ナツメ知らねぇのかよ

先日の新年会の料理になんとご丁寧に「献立表」が付いていた。
みんなが集まって宴会始まりまでまだちょっと時間があったので、周りの数人でその
献立表を見ながらテーブルに並んだ料理をチェックしていた。
その中に食前酒として「ナツメ酒」なるものがあった。
オチョコに一杯だけの透明の酒で、ナツメが1個浮かんでる。
みんなが口をそろえて「これなんだ？」って

「ナツメを漬けたんだろうから焼酎かな？」

と言いつつちょっと舐めてみた。

「甘～～～～～～い！」（スピードワゴン風に）

どれどれと数人が飲んでみた。
確かに甘いがと。

「ところでナツメってなんだ？」

をい！そのしなぶけたアーモンドがふやけたようなのがナツメだろうよ。
知らねぇのかよって言ったら、みんなが口をそろえて

「知らねぇぞ！ゴルァァ」

って、若い者だけじゃなくて先輩連中も知らねぇのかよ。

「ヒメリンゴをもっと小さくしたような甘酸っぱいやつで、種がでかいんだよ」

「食えるのか？」

「って当たり前だろ？食ってみろよ！」

一斉に口入れ、「なんじゃこりゃ渋くて食えないぞ！！」っておかしいな？
そんなはずないのに・・・・

「おめ食ってみれでゃ」

って言われたって渋いとわかって食うアフォはいねぇよｗ

子供のころは、よく近所のナツメを失敬してみんなで食ったんだがなぁ。
最近はあんまり聞かないから、もう植えてないのかなぁ。

昔近所のどこにでもいた「スピッツ」のように絶滅した？

それにしても、酔っ払った連中がマイクの取り合いしてるし、お開き時間もすぎたけど、
炊き込み御飯が出てこないぞって文句言ったら、誰かがおにぎりにしてくれって
頼んだらしい。
みんなに配らないで一箇所に置かれてたからわかんなかったぞ。
もう誰も気がつかないし。

時間だから終わりって言われたって「へそアイス」がまだだぞ！

しっかりアイス食って、残ったものを予定通り持参したタッパに詰めて
外に出られないうっぷん晴らすためにロビーで2次会だ。