高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

大分道中~醤油編~

2008年05月10日 | インポート

大分にはかなりの醤油屋さんがあります

そして九州のお醤油の特徴は甘い

南に行けば行くほどもっと甘い

私のいる土佐も真中から西に行けば

甘くなります

だから私の蔵も(丸共味噌醤油醸造場)甘みのあるお醤油です

しかし九州はもっと甘いんです

これこそ食文化 大手キッコー○ンが苦戦するのもわかります

今回は3社まわってお土産屋さんなんかも入れると

20種類ほど味見しました

2才の娘がえらい舐めたがるので大変でしたが・・・

それでお味噌も含めると10種類ほど買って来たので

大分に醤油を買いに行ったようなものです

一口に甘いと言ってもスッと消える甘み

余韻が長く続く甘み

両方が絡んで厚みのある甘み

おいっこれは醤油じゃなくてソースでしょ?

ていうやつなんかもあったりして

うちの商品に反映させようという嬉しい収穫もありましたよ

それと店構え

みなさん魅せてましたね- いい雰囲気にしてました

Photo

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ここはこういう風にやってんだーとか

このディスプレイはいいねーとかって嫁と話しながらの旅でした

ちなみに人生で初めてコーラを飲んだ愛娘が

とても気に入ったのかたくさん飲んで

夜、ホテルでひとくちゲ○をしました


大分道中~料理編~

2008年05月07日 | 食・レシピ

いざっ大分!ということで家族で行ってきました

今回の目的は大分のお醤油と、

古い蔵の見せ方、そして郷土料理なんです

ということで料理編

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ちょっと分かりづらいなーこれ

黄飯(きめし)といってほんとに黄色

くちなしの実で色づけするそうです

サフランライスがお茶碗に入って味噌汁と一緒に

出てくるのを想像してください 「えっっ」てなるでしょ?

この色にびっくり心ウキウキ なるほどおもてなしの料理だそうです

つづいて団子汁

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団子が入ってると思ったら違うんですね

平たくて太い麺がドーンと

しかもかなりのもっちり具合で白味噌ベースの汁と合う合う

身も心もあったかくなる逸品でした

そしてこれ、

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「りゅうきゅう」っていうんですが漬けではなく

柵切りにした刺身に醤油、みりん?等々で作った甘めのタレを

かけてるんです これが美味い

ん?待てよ

これ系の料理にはまず私の地元高知ではお酢が入ってます

もしくはゆず酢とかね

オカラで作る卯の花にはお酢がきいてました

でも高知ではお酢はまず卯の花には入れません

そうなんですお酢の使い方が違うんですよ

話によると日本酒文化と焼酎文化の違いじゃないかと

なるほどっ 

すっきりな焼酎には重みのあるメイン料理

重みのある日本酒にはすっきりなメイン料理

それを副菜が補うという感じでしょうか

うーむどこかのCMじゃないですがバランスが大事~

ちなみにお酢の消費量は暖かい地域ほど

高い傾向があります

そして現在 温暖化で消費エリアが北上しているそうです

しかし大分の料理は美味しかったし刺激を受けました

うちのお客さんに紹介しようと思うものもあったし

新商品へのきっかけになりそうなものがあって

かなり充実 わーいわーい