生活保護

次長課長の河本に単を発した「生保不正需給問題」。
いろいろ飛び火してるようで。

一般的に見えてるのは「売れてる芸能人は年収がすごい」という
憶測から家族親戚は優雅な暮らしだろうと。

テレビに登場する芸能人。
数十万の服に数百万もする時計やアクセサリー。
そして数千万もするスポーツカーに乗り豪邸に住む。
仕事にはマネージャーや付き人、運転手付きでお売り迎え。
毎晩高級な店で若手を引き連れての豪遊。

一部有名なスターがそんな生活を自慢するから、テレビによく登場
するような芸人は一般人が手の届かないような高額収入があるんだろう
と誰しもが思ってる。
そしてうらやましさで反感を持つ。

そこにそいつの家族が生活保護を受けてる？
我々細々と暮らしてる庶民からかき集めた涙の血税をそんな裕福な
売れっ子芸人の家族に与えてるのか？と。

しかし、実際の売れっ子芸人。
裕福な家庭に育ち、いきなり売れっ子として高収入でテレビに
登場したわけでもないだろう。
二世芸人とは違うんだからね。
逆に貧乏暮らしから家を出て、田舎から上京して下積みで。
バイトで底辺をははいずり回ってようやく日の目。
家を出た時点で親ともほぼ決別も多いだろう。
急に売れたからといって離れてた親の面倒を見るというのも
逆に親としてもつらいところかと。
やっと売れ出して所帯も持った息子に世話になるというのも
なかなか難しいだろうし。

田舎を出て所帯持ったサラリーマンですら、田舎に仕送りって
家族を持ってたらなかなかできないことかとね。

いろいろ理由があって収入がなくなり、息子の世話になろうと
金をせびる親。
そうは簡単にできることじゃないだろうな。

そこに「生活保護」という制度がある。
利用できるものならそっちをと。

理解はできるなぁと。

問題なのは「不正」ということ。

保護してもらわないと暮らせない方は確かにいる。
それを悪用して需給するやつがいることが問題なんだ。

河本にしろ梶原にしろ、売れてそれなりの収入にもなっただろう。
だからといって家族を持ちながら親にも仕送りって簡単なことじゃない。
いくら収入があるのか知らないけど、一般人並みの収入以上は仕送りに
回せるだろうとう一般常識が通用しない芸能人の世界。

それもまたおかしなことだろうけどね。

ただし、スポーツ選手と同じで、いつ売れなくなって干されるのか。
収入なしに戻ってしまう恐れは常に付きまとうことだな。

でも、親の面倒を見れるのは親がいるときだけ。