スペースシャトルの引退

今回フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられたエンデバー。
過去日本人宇宙飛行士が３人登場したことがあるそうで。
日本でもなじみの深い機体だ。

シャトル計画は1970年代に始まった。
アポロ型宇宙船が使い捨てなのに対し、再利用を目的としての飛行機型。
スペースシャトルの初飛行は1981年、、コロンビア、チャレンジャー、
ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの5機が製作され、
1986年にチャレンジャーの打ち上げ失敗の爆発事故。
2003年にはコロンビアが大気圏突入で空中分解する事故を起こした。

今回のエンデバーは制作費17～18億ドルだそうで、1回の飛行の費用は
5億ドル弱だったのがコロンビアの事故以来安全対策費がかさみ、
10億ドルを越えるほどになってるんだそうな。

なにしろ飛行機のように翼があり、その重量がはんぱじゃない。
コロンビアの事故も翼部分の破損によるもので、実際に翼を必要とするのは
着陸時のみ。

結局は翼の無いカプセル式の方か格安で安全という結論のようだ。

今回が最後のミッションとなるエンデバーは1600億円以上もの開発費をかけた
宇宙探査機器を宇宙ステーションに運ぶのが主な仕事でこれをもって退役。
24回目の飛行だそうな。

スペースシャトルの飛行は6月予定のアトランティスを残すだけとなった。

NASA次のロケット計画はオリオン。
カプセル型の使い捨てタイプ。
予定では2015年以降の完成なんで、それまでは宇宙ステーションへは
ロシアのソユーズしかない。
物資を運ぶのは日本や他国のロケットも活躍するだろう。

なんかいきなり有人宇宙飛行に成功したと発表した国もあったようだが・・

現役を引退するスペースシャトルが売りに出てるって話もあった。
行き先が決まったようで。

ディスカバリーはワシントンDC郊外のスミソニアン国立航空宇宙博物館別館
スティーヴン・F・ウドヴァーヘイジーセンター。
エンデバーはロサンジェルスのカリフォルニア科学センター。
アトランティス号はフロリダのケネディー宇宙センター。

結局は全てアメリカ国内ってことか。
1機くらい日本に飾ってほしかったな。
38億で売りに出てたはずだけど、誰も買わなかった？

まぁ宝くじ当たっても足りないか・・・