを得ません。
それによってむしろ助かるのは、日本の株式市場です。
マネーが新興国に向かう場合、これまで長く買い越された割にパフォーマンスの上がらない我が国の株式市場は、マネーを“引き揚げる”対象になり易いと考えられます。
それと今後の復興需要期待の“綱引き”で、現状が保たれている面があると言えるでしょう。
今週から来週にかけては、その“バランス”の中で、動意の少ない展開になるのではないかと思います。
特に今日は、欧米マネーが休み明け前であるのに加え、中国マネーが新たな引き締めで動きを抑えられたことから、動き難い状況になるでしょう。それは逆に、特定の“思惑”を持ったマネーが大きな影響を及ぼし易い状況でもありますが…
IT企業を中心に米国企業の決算発表を控え、あまり大きな“仕掛け”は無いのではないかと思います。
《先週の予想検証》
火曜日朝の余震によって、株価の切り下げが予想より早まったため、前半でも上値をうかがう展開は見られませんでした。
しかし、木曜のロンドン時間における急落や金曜引け前までのニューヨークの切り下げなど、ファンドマネーの退場と思しき状況はいくつか見られました。
結果としては“外れ”と言わざるを得ませんが、大筋において外したものではないと、負け惜しみを言っておきます(苦笑
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