気がついてみたら、もう一ヶ月以上も書き込みをしていない!!
7月のイベントなんて遠い昔の話のようだけど、どうしても書いておきたい。あの一夜の安らぎがなければ、その後の怒涛の日々を今日まで乗り切ることができなかったかもしれないと思うからだ。
我が家から近い神戸の裏六甲の山懐に家族で経営している小さな牧場がある。ご主人の人柄に影響されたのか、そこの牛たちも、おっとり、のんびり、見るからに幸せそうな生活を送っている。その証拠に、この牧場の乳製品は極上だ。なかでも生チーズ(フロマージュ・フレ)は絶品である。木造の瀟洒なレストランYARGOI(ヤルゴイ)でいただく料理にはこのチーズが添えられて料理の味を引き立てている。どこかで赤い服を着た3人の子どもさんのふっくらとした似顔絵をロゴとして使っている乳製品をご覧になった方があれば、ここ弓削牧場の製品だ。
その弓削牧場で7月の終わりに夕暮れライブが開かれた。関西を拠点に活動しているボセというボサノヴァのバンドのコンサートである。これまでにもレストランYARGOIで友部正人さんなどとも競演したことがあるというボセだが、この夜は単独で沖縄の三味線も交えて野外のライブを行った。ろうそくの明かりが揺れるテーブルで、カレーやチーズセット、飲み物などをいただきながら、森と夜空にこだまする軽やかなボサノヴァのリズムに身も心もほぐされた。
8月に入ってからは、休暇とか遊びといった言葉とはほど遠い過酷な日々が続いた。だが、この日のライブのおかげで、その時々の活動に没頭し、充実した楽しい毎日を過ごすことができた。
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