柳田法相辞任

国会がもめることを見越して総理のもとで急きょ辞任させることにしたんだろうとの憶測。
一旦は辞めさせないと言い放った総理。
野党は辞めさせる決議を提出する勢い。
決議案提出ぎりぎりを狙って退任させれば、野党の空回りで野党に分が悪いだろうと
このタイミングを狙ったんだろうという解説者の談。

なにはともあれ、どんな発言をしたのか詳しく聞いてなかったんで、また単純なことで
上を蹴落とそうとする野党の「小事を大きく騒ぎ立て辞任に追い込む」という策略だろう
と思ってた。

小さなことにケチつけて補正予算案を遅らせる戦法。

予算と大臣の発言とどんな関係があるんだと。

そんなに大きな問題になるようなことを言ったのか？と疑問だった。
地元選挙区に戻っての会合で発言したことっていうんで、せいぜいリップサービスの冗談
だろうと思ってた。

”国会での答弁について「二つ覚えておけばよい」と指摘し、「個別事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づき適切にやっている」と言えば、切り抜けられると述べた。”

これはちょっとひどいな。

確かにどんな大臣だって総理だって、全ての質問に明確な回答はできるはずもなく。
たとえば法律の六法全書を丸暗記してないと法務大臣はできない？
外国の国の名前や首都・大統領から首相を全て覚えてないと外務大臣はできない？

そんな問題じゃないはずで。

その場で質問されたことに完璧に答弁しろというのは無理だと思う。

でも、それが事実だとしても、冗談でも「適当に流せばいい」って言っちゃだめだな。
一応責任者なんだからね。

結局、脱官僚をうたい文句に上に立った民主。
専門に通じてる官僚を排除したら大臣なんて全くの素人。
質問に答えられるわけがない。
それが落とし穴だったんだな。

だから「適当に受け答えすればいい」っていうのは世間に発言しちゃだめだよな。

そんで、大臣に任命した総理の「任命責任」を言いだす野党。
大臣をすげかえればいいのか？
総理が責任とって総理の座を降りればいいのか？

違うだろうよ。

大臣になったということは、その選挙区から議員として選ばれたわけで。
その選挙区の住民にも責任はあるし、しいて言えば国会議員全体の責任でもある。
ということは国民全ての責任。
インタビューされて「総理の責任」だの「民主の責任」だのと他方に責任問題を押し付ける
だけじゃなく、政党は違えど同じ国会議員として世間に謝罪するのが先だろ。
いかにも自分が上に立てばなんら問題なく日本が発展するようなことを語る。
ほんとにできるのかよ。
日本が不景気で生活安定せず、多額の借金。
空回りする外交。
解決しない領土問題や拉致問題。
今の政権が作った問題じゃないだろ。
長かった自民政権は国民に謝罪したのか？

全く反省の色が見えない自民。
自民を蹴落とすことしか念頭になくて、実際に政権を取ったら右往左往する民主。
他はだっちにも転べないなにもできない烏合の衆。

まともなやつはいないのかよと。