高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

経験したことのない新しい味は、いつもの味噌のなかにあった!

2015年06月20日 | 食・レシピ

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

先日マルキョーがテレビに出ました~。

パチパチ。

 

RKC高知放送さんのニュース番組こうちEYE内の

土佐人力というコーナーです。

 

小4長女、小2次女もバッチリ出演。

父の試作品に辛口コメントしよりました。

 

「コレ、辛い・・・」

 

いいね~~。

子供は美味しかったら食べるし

気に入らんかったら残す。

 

その正直さを父は求めちゅうぜよ~。

 

さて番組内ではちょこっとしか映っていなかったですが

娘たちが食べていた試作品はこれ

 

ジャ、ジャン!

 

 

 

漬けですよ~。

 

風味アップの味噌漬け。

 

子供たちがヅケヅケとコメントしてくれたのが

この漬けですよ~。

 

で、中身はコレコレ。

 

上の右が、生のウツボ。

 

上の左が、焼いたウツボ。

 

須崎といえば、ウツボです。

 

 

 

下の右が、たらこ。

 

下の左が、辛子明太子。

 

以前書いたヨーグルト味噌漬けの記事に

「明太子を漬けると美味いよ」とコメントを頂いたので

やってみたがです。

(on the hillさん、ありがとうございます!)

 

そしてウツボは

どうしても今年中にウツボ関連の商品を開発せんといかんがです。

 

 

もちろん

「う、う、う、う、う、うまい!!!」

 

 

いやいや、

なんてったって

辛子明太子は適度に水分が減って

辛さも強力になり

そして食感はネットリ~。

 

たらこも同様。

子供はこっちやね。

 

ウツボはというと

特に生で漬けたやつ。

 

焼いて熱々をかみしめると

熟成した味噌の香りと

ウツボの顔に似つかわない上品な身が

完全にマッチング!

 

強いて言うと

身の味は銀タラの西京焼きにめっちゃ近い。

 

皮はやっぱ独特や。

コラーゲンが多いきやね。

 

ということでやります、これ。

 

ウツボも明太子も。

 

この出会い

味噌屋としてほんま嬉しいがです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ほろ苦いキビナゴの味を、わが家では父の味にしようと思うちょります

2015年06月12日 | 日記

こんにちわ

高知の醤油屋マルキョーです。

 

南国土佐も梅雨に入り

ジメジメと気持ち的に微妙な季節になりました。

 

晴れれば晴れたで

地面の水がモワ~っと立ち昇ってくる気温31℃だったり・・・。

 

ここは気持ちの切り替えをせんといかん!

 

ということで大人になったら

以前よりめちゃくちゃ好きになった

旬のキビナゴを揚げてみたがです。

ジュワジュワ~。

高知のキビナゴは美味いぜよ~。

 

キビナゴの南蛮漬けが

ミョーに昔から好きながです。

 

キビナゴのえいところはと尋ねられたら

頭からシッポまで一口で食べられるとこや、と答えます。

 

なんて言ったって

熱々を食べた時の身のふっくらした甘みと

気持ちのいい苦味が

口の中でハフハフとひとつになって

そら~美味いですき!

 

子供にはまだわからんやろ。

 

野菜をあまり食べない小2次女のために

今回はゴボウも一緒に揚げてみた。

美味い!

美味すぎる!

 

単にキビナゴに片栗粉をまぶして

油で揚げるだけ。

 

簡単や!

簡単すぎる!

 

いや、簡単やから素材の良さで

すべてが決まるがや。

 

おおっ~、漁師町でよかった~。

 

しかも予想に反して

小4長女&小2次女も食べよります。

 

ということでこれをわが家の父の味に認定ですき。

 

「父との思い出は

漁師町のあのほろ苦い味でした。」

って格好えいやん。

 

 

 


失敗してもいいんです!家族みんなを笑顔にする手打ちパスタの底力

2015年06月03日 | 食・レシピ

こんにちわ

南国高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

今日はあいにくの雨。

ですがカエルはホンマに嬉しそう。

ゲコゲコとどこからか聞こえゆう!

 

さて前回の続きですけんど

気張って混ぜた次女のおなかみたいな生地を

冷蔵庫でぐっすり寝かせまして

伸ばして切ってみました。

 

これですき。

予想以上に切るのがムズカシイ!

 

切った後ちゃんと小麦粉を付けとかないと

すんぐに麺同士がくっついてくるし。

 

だいたい太い!

 

いや、太いのは自分の力量や!

 

「こりゃー、うどんでっせ旦那」

「お父さん、もっと細く切らんといかんで!」

「私がやりたいやりたい!」

「いかんいかん!これは大きい包丁使うき!」

 

そんな会話が入り乱れて

現場はワーワー。

 

ほんで鍋で茹でたがです。

 

そしたら太い麺が

もっと太くなってまっことビックリ!!!

 

うどんどころの話じゃない。

 

なにこれ なにこれ なにこれ~~~いうて

家族総出で笑ったがです。

 

で出来上がったのが

トマトクリームパスタと

小2次女が大好きペペロンチーノ にんにく大量バージョン。

両方ともソースの味はグー。

 

さあ食感はーーーーー!?

 

これがまた

 

 

期待を裏切って

 

 

フニフニ フニクラ

 

 

まったくモチモチしちょらん。

 

モチモチした手打ちパスタを食べたいがために

家族で行った共同作業。

 

モチモチは星のごとく遠くへ。

 

けんど小4長女が

「私、これ全部食べたい!」ていうがです。

 

そうか!

家族みんなで

そして自分の手を使って一から作ると

やっぱ違うんやね。

 

やっぱそうや。

 

そういうもんや。

 

こんなに面白いものとは

考えてなかったちや。

 

 

 


手打ちパスタが小2次女にまっこと似ていると気付いた日

2015年06月02日 | 食・レシピ

こんにちわ

南国高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

先日久しぶりに手打ちパスタを食べたがです。

マルキョー醤油を使って頂いている「シュ イサイ」さん。

オーナーシェフは世界大会で銅メダルの方!

 

モチモチした食感がほんま美味しかった~。

 

とうことは~

やっぱり家でやろうっとなるわけで

早速やってみたがです。

 

強力粉でOKとネットにあったので

すぐにスーパーへ買いに行き

混ぜる。

 

このあたりで子供たちが寄ってき始める。

 

ワラワラ。

 

 

そしてこのあたりになると

小4と小2になる積極性のかたまり達が

「やりたい、やりたい!」と

大声を出し始める。

 

そしてかたまり同士が

「私が先やき!」とぶつかりあう。

 

いつも通りやな~。

 

なので3つに割って

おりゃ~。

 

小さな手で頑張ってこねる姿は

可愛いもんです!

 

自分は15分

子供たちは30分やったところで

なんとかきれいに混ぜ合わさってグー。

 

そこで気づいた。

まっこと一緒やんか。

 

これこれ。

 

見ての通り

想像しての通り

弾力もツルツル感も

まっこと一緒ちや!

小2次女が所有する

お・な・か。

 

 

 

 

 

 

 


酸いも苦いも経験した大人は、直球だけではなく変化球を楽しむものだ。

2015年06月01日 | 食・レシピ

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

味噌仕込みが終わり

今日の朝から納豆ごはんが解禁ですき!

 

なぜってそりゃあ

納豆菌が体に付いたまま

味噌仕込みすると味噌に増殖する恐れがあるがです。

 

考えるだけで怖いです。

もしタンクいっぱいのネバネバ味噌が出来たら・・・。

 

さて最近の納豆ごはんのお供はコレ。

味噌漬け~。

 

しかも

ヨーグルト入り~。

 

味噌3 :  ヨーグルト1という割合でしょうか。

 

40男になって

さらに野菜がうまく感じるこの頃ですが

普通に生で食べても面白くない。

 

いや誤解がある。

 

もちろん生も美味しい。

野菜の味が直球でズバンっとくる。

でも毎回ズバンっズバンっ来られても困ってしまう訳で。

 

それに比べ味噌漬けというのは

なにか哀愁が漂うといいますか。

だいたい食べる頻度って多いですか?

 

自分も味噌屋なのに

そう多くはない。

 

そこでこのまえ久しぶりにやってみたがです。

 

味噌ヨーグルトの野菜漬け。

 

子供たちが好むとか好まないとかの問題ではない。

 

そもそも直球でしか勝負ができないあの子たちとは

生きる世界が違う。

 

そう、大人はぶれない。

 

そして家族のだれも知らない

最近お気に入りの秘密の調味料を入れて完成!

 

案の定子供たちの反応は予想通り。

箸が動かん。

 

いいんです。

 

さすが年の近い奥さまは

少し食いついてきた。

 

でもこの秘密の調味料は絶対言わないと決めちゅうがです。

 

このあいだもしつこく聞かれたけど

言わんようにしちゅうがです。

 

そう、大人は変化球を楽しむだけではなく

ミステリアスを秘めてないといかんがです。