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門前の子象

2006年05月11日 | 地域の話題
門前の小僧習わぬ教を読む

男鹿半島は風光明媚なところで、東京方面から来た人が伊豆など比べ物に
ならないほど美しいところで、夕陽が沈む海は言葉に表せないって言ってた。
その男鹿に「門前」という場所があり、JR男鹿駅からバスで行く終点地。
そこに「五社堂」という赤神神社のお堂がある。
2000年も前、漢の武帝が男鹿に連れてきた5匹の鬼が村で暴れて娘をさらい、
困った村人は1晩で千段の石段を積むことができれば年に1人の娘を差し出すと約束した。
999段積んだところで夜が明けたとの伝説があるところ。
その鬼の真似をしたのが「なまはげ」の始まりとも言われている。

そんな5つのお堂は国指定重要文化財にも指定されている。
その門前に象がいるのかと不思議に思ったこともあり。

「門前の子象かなわぬ今日の恋」

って思ってたから。

門前のバス停には見上げるほどのなまはげの人形がある。
とにかくでかいことや赤顔・青顔・角・牙で恐怖心を煽って「鬼」を邪悪なものという
印象を深めたものなんだろうね。

でも本来「鬼」というのは神の使いであり、災いだけもたらすというのもおかしな話。
たぶん昔の人が難破した外国船から降りてきた外国人を見て、日本人と比較に
ならないほどでかくて、色白の赤ら顔でわからない言葉を話してたとすれば、
それは鬼として恐れられても不思議じゃないな。

「男鹿」という名前。
宮城県に「牡鹿半島」というところがあって、「男鹿」とよく間違えられるんだけど、
昔は鹿がいたのかもしれないが、ってたぶんカモシカかな?
1649年に仙台から鹿を連れてきて放牧したってことだから、絶滅しちゃってたんだろう。
その放牧された鹿もいなくなっちゃって、寒風山のふもとにわずか数頭飼われてたのは
昭和40年代だろうか。

門前の小僧となんの関係もないな。


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