幹事さんのひとりごと

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イプシロン

2013年08月30日 | ひとりごと
27日午後1時45分に打ち上げの予定だったJAXAの高性能と
低コストの両立を目指す新時代の固体燃料ロケット「イプシロン」は
発射19秒前に異常が検知され、カウントダウンが中止された。
ロケットの姿勢がわずかにずれていると地上側のコンピューターが誤検知し、
点火前に自動停止した。
JAXAは別の方法で確かめたが、ロケットに異常はなく、機体の
コンピューターから地上のコンピューターにデータが送られる際に
異常があった可能性があるとみて調べている。

鹿児島県肝付町の発射場に見物に集まった1500人の一般見学者をはじめ、
1万人もの見学者の落胆。
夏休み最後のイベントとして子ども達の期待をうらぎったかのような報道。
謝罪するJAXAの理事長の映像。

あのさぁ。
がっかりなのはわかるけど、打ち上げに失敗して墜落、爆発、炎上、犠牲者多数。
そんな結果になる前に、19秒前中止できたことへの賛美もあってしかるべきかと。
打ち上げを実施すれば必ず成功するという思い込みはあってはならないことだな。

しかも新型で全く実績のない機体だし。

世界のロケット打ち上げ価格競争に参入することを目指した小型の機体で、
従来の実績のあるH-IIAロケット用補助ブースターを1段目に活用し、2段目と
3段目には世界最高性能のM-Vロケットの上段モータを改良して使用。
搭載機器の点検をロケット自身が自律的に行うシステムを開発し、人件費を削減。
2台のパソコンだけで自動打ち上げ制御という簡素化。
従来の費用の半分以下での打ち上げを実現してる。

そんなこれからの主流となるであろう新型ロケットが数日打ち上げ延期に
なったことが今後にどれほどの影響があるんだろうと。
理事長が謝罪する必要など全くないことだな。

韓国ではこのイプシロンを大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発だと騒いでる・・・
どこを標的にICBMなんか開発するんだよ。
その前に長距離ミサイルならすでに宇宙まで飛ばせる実績のあるロケットは
脅威としないのかと。

そして、その肝付町で新たな問題が起こってるんだと。
イプシロン打ち上げの見物に訪れた野次馬15000人のために確保した駐車場やら
警備員やら諸々の予算が500万。
それをほとんど使い切ってしまったのに延期。
再度の打ち上げ時には同等の予算がかかるけど、その予算がないと。
まさかJAXAや国などが見物人のための予算を出すはずもなく。
まぁ観光で潤うだろうと言われても実際に観客から現金収入があるわけでもないし。
ましてや打ち上げ延期で見れなかった観客からはクレームだろうし。
現場担当としてはいらぬ祭りだよなと。


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2 コメント

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必要? (雲板)
2013-08-30 23:07:47
JAXAの理事長が謝罪したのが疑問
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謝罪 (幹事)
2013-09-02 09:15:29
国の税金で行ってる事業が計画通りに実施できなかったことへの
謝罪とすれば当然のことかもねと。
しかし、失敗事故を未然に防いだという自慢もあってもいいのかもと。
打ち上げをイベントとして見せるのが目的だったわけじゃないから、
観客の期待に対しての謝罪はいらないことだな。
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